敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表、と言ってもたった一人。敏腕演劇プロデューサー目指し、観劇評や日々の生活で気になったことを綴ります。

弐大蛇

2018年10月01日 | 制作公演関連
弐大蛇とは二頭のおろち。
読みは「におち」。



演劇においては緊張感のなか
初日を無事に演じきった翌日、
それまでの疲労や幕を開けた安心等
複数の要素から出来が悪いことを
「におち」という。
こちらは、二落ちと書く。

スポーツでも、強豪相手に
接戦の末、勝利した次の試合、
格下チームに足元を掬われる。
これも「におち」のひとつだろう。

二日目とともに千秋楽もコケがちだ。
数としては、うまくいく方が多いが、
力が入りすぎて空回りして、
全体が噛み合わずにボロボロになる
パターンもなきにしもあらずだ。

きのう概要を綴った日本演出者協会
「日本の戯曲研修セミナーin東京2018
別役実&唐十郎を読む!」は、
本日、最終日だった。
そして発表としては二日目。

二落ちと千秋楽のダブルで、
かなりグズグズなリーディングだった。
ただ・・・
台風24号の影響で開催が揺れて、
上演に踏み切ったものの交通機関が
夜には止まるという情報もあって、
『カンガルー』は途中を二度カット、
その都度、注釈を挟む構成に。
『唐版・風の又三郎』に至っては
行けるところまで行って、強制終了!
そこから後ろの物語を演出が語る。
・・・という、かなりの英断による
上演で、役者たちは大変だったという
背景は加えておこう。

土曜は休憩(15分二回)を含み、
二作品で六時まで掛かったものを
今日は四時には終えようと
(休憩も短くしつつ)頑張ったのだ。


何とかシンポジウムまでは行ったが、
交流会は延期せざるを得なかった。


が、東京は夕刻六時頃は小雨
半数近く(は大袈裟か?)が、
「食事だけ軽くして帰ろう」と
本多スタジオ近くのシモキタの名店
「珉亭(みんてい)」に流れた。
赤いチャーハンが有名な
ラーメン屋さんだが、二階の座敷は
芝居の打ち上げでも使われる場所

嗚呼、駄目な演劇人(笑)

さて。
まさに二頭目の大蛇といえた台風24号に
交通機関は超早めの判断を下した。
呼応するように、チェーン系の飲食店や
スーパーまでも次々に閉店。
一見、二落ちとも思えたけれど……。

想定外の天災の続くなか、むしろ
この備えあれば……のスタンスを
国全体、また個々にも根付かせ、
大切な命を守っていかねば、と。

「東武ストア」が早仕舞いした結果、
その向かいの「まいばすけっと」に
見たことのない長い行列ができた。
並びながら、少しイラっとしつつも、
こうべを振って、強く思ったのだった。

二大蛇に食べられたらモトモコモないぜ!

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