麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

大江千里と星野源

2017年01月12日 | 身辺雑記
春のセンバツの入場行進曲が『恋』に。
星野源の快進撃が止まりません。

我々演劇界の者からすれば、
ペンギンプルペイルパイルズや大人計画、
パルコプロデュースなど多数の舞台に
出演している彼は「仲間」のイメージ。

もちろん、歌に執筆に映像制作など、
マルチな才能なのは知っていて……。

さて、そんな彼と大江千里が似ている
と思う僕は、可笑しいかしらん。

最近極度に視力が落ちたけれど、
二人の容姿が似ているな~と
思っているわけでは決してない。

二人の雰囲気というか質感が似ている。
あるいは「質量」とでも言おうか……。
人物もだし、紡がれる音楽も。

ここで、コード進行だの、
シンコペーションだのを用いて、
論を展開できたら説得力も出るんだが、
音楽のことはチンプンカンプン。
ただただ、曲の匂いが似ているぞと、。

今更だが「大江千里って?」
という若い世代や僕らより先輩諸氏に
簡単に説明すれば・・・

1960年生まれ。デビューは83年で、
『十人十色』『格好悪いふられ方』
あたりが代表曲になるのだろうか?
映画やドラマにもけっこう出演していた。

最近露出がないと思ったら、
08年に渡米しジャズを学んでいて、
アルバムも出ているそう。



センバツの入場行進曲について、
ここからちょびっと書きましょう。

1962年の『上を向いて歩こう』から
流行歌路線が始まって、
『ビューティフルサンデー』や
『ヤングマン』のように、
ブラバンのレパートリーとして
甲子園のスタンドで長く響いた楽曲や、
『負けないで』『がんばりましょう』等
題名が高校野球にフィットした曲など
歴史を紐解くと、本当に様々で面白い。
『大きな古時計』で行進❓と
おやおやなのも、ないことはない。

流行歌と書いたけれど。
1990年の『約束』はヒット曲ではない。
高井麻巳子のサードシングルの『約束』でも
痩せていた頃の渡辺徹の『約束』でもない。
前者は86年リリースでオリコン1位、
後者は82年発売、ザ・ベストテンで1位。
ともに多くの人に口ずさまれたけれど、
90年のそれは、相川恵里の『約束』だ。

オリコン最高位59位。
しかも、90年1月に出ていて、それまでの
「前年にヒットした」という枠からも逸脱。
???
調べたら、同年開催の「花の万博」の
テーマソングのひとつで、歌詞は一般公募。
でもって、センバツでも採用という流れ。
へ~。
でもまあ、これは特殊。

基本的にセンバツのために作ってないから
曲も詞も毎回ピッタリはまるわけはない。
でも。
一年間にめっちゃ楽曲は生まれるから
より相応しいのはもっとあるとは思う。

もちっと言えば、行進「曲」だから、
詞をやや軽視ぎみなのかも・・・。
例えば、今年の『恋』だけれど。
♪夫婦を超えてゆけ♪
だもん(>_<)
あ、捕手のこと「女房役」というな(^_^;)
そーゆーこと関連付け?
C=C=(;・_・)

そうそう。
長い歴史の中、軍歌で行進した時代もあった。
それだけは、御勘弁。
コメント (2)
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