Audemars Piguet
オーデマピゲットではなく、オーデマピゲ。
Breguet
ブレゲットではなくて、ブレゲ。
Piaget
ピアジェットではなくて、ピアジェ。
いわゆる、〝T〟を発音しない世界3大ブランド時計。
これらのブランドは、スイスのジュウ渓谷とゆかりが深い点も共通なんです。
この3ブランドの中で、いまいち、マイナーなのが、Piagetです。
でも、このPiaget、
実は調べてみるととてもユニークなブランドです。
というのも、Piagetというのは宝飾品としていまでは時計のそれよりも勝っていますが、
元来は、時計のムーブメント製造会社。
それも、より小さく、より薄くをモットーに、そのムーブメントの薄さを以て、宝飾、貴石を文字板に使用できる
工夫をしたわけです。
そいういった意味で、1950-1960年代のバセロンの薄型腕時計や、ローレックスのベリーフラットのムーブメントとして
供給されました。
でも、アンティークはまだしも、それほど以前ではない、2000年代初頭のモデルは、私には小さすぎるし、時計ケースの
雰囲気も、似合わない。
これは、前回のブログの、〝みったくめんこな腕時計〟とは毛色が違うのです。
たぶん、当時のPiaget社はDANCER、ALTIPLANO、PROTOCOLE、POLO、EMPERADORほかすべては2000年代になっても
1980-1990年代の風情を残した、いわゆる、アンディウォーホルや、アランドロンを信奉する60代以上の高齢欧米人かはたまた
成金華僑と限定されてしまうような時計形状が多く、だから、こういった狭義のオーナーのため、時計マーケットでも評価が低かったとも
いえます。
しかしながら、限られたモデルですが、この数年来、私にとってピアジェブームが来ているんです。