出る杭
https://derukui.com/2020/12/omission-of-attachment-with-yuho/
上場企業が内閣総理大臣に有価証券報告書を提出するにあたり添付することが求められている書類に「定款」がある。
したがって,上場企業の定款を調査したい場合には,EDINETの有価証券報告書を閲覧するという方法がある。
これまで,添付されている年と,添付されていない年があることの理由について,意を払っていなかったが,企業内容等の開示に関する内閣府令第17条によって定められており,5年ごとの提出が原則で,定款の変更があれば,「定款等と前添付書類とで異なる内容の部分とする」とされているが,通常は,定款全文が提出されているようである。
上掲HPによると,1年間に10件程度のうっかりがあるようだ。
添付すべきである場合に,添付漏れであると,追完ではなく,訂正報告書の提出が必要となる。
https://www.brhd.co.jp/ja/ir/library/securities/main/01/teaserItems1/0/linkList/04/link/15_4Q_teisei0816.pdf
現行の商業登記制度において,一般の株式会社については,「定款」や「株主名簿」は,公示の対象とされていないが,取引の安全の観点,また昨今物議を醸しているマネー・ローンダリング対策の観点からは,定期的に提出&公示の対象とすることを検討すべきではないだろうか。デジタル社会においては,株式会社に対して,過度の負担を課すものではないと考えられる。
https://derukui.com/2020/12/omission-of-attachment-with-yuho/
上場企業が内閣総理大臣に有価証券報告書を提出するにあたり添付することが求められている書類に「定款」がある。
したがって,上場企業の定款を調査したい場合には,EDINETの有価証券報告書を閲覧するという方法がある。
これまで,添付されている年と,添付されていない年があることの理由について,意を払っていなかったが,企業内容等の開示に関する内閣府令第17条によって定められており,5年ごとの提出が原則で,定款の変更があれば,「定款等と前添付書類とで異なる内容の部分とする」とされているが,通常は,定款全文が提出されているようである。
上掲HPによると,1年間に10件程度のうっかりがあるようだ。
添付すべきである場合に,添付漏れであると,追完ではなく,訂正報告書の提出が必要となる。
https://www.brhd.co.jp/ja/ir/library/securities/main/01/teaserItems1/0/linkList/04/link/15_4Q_teisei0816.pdf
現行の商業登記制度において,一般の株式会社については,「定款」や「株主名簿」は,公示の対象とされていないが,取引の安全の観点,また昨今物議を醸しているマネー・ローンダリング対策の観点からは,定期的に提出&公示の対象とすることを検討すべきではないだろうか。デジタル社会においては,株式会社に対して,過度の負担を課すものではないと考えられる。