PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

不安を煽って。

2010-05-18 | 悩み

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人に語れるほど経済を勉強したことの無いキャスターたちが経済の不安を煽って、そこから見えてくるものは何であろうか。

テレビの視聴者のほとんどの方はマイナス志向に向かう。不安で不安で、反社会的な暴挙に出る者もいるでしょう。

しかし、振り返ると我々がこれまで生きてきた人生の中で悩んだこともなければ、嫌なことも、まったくなく生きてきただろうか。草木や農作物も暴風雨やうだる様な強い陽射しを受けずに成長することができるだろうか。止まない雨は無く、避けることが出来ないマイナス要因も万物を成長させるのだ。美輪明宏氏は「人生はプラスマイナスゼロ」といい、故藤田まこと氏は言います「借金も財産だ」と。

おじけづいたら負けるのだ。破滅してしまうのだ。あるはずの打開策も突破口もたちまちにして自己の前から消えうせてしまう。

つまり、外的な要因ではない。自分の内的な要因ですべてが瓦解してしまうのだ。心が恐れを抱き、不安におののき、自分からなし崩し的に負けてしまう。そう考えるとそんなことで悩むなんてつまらなくて悔しいではないか。つまり人のせい、モノのせいには元からできないのだ。

さらに言えば、自分をそういう不安におののかせている隙に、悦に入り、大いに儲けている連中がいる。つまりこれもプラスマイナスゼロという天秤が経済では成立しているのだから、先のキャスターは我々を不安にさせる連中の小さな先兵と考えれば、いままでの自分を情けなく思うようになるだろう。 

4桁のメンテナンスも日ロレがやらないのであれば、腕の立つ技術者を抱えるメンテナンス会社に委託すればいい。最初の1本が満足する出来で戻ってきたのなら、それを突破口として後顧の憂いも無く4桁を何の悩みも無く進んで購入していけるのだ。

先日、某電気会社の社長と会談する機会がありまして、彼は「夜は魔物が棲むんだよ。だからどんなことであっても物事を考えてはいけない。考えれば必ず負の考えが起こり、そこから連想して、マイナス思考の呪縛にはまるのだよ」と。私も学生時代からこれには同感であった。しかし、私の4桁の外装部品はある意味すべて不安だらけだ。


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