PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

手巻デイトナのメンテナンス再開について検証する。

2010-06-05 | 悩み

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本ブログでも手巻デイトナのメンテナンス終了についてのメーカー責任について言及してきましたが、再考されて、再開されているようですね。6262や6239までも拡大していただければ嬉しいのですが、ディスコン30年未満すれすれの6263や6265は時効的には切れてはいますが、メンテの再開はメーカーのご好意です。

しかし、二、三年は6263、6265のメンテ拒否期間があったことを思えば、2012年ぐらいは大丈夫かもしれません。でもメンテナンス姿勢が一転するコレクター泣かせのメーカーですから、そういった意味でも、もしメーカーメンテありきで、6263や6265をご購入されるのでしたら、おすすめはできません。ストレスになりますからね。

2年近く前にロレックスの二代続いた社長一家がご退任され、あのドイツ銀行からやってきた人物が社長職に就いたとのことですが、バンカーがメーカー責任という純粋な考えからパテック社のような自社のアンティークメンテ部門を真剣に検討するとはさらに思えません。ただ手巻デイトナやミルガウスなどの現在メンテ不可の4桁を、実際のメンテ価値が個体当たり20万円は支払評価されると試算されれば、基本バンカーですから、利潤獲得という考えから別な切り口で、滅茶苦茶なワビサビの味わいだけが残るロレックスのメンテを世界中から受けることになるでしょう。

私は、商売という観点からこういう切り口は当然大歓迎です。


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