フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

漢字

2010-12-12 21:15:29 | Weblog
年末は漢字の季節といってもいいですね。先日は今年の漢字が「暑」と発表されましたし、その前には、今年の世相を4文字で表現する「創作四字熟語」の優秀作品が発表されました。「三見立体」は3Dのテレビや映画がブームになったことを表し「全人見塔」は東京スカイツリーの建設にちなんて、また「土佐人気」は龍馬伝の舞台となった高知の人気ぶりを詠んでいます。漢字の面白さが出ていますね。常用漢字が増え、また名前に使える漢字も増えました。
ところで漢字を見ていると、漢字を構成する部分部分に意味があって、分析してみると、よりその漢字の意味がわかりますね。あるテレビのクイズ番組で、「東京」や「京都」の「京」の意味を尋ねていましたが、正解は「大きい」でした。このことからふと思い出したのが「鯨」という漢字です。なるほど魚の大きいのが鯨だ(実際は魚ではありませんが)とわかります。また、ちょっと汚い話で恐縮ですが「糞」という漢字は、米が変わり異なったものになったものと意味しています。
このように漢字は意味の塊ですから、もし忘れたとしたら、そんなところから思いだしたらどうしよう。楽しいですよ。