麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ぬ企画その11日誌(8)

2015年07月14日 | 制作公演関連

【文中敬称略】

明けない夜も、止まない雨も、
今まで一度もなかった……とは、
誰の言葉か、或いは歌だったか。


東京はようやく先週末の金曜日から
長雨を脱した。てか針は一気に逆に振れ、
今度は猛暑となった。
嗚呼暑~い。でも雨よりはいい。

ぬ企画その11『新芝浦食肉センター』は
そんな天候も味方にして、金土日、
後半五公演を大入りで幕を閉じた。

その中には『芝浦食肉センター』を
2004年に上演した女体道場の
メンバー達の姿もあり、
ぬ企画旗揚げの相棒・吉津聖夜こと
高橋真理子(今は結婚して別姓…)や、
初期の常連組、羽鳥伸二、岡耕士郎、
古橋敏郎らの顔もあった。
それから。
稽古序盤、代役などサポートを担いながら
怪我で戦線離脱した夏木俊成も快復して
二日間やって来、打ち上げにも参加。

むむむ
もう二日も経ってしまった。
たったの五十時間弱前の話だが、
なんだか遠い昔のような、
そんな気がしないでもない・・・。

千秋楽翌朝、権田先生を演じた
江刺喜政は北海道に飛び、
そうそう前述の真理子は
宇都宮からはるばるの観劇だった。

「祭」はひとまず終宴したのだ。

劇場支配人の山崎恵美子からは
ぬ企画史上最高傑作と言う
お誉めの言葉も頂いた。
あの辛口の女史から・・・
猛暑のせいか? 年を重ね丸くなった?

いずれにしろ。長い準備段階を経て、
キャスティングにかなり苦労した
その甲斐のあった公演だった。

決して万人受けしない「ぬ」である。
難解な作品を好んでもきた……。
『新芝浦~』は重いテーマを内在しつつ、
笑いも盛り込んで「ぬ」の中では
わかりやすい舞台でもあった。

コンスタントに活動するユニットでもない。

しばし羽根を休めて、また翼を広げる、
その日を信じて、制作はまず残務処理だ。



末筆ながら御来場いただいた方々、
ご協力いただいた皆様、
ありがとうございました

キャスト・スタッフお疲れさま。
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