麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

全段通し仮名手本忠臣蔵

2020年01月27日 | 制作公演関連


1月25日の弊ブログで「機会があれば…」
と書いた舞台の話である。
詳細は文末にコピペするけれど・・・

劇団員に準劇団員も含めれば、
軽く100人超の俳優を擁する劇団ゆえ、
本公演以外の外部出演もかなりの数になり、
公式HPには何とか網羅しているけれど
あくまで「私的」なこの書き物では
全部を追い切れません。
そんな中。
渡辺聡が、早野勘平ほかを演じる
標題作品について触れるのは。

・・・担当作品『雉はじめて鳴く』を終え
僅かに余裕ができたこともある。
あるけれども。
劇団俳優座に草鞋を脱ぐ前のフリー時代
(2009年~2018年)の2012年、
12月12~13日、浅草木馬亭で初演となった
『全段通しリーディング仮名手本忠臣蔵』の
制作を担当していた、というゆかりもある。

以来、ほぼ毎年再演を重ねて。
徐々に動きも増えて「リーディング」が
タイトルから消え(2015年)、
17年にはついにホール公演に打って出た。
それが集大成のはずが、台東区から請われ、
翌年「したまち演劇祭in台東」に参加。
小屋は初演以来五度目の木馬亭……。
千穐楽は、忘れもしない1月22日、大雪

『仮名手本~』は江戸幕府に慮って、
時代を鎌倉、大石内蔵助は大星由良助、
等々置き換えてはいる。それはそれとして。

開幕の頃は積もっていなかったのに、
「討入」成った終演後、一面の雪景色の中
観客を送り出すというのは、えも言われぬ感動があった。

その日を含め、全公演に関わってきたので思いは深い。
・・・けれど今年は一観客として、
さらに進化した『仮名手本~』に出会う。
寂しいような嬉しいような、こそばゆい心持ちだ。





(写真はすべて宮内勝)



そんな舞台が「したまち演劇祭」と
「したまちコメディ映画祭」と、
さらには演芸・伝統芸能をもあわせて
「江戸まち たいとう芸楽祭」に改称した
フェスティバルに参加します。

       

第2回江戸まち たいとう芸楽祭参加
遊戯空間公演
『全段通し仮名手本忠臣蔵
~大序から討入まで
 一気に語り尽くす渾身の舞台~』
作/並木宗輔、竹田出雲、三好松洛 
構成・演出/篠本賢一 
太鼓/若月宣宏、尺八/設楽瞬山 

出演/佐々木梅治(劇団民藝)、をはり万造、
内山森彦、仲義代、渡辺聡(劇団俳優座)、
川野誠一(劇団大樹)、永尾斎、草野峻平、
大野裕生(劇団民藝)、川邉史也、
観世葉子、神保麻奈、渕野陽子(劇団青年)、
古田美奈子(劇団東演)、青木恵(劇団櫂人)、
新藤みなみ(中野成樹+フランケンズ)、緒方美浮、
篠本賢一(遊戯空間)

1月29日(水)~2日(日)
※30日はワークショップ公演
浅草見番(台東区浅草3-33-5)  
料金:一般4,000円 学生2,500円
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