PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

日々雑感。

2021-07-20 | ニュース
※画像は30年近く行っている某時計会でのひとコマ。




最近、渋谷に行くと、あの秋田犬ハチの銅像とよく目が合う。

私が上京した時と変わらない居心地のよい場所の一つだ。

仕事帰りにまだよくわからないトーキョーでハチを起点にして、宇田川の宝石広場の暗い階段を

登って行ったことがなつかしい。

当時は16520黒のみプレミアムが付いていたが、それでも100万以下で売っていた気がする。

手巻きのポールニューマンだって200万円以下だ。

現在はどうか。

1997年の日本のサラリーマン所得が100とすると、2019年で90というデータを先日目にしました。

ちなみに韓国は130以上、米国は158になっています。

ということは、日本人にとっての所得とロレックスの価値上昇は反比例の傾向で、もはやコレクションは

至難の業です。

今後、日本人は世界中でロレックスを10年前のように容易に買うことはできません。

海外でも、ストックはありませんし、定価ベースでいえば、日本の正規価格より20%以上高額な国もあります。

タックスリファウンドで戻されても多くは高額です。

だから、1990年代のような海外買い物ツアーなんてもはや日本人の歴史です。

日本は、賃上げしているのに、ガメツイ値上げ反対の消費者によって委縮した産業経済構造となりました。

これがいわゆる、デフレスパイラルという竜巻現象です。

安いことはいいことだ、は結果、世界経済から追い出された我が国の結末ともいえるんですね。

今後はますます銀座が遠のいて行く気がしてならない。

そう思いながら、未成年の犯罪や、刑事罰に時効が存在するのに、子供の頃のイジメが40年近く経過した今になっても

時効にならないという疑問を想起しながら、35度以上の渋谷の街を闊歩した。





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