フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

目薬

2010-03-24 20:28:34 | Weblog
かつて、あるイベントで「薬の使用方法で一番違っているのが目薬ですよ」と聞いたことを思い出すデータが昨日出ていました。それは目薬は一滴さしてしばらく目頭を押さえながら目を閉じておくのが正しい使用方法で、何滴もさして目をパチパチさせるのは間違った使い方なんだそうです。しかし目薬を使用するほとんどの人は、この間違った使い方をしているとデータは証明しています。
ところで「二階から目薬」という言葉があります。その意味は思うようにいかずもどかしい様子の事です。この言葉が出来た頃の目薬は塗り薬でハマグリの殻などに入っていましたから、余計に難しいことでしたでしょう。
今、この「二階から目薬」状態に陥っているのが新政権が抱える「普天間問題」でしょう。昨日の鳩山首相と関係閣僚の協議で県内案が大きく浮上し、先の総選挙の公約との整合性が問題になってくるでしょう。首相は「針に縄を通すくらいの難しい作業でも通す」と力説していますが、二階どころか高層ビルの屋上から目薬で目薬自体も固まってしまって落ちて来ないかも知れません。
国民、特に沖縄県民は目薬はさした後、しばらくは目を閉じるのが正式でも、この状態では、目を見開いて注目しなければなりませんね。