フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

名前

2010-03-22 18:16:28 | Weblog
暑さ寒さも彼岸まで、これから本格的な春です。新入社員はもう新しい会社で研修を受けていることでしょう。「先輩の覚えがめでたい」状況になるにはこの時期が大切です。
先日も書きましたが自己紹介は上手くいきましたか?名前というと、時々初めて見る苗字もあります。もうプロ野球のパ・リーグが開幕しましたが、野球の選手の名前で思い出すことがあります。まだ私が新人アナウンサーだったころ中日ドラゴンズに早稲田大学のスラッガー「谷沢」選手が入団しました。これまで「谷沢」はたにざわと読んでいたので随分違和感がありました。それが谷沢選手が活躍するにつれて当たり前に「やざわ」と読めるようになりました。歌手の「天地真理」さんも、デビューしたての頃は「てんちしんり」と読んだアナウンサーもいたくらいです。活躍度と名前の浸透度は比例します。
そこで巨人のドラフト1位「長野」選手の話です。オープン戦では開幕スタメンもありそうな活躍を見せていますが、名前は「ちょうの」と読むのですね。いまは「ヘェ、そうなんだ」というぐらいでしょうが、これが当たり前に「ちょうの」と読むほどのの活躍を見せたら、我がドラゴンズもちょっと心配です。「長野県」を「ちょうの県」と子供達が読みだしたら巨人の優勝かも知れません。そんなことないように祈っていますが。