麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ぬ企画その11日誌(6)

2015年07月09日 | 制作公演関連
ぬ企画は劇団ではない。
主宰の高橋信吾の個人ユニットである。
(演出や役者でのクレジットは、
しはかたしなの名義)
作品ごとにキャストとスタッフを召集する
いわゆるプロデュースの形態で
旗揚げから、なんと22年になる。

思えば、旗揚げにも僕は居た。
そうそう、旗揚げにはもう一人
高橋が居て、ぬ企画所属は二人だった。

そこに外部から制作の僕が加わり、
キャストスタッフの「高橋率」が
異様に高かったのだった。

その1から初期作品で舞台監督を務めた
梁取さんも母方の姓が高橋だったりした。


そんなこんなの歴史を刻んで・・・
プロデュース公演を重ねること11回目の
『新芝浦食肉センター』でも
売れっ子の役者さん(?)に声掛けしたので、
みんなが顔を揃えての稽古は少なかった。
出番のない役者はお休みという
稽古香盤だったことも重なって……。

さて。
昨日書いた「演劇的仕掛け」
終演後の処理をスタッフキャスト総出で行っていて、
これがある種のイベントトとなり、
チームワークを高める効果を
結果的にもたらしている。



劇団の場合、出番があろうがなかろうが
稽古場には居なければならない。
勉強にもなるから悪いことではない。

プロデュース公演の場合は事情が違う。
理由等は割愛するが、逆にその中で
まとまりを作り上げることが
舞台の中身とは別に……おっと、どっこい
むしろ舞台の出来に直接的に影響するから
とても肝要だったりするのである。

昔はノミニケーションという手段で
全て解決していたのだけれど、
マスコミの俎上にもよく乗っている
若者の呑み会離れの波は、
演劇界にも押し寄せていて、
稽古後の飲みの席に居るのは
決まったおじさんおばさんって事が
ぬ企画に限らず増えている。

  

話が完全に別の波にさらわれたな。

本日はへそ。
明日明後日は怒涛の2ステージが続く。
気力体力とも最大の山場だが、
前段含めた「チーム力」でご来場のお客様に
楽しんでいただこう。

コメント
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