「核兵器も基地も軍事同盟もない平和な日本とアジアを－－いま、沖縄と心ひつつに」をスローガンに「２０１０年日本平和大会」オープニング集会が１２月３日、長崎県佐世保市で開かれました。大会は５日まで開かれます。
オープニング集会では冒頭、全労連の大黒作治議長が開会あいさつし、日本平和委員会の千坂純事務局長が基調報告を行いました。
千坂氏は沖縄県知事選の成果にふれながら、沖縄と全国の連帯を強め、米軍基地縮小・撤去の運動をさらに発展させようと呼びかけました。また、北朝鮮による韓国への砲撃について「絶対に許されない蛮行」と批判しました。アジアの平和を実現するためには軍事同盟強化ではなく、平和外交の努力が必要だとし、軍事同盟から平和の共同体づくりが世界の大きな流れになっていることに確信を持って、国民の切実な諸要求と結んで、日米関係と安保を問い直す草の根の運動を広げていこうと訴えました。
会場には沖縄代表が登壇、沖縄県知事選で健闘した伊波洋一氏と宜野湾市長選で当選した安里猛新市長のビデオメッセージが上映されました。
アメリカ、韓国、フィリピンの海外代表のあいさつの後、大会の長崎県実行委員会委員長の歓迎あいさつ、佐世保空襲被害者遺族会会長の訴えが続きました。
＜２０１０年日本平和大会のスケジュール＞
■１２月２日（木）
１４：００～１８：００ 国際シンポジウム
■１２月３日（金）
１４：００～１７：００ 基地調査行動／佐世保基地とその周辺
１８：３０～２０：３０ 全体集会Ⅰ オープニング集会
■１２月４日（土）
１０：３０～１５：００ シンポジウム、分科会
１６：００～１８：３０ 全体集会Ⅱ 全国と世界の運動の大交流集会
■１２月５日（日）
１０：３０～１２：００ 全体集会Ⅲ もう基地はいらない！
佐世保ピースパレード（佐世保公園）【日本平和大会実行委員会とは】 http://www.heiwataikai.info/
その年の「日本平和大会」を企画し、成功させるために例年、立ち上げられ、約５０団体で組織されています。実行委員会の中核になり、例年の実行委員会と実行委員会をつないでいるのが、事務局団体です。（全労連、新日本婦人の会、原水爆禁止日本協議会、安保破棄中央実行委員会、日本民主青年同盟、日本平和委員会）
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