フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

初期対応

2010-03-23 15:42:52 | Weblog
20年程前に工藤静香さんの「黄砂に吹かれて」という曲がありました。しかしこの頃の黄砂騒ぎは決して歌の詞どころではありませんね。
黄砂は中国を中心とした東アジアの内陸部の砂漠からの砂塵が偏西風に乗って日本にやって来ます。国境を越えた環境問題にもなっています。砂漠化は干ばつによる水不足によるとされています。初期段階で防ぐことが近隣諸国に迷惑をかけずにすむのですが、その対応は出来ていないようです。
初期の対応と言えば日常の問題でも早く対応しておけば事が大きくならないのにそれが出来なかったばかりに問題がこじれることがあります。「雪だるま」です。最初は小さいのに転がしているうちに大きくなってしまいます。人間の感情は時間的経過によって悪化の方向に向かうことが多いのです。初期対応を長引かせて先送りばかりしているうちに支持率が下がってくるどこかの政党にも言えることです。
仕事の優先順位は嫌な仕事からと言ってもいいです。早い対応はきっと自分の評価があがりますし、問題を鎮静化させるのも早くなります。