フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

行列

2010-12-21 22:51:09 | Weblog
行列の出来る相談所という番組が人気ですが、行列といえば、今日行われた、三重テレビの「中日ドラゴンズ・応援感謝の集いin三重」のイベントにも長い行列が出来ていました。確かに人気度は行列の長さに比例すると言ってもいいかも知れません。
また一方でその行列を見て楽しくなるイベントもあります。各地のお祭りのパレードなどがそうですが、北海道は旭川市の旭山動物園のペンギンのヨチヨチ歩きの「ペンギンの散歩」という行列は北海道の冬の風物詩になっています。キングペンギン15羽とジェンツーペンギン2羽が500メートルの距離のコースを40分かけて進むのです。もともと餌を取りに海まで行列を作って歩いていく習性を生かしたものですが、冬の運動不足解消や春の繁殖期に向けた体づくりの目的もあるそうです。ヨチヨチと歩く姿は愛くるしいですね。
話は変わりますが、イギリスでは行列を見かけたら、まず並べという言い伝えがあるそうです。なぜなら一番後ろに並んだ後に、すぐ前の人に「この列は何の列ですか?」と尋ねるのです。そこからコミュニケーションを始めるのだそうですが、これがお国柄なんでしょうか。私は行列を見ただけで逃げ出すのですが。

宝くじ

2010-12-20 23:08:32 | Weblog
宝くじの発売が終盤戦になっています。現実をしっかり見て、買うことを躊躇する人がいたり、夢を追う為に駆け込んで買いに行く人がいたりと様々でしょう。、この思いは世界共通ですね。
チェコからこんな話題が届いています。20才の学生が当たっていた宝くじを破り捨てたところ、後から当たりくじだとわかりました(ちゃんと数字をチェックしているのが凄い)。440万円の当たりだったので、学生はあわててごみ箱の中から、破り捨てた宝くじの切れ端をかき集めました。執念は実りました。すべての切れ端を見つけ出したそうです。このお金で母親に新車をプレゼントするそうですが、この心がけが良い結果を生んだのでしょう。
ところで破れた宝くじは日本でも換金出来るのでしょうか?数字はもちろん、必要な要件がすべて読み取れればオッケーのようですよ。
知識としては十分詰め込みましたから、あとは幸運の女神が買った宝くじに舞い降りるかどうかです。そうそう、宝くじを買い求めるときに、どの店で買っても確率は一緒だと私は思うのですが、異義を唱える友人もいるのです。私はおかしいなあと思うのですが皆さんはどう思いますか(笑)。

褒める

2010-12-19 20:56:46 | Weblog
イギリスの大手の出会い系サイトが女性に対する効果的な口説き文句を調べました。最も効果的なのは「君の唇はきれいだ」と褒めることで女性からの反応が最もよかったそうです。ただし国によって成功率は異なるそうで、アメリカやフランスは服を褒める、イギリスは足を褒める、さらにドイツやカナダは肌を褒めるのが効果的だったそうです。
この話題では、残念ながら日本女性については書かれていませんでした。褒めることは人間関係を円滑にする為には大変効果がありますが、一つ間違うと逆効果になりますから、注意しなくてはなりません。職場での女性の褒め方が一番難しいでしょうね。上手に褒められると嬉しいのは誰も同じですが、上手という域に達するまでが中々です。恋人同士の褒め方は少々羽目を外しても笑顔で受け止めてくれますが、そうでない場合は、えこひいきに取られて他の女性から非難されます。そのほかその女性の評価的な意味合いになる言葉は要注意です。まあ、素直な感情から出ている言葉なら、素直に受け取って貰えますが、あくまでもTPOを考えて下さい。職場で仕事中に「君の唇はきれいだ」なんて言うと大変ですぞ(笑)。

コタツ

2010-12-18 23:07:52 | Weblog
昨日の日本列島の記録的寒さから、ついにコタツを出した人も多いですよね。九州など各地で初雪が観測された位ですから。
コタツといえば我が家はフローリングの部屋が多いせいかここ数年は縁が全くありません。子供の頃の日本の景色の代表はコタツにみかんでした。その印象が強いので飲食店の座敷で掘りコタツになっているとホッとします。これも原体験からでしょうか。その後のコタツの思い出といえば学生時代の下宿生活です。家具の王様という顔付きで部屋の中央にどーんと構えていて、そのまわりに、まあ手の届く範囲に必要なものが置かれている状態でしたね。寝る際にもコタツに布団をかけるだけです。ちょっとした不注意で布団を焦がした苦い思い出もあります。
そうそうコタツで起こした火事で亡くなる人がかなりいるとのこと、気をつけなくてはいけませんよ。特にコタツの中で乾かそうとした洗濯物や押し込まれた掛け布団が燃えるケースが多いそうです。
それでもコタツの良さを改めて感じている人もいましたよ。家族がそれぞれ自分の部屋でバラバラだったのが居間にコタツを出したら皆が集まって来て会話が戻ってきたそうです。コタツの団欒を見直すべきかも知れませんね。

鍋料理

2010-12-17 23:56:38 | Weblog
いろんなデータがあるものです。それは家庭で鍋を食べる頻度です。秋から冬に鍋料理を食べる回数が7都道府県で最も多かったのは愛知県です。鍋料理というのは、テーブルに鍋ごと置けばもうそれは鍋料理なんですね。食材を変えれば毎日でも鍋料理を食べる事が出来ると豪語する人もいる位です。
鍋料理が日本で始まったのは明治時代からで、それまでは一人一膳の食生活が中心でした。鍋を囲んで食べるのは仲間意識が芽生えて楽しいものです。それだけにお客さんを迎える時のメニューには非常に喜ばれるでしょう。
先日も山形県天童市で鍋料理の味を競う「平成鍋合戦」が行われました。そこで優勝の「鍋将軍」は地元の「蕎麦すいとん鍋」でした。みそとしょうが味のスープにそば粉入りのすいとんや野菜を入れた料理です。これから、寒さが厳しくなるだけに益々鍋料理が食卓で多くなりますが、このすいとん鍋のように、故郷独特の鍋がどこでもありますから、友達同士の集まりの場合には、持ち回りで自分の故郷の鍋料理を用意してみてはどうでしょうか?
愛知の赤味噌を使った鍋料理の人気はどうでしょうか?

韓流ドラマ

2010-12-16 23:53:15 | Weblog
「冬ソナ」から始まった韓流ドラマのブームは、衰えるどころか益々燃え上がっています。大手レンタルビデオ店「TSUTAYA(ツタヤ)」での韓流ドラマのDVDが貸し出された回数が年間で1億回の大台を突破するそうです。私も早い時期に「冬ソナ」で韓流にはまりましたが、今だに韓流ブームが続いているのにびっくりしています。ただ最近の傾向としては、韓国の若手音楽グループによる「K-POP」が日本の若い女性の間でブームとなり、彼らが登場する作品に人気が集まっているようです。もちろん韓流ドラマの主流でもあるどろどろなストーリーも相変わらずのようです。
しかしあの韓流ドラマを見ていて、次から次へとよくトラブルが起きるものだと脚本家に敬意を表しますよ(笑)。前はたいてい場面転換は交通事故でしたが、最近はバリエーションも多くなりましたね。感心するのは女性のセリフです。本当にはっきりと物を言います。毎日ディベートをしているのかと思う位ですよ。それと特筆すべきは、女優さんが肌が綺麗ですし、もちろん美しい。その女優さんがまた上手に涙を流すからたまりませんね。
ところでBS放送では朝から晩まで韓流ドラマを放送していますから、家を出るにも出れないと嘆いている奥さんもいるようですよ。

偶然

2010-12-15 23:06:26 | Weblog
こんな偶然あるんですね。海外からの話題ですが、警官にスピード違反の切符を切られた男が2年前にも同じ警官に切符を切られていたんです。それも最初がイギリスのロンドン、次がニュージーランドのクライストチャーチ近郊ですからびっくりです。警官の方は26年間ロンドンの警視庁に勤めた後、ニュージーランドに移り住んで警官になっていました。一方切符を切られた男性も2週間前にニュージーランドに移住したばかりだったそうです。
私自身の経験では、「こんな偶然が」ということは思いつきませんが、結構あるかも知れませんね。知り合いが海外旅行をした際の飛行機で往きも帰りも隣に同じ人が座ったと聞いたことはありますが…。そうそう甥っ子が母親が手放した自動車にはねられた(身体がたんぼに落ちて軽傷)ことがありましたが、まあこれも偶然でしょう。
偶然といえば、雨乞いをしたら雨が降り出したのは偶然でしょうか。こんな話があります。日照り続きで困ったお百姓さんたちが村の神社で雨乞いの儀式を行いました。村中の人達が集まったのですが、その中で傘を持ってきたのは小さな子供一人だったそうです。雨が降るのもやっぱり偶然ですかね。

右左

2010-12-14 22:30:22 | Weblog
先日発表されたイギリス王室の来年4月に結婚するウィリアム王子とケイトミドルトンさんの公式な婚約写真は非常にリラックスした雰囲気なものも含まれていました。日本でも皇室関係のほほ笑ましい写真の公開が日常的になっていますが、かつては皇室の写真がそれまでの日常的習慣を変えたこともありました。
歳の暮れになると変わり雛が発売がありますが、本物のお雛さまの男雛と女雛の座る位置です。現在でも京都のお雛さまは、向かって右が男雛、左が女雛ですが、大正時代以前はすべて京都風でした。しかし昭和天皇の即位式で向かって左に天皇陛下、右に皇后陛下がお座りになったことから、人形店は一斉にこの形に変えたものです。
このように皇室のしきたりが一般に伝わることが多くありました。その前は徳川幕府のしきたりですね。そうしたしきたりの中には、日本独特の礼儀正しさを表すものがあったはずですが、残念ながらそうしたものが希薄になっていっているような気がして仕方ありません。恥の気持ちの欠如ですよね。まず家庭の中から始めていきましょう。

大掃除

2010-12-13 23:01:38 | Weblog
今日13日はこの年のすすを払う大掃除の日です。江戸時代から江戸城の大掃除に因んで行われていますが、元々この日は幸運日で信仰的にも大切な日です。
最近は掃除力で幸運を呼び込む事が出来るという本さえ出版されているように、毎日の掃除が注目されます。えっ、毎日!と驚かれた方も、今日くらいは、身の回りがきちんと片付いているかを確認して見ましょう。
ところですす払いとなると政権を取った党も一年以上のすすが溜まっていませんか?そのすすが風に吹かれて茨城県まで飛んでしまったようです。今日は役員会があったようですが、ちゃんとすす払いが出来たのでしょうか?すす払いよりも、政党を森林に例える人もいます。森林は杉や桧を育てる為には、下草などの雑木を取り除かなくてはなりません。除間伐をするんです。杉や桧の成長を妨げるものに、落ち木、曲がり木、暴れ木、傷木等がありますが、これをきちんと処理しないとしっかりした樹木が育ちません。ですから、鬱蒼とした森もこうした手入れをきちんとしないと森の形が崩れてしまうのです。
さあ、だれが樵さんとなって、だれもが森林浴を楽しめる森にしてくれるのでしょうか。

漢字

2010-12-12 21:15:29 | Weblog
年末は漢字の季節といってもいいですね。先日は今年の漢字が「暑」と発表されましたし、その前には、今年の世相を4文字で表現する「創作四字熟語」の優秀作品が発表されました。「三見立体」は3Dのテレビや映画がブームになったことを表し「全人見塔」は東京スカイツリーの建設にちなんて、また「土佐人気」は龍馬伝の舞台となった高知の人気ぶりを詠んでいます。漢字の面白さが出ていますね。常用漢字が増え、また名前に使える漢字も増えました。
ところで漢字を見ていると、漢字を構成する部分部分に意味があって、分析してみると、よりその漢字の意味がわかりますね。あるテレビのクイズ番組で、「東京」や「京都」の「京」の意味を尋ねていましたが、正解は「大きい」でした。このことからふと思い出したのが「鯨」という漢字です。なるほど魚の大きいのが鯨だ(実際は魚ではありませんが)とわかります。また、ちょっと汚い話で恐縮ですが「糞」という漢字は、米が変わり異なったものになったものと意味しています。
このように漢字は意味の塊ですから、もし忘れたとしたら、そんなところから思いだしたらどうしよう。楽しいですよ。