フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

漢字

2010-12-01 22:23:10 | Weblog
政府が昨日、社会生活で使う漢字の目安となる、新しい「常用漢字表」を告示しました。1981年の制定以来初めてで、196字を追加しました。これだけ増えたのは、パソコンなど電子機器の普及で日常的に使われる漢字が増えたことに対応したのだそうです。この告示に伴って、人名用漢字を定める省令で新常用漢字、約60字も使えるようになりました。名前に付けることが出来る漢字が増えたのです。
思い出すとかつて長女の名前を区役所に届ける際に「芙」という字が使えなくてその場で「扶」に決めたことがあります。その後次女のときには「芙」が使えたのですから、本人達にとってはよかったのか、悪かったのか…(笑)。
親御さん達が名前をつける際には、将来こんな人になってほしいという夢が託されます。自分と同じようにか、あるいは自分とは違った人になれよという思いかはわかりませんが、どちらにしろ将来の幸せを願う気持ちには、変わりありません。それだけに漢字の持つ意義を考えるわけですが、「悪魔」を届けた親御さんがいたときには驚きましたね。
それはともかく、子供達を叱るときには名前を付けたときの気持ちを忘れずに叱って下さいよ。