フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

渦巻き

2010-03-05 11:52:17 | Weblog
春の観光シーズンはいろんな形で幕を開けます。世界三大潮流の一つで迫力のある渦潮で有名な鳴門海峡では渦開きを行って幕開けを告げます。先月の下旬に既に行われました。鳴門海峡の渦潮は最大で直径20メートルを超え、見頃は3月から5月頃だそうです。
そこで問題です。鳴門の渦は右巻きか左巻きでしょうか?大方の人は北半球と南半球では巻き方が違い、北半球は左巻き、南半球は右巻きと覚えていますよね。確かに風呂桶の栓を抜くと渦を巻ながら風呂水が無くなります。ちゃんと左巻きです。ですから鳴門は北半球にあるわけですから当然、左巻きです。と、いいたいところですが、正解は左巻き、右巻きどちらもあるんだそうです。鳴門の渦は鳴門大橋を基準に左右対称の巻き方をするので、右側は右回り、左側は左回りと潮流の流れにしたがって卷くそうです。機会があれば是非一度確かめて見て下さい。
ところで前にも話したかも知れませんが、時計回りというと何故、今の形なのでしょうか。これも北半球と南半球が関わりあっています。世界で最初の日時計が北半球で出来たからですね。影が今の時計回りに動いたのです。最初の時計が南半球で出来たなら、時計回りは逆になったでしょうから、面白いですね。