PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

「クラシックロレックス」を買おう。

2008-10-05 | ロレックス

 漸次ロレックス正規店頭から姿を消していく「クラシックロレックス」。現行残存エアキング,デイトジャスト,パーペチュアル,エクスプローラーⅠとⅡ,シード,各サブマリーナが4月頃から急速に売れています

 それらロレックスが投機目的であろうと,末端最終消費者の需要があるのだから問題ではない。つまり購入者(初心者一般ではなく,かなりのロレヲタコレクターの意。)が現行全ロレックスラインが完全確定したこと(各エクスプローラーを除く)にともない,特にバーインデックスの太い夜光,太い2針,ケースデザインの違和感,全体的なダメさ加減に辟易してこれらクラシックロレックスの購入に走っているのでしょう(これを裏付ける事象として新型ノーマルミルガウスの新品価格は日本正規価格を下回っていますし,緑硝子風防のミルガウスもプレミアム価格の半額まで暴落してしまい,ディープシーも日本正規と並行ショップ価格との差がほとんどない状況。ミルガウス緑硝子風防が限定ではなく,メーカーの製造上の問題で,本来プレミアムはまったく付かないことは以前私はブログで言いました。だからこれを極めて高値で売り抜けた人は確信犯的なラッキーでしたね200万円近くで購入した人はもっと冷静にモノの価値を見極めるべきでした)。

 ロレヲタなるがゆえの,本来不必要のロレックス(エアキングやデイトジャスト,パーペチュアル)までほとんど脅迫観念と収集家根性としての義務に追われてバンバンブラックカードを切っているのです。

 たとえばエアキングの正規価格は40万円程度ですが,日ロレ正規オーバーホール基本料金が4万4000円になっている状況からすれば,ショップで中古で購入してもナンダカンダ言って価格差は数万円程度となります。これなら正規新品が売れる理由もよくわかりますよね。

追記…私のブログ検証解説,お話の対象ロレックスは断わり書きがない限すべて〝メンズモデル〟のみで,合型やレディースは対象外としています

「クラシックロレックス」とは…

リファレンスナンバーが4桁または5桁のロレックスのこと。例外的にエクスプローラーRef.114270も含む。私が現在購入を推奨しているものは現在ロレックス正規店で販売している5桁のロレックスのこと(エアキングなどの不良在庫も含む)。

 現行の重量感のあるロレックスと比較すれば,きわめて軽量でブレスが脆弱な感があるが,今後,シンプルなパーペチュアルからデイトナまでのメンズ全モデルで値上がりが予想される。特にディープシーや新型金無垢サブマリーナ登場で,昨今のRef166001661014060Mのシード,各サブが投機目的で正規店頭からデッドストック用にと同じモデルを数本購入していく者もみられる。またRef16600は先月の正規価格表には掲載されているので,世間で言うディスコンかどうかはわからないが,クロノメーター無の14060M(※ノンクロノ表記の14060MはZ6ナンバーが最終であろう)はRef16600並に全く店頭にはないしかし地方都市正規店にはまだストックがあるかもしれない。私の見解では現在まだ正規店頭新品としてあるであろう〝クロノメーター無の14060Mを購入しデッドストックしておくと数年後イイことがあるかもしれないと予測している

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