麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

さだかた

2017年01月02日 | スポーツ
さだまさしの信奉者ではあるが、
そのスタイルを真似た「佐田型」
ではなく、タイトルは「定方」だ。
もう少し詳しく記せば、
〈MHPS陸上部の定方俊樹〉。



元日といえばニューイヤー駅伝。
三連覇に挑んだトヨタ自動車は
二区の23位が結果的には響き、
惜しくも2位でテープを切った。
三区の主将・大石港与が区間賞。
一気に3位まで押し上げ、
わが東洋から入社したルーキー
服部勇馬は「花の四区」抜擢に
チーム順位をさらに一つ上げ、
優勝を射程に捉えたかにみえた。

箱根でも活躍した五区・早川翼、
昨年六区区間賞の田中秀幸、
アンカーのエース宮脇千博が
それぞれ区間4位、2位、5位と
決して悪い走りではなかった。

が。

一走の村山紘太が13位、
「外国人区間」の二区を担った
鎧塚哲哉はさらに順位を下げ、
20位にまで落ち込んだ旭化成の
驚異の走りがそれを上回った。

三区・大六野が区間3位の力走で
九つ前に出たことで勢いをつけると、
四~六区の市田孝、村山謙太、
市田宏と双子ランナーズが
三連続区間賞(市田宏は区間新を樹立)
の走りで完全な独走態勢となる。

アンカー佐々木悟も危なげなく、
実に18年ぶりの日本一は、
2位に一分以上差を付けた快勝。
古豪復活と黄金時代到来を思わせる
通算22度目の優勝となった。

宮崎を拠点とする旭化成が、
昨年、熊本大地震に揺れた九州を
元気づけたばかりか、他の九州勢も
トヨタ自動車九州(福岡)が3位、
そしてMHPS(長崎)が4位と
上位を占めたのだった。

その「三菱日立パワーシステムズ」、
旧三菱重工長崎の4位は大殊勲だ。
大砲やスターランナーを持たず、
チームには長崎県内の高校
(川棚、諫早、瓊浦)出身が五人、
長崎生まれで高校は熊本の鎮西が
一人と地元色が強いのも特徴だ。

そんなチームで副将を務めるのが
前述の川棚高から東洋大に進んだ
定方俊樹だ!!
父も鉄紺軍団の一員として
三度箱根路を走っている。
その息子は第89回、そう、
あの柏原が駆けあがった山を
彼の卒業した翌年、三回生で走った。
が。
最上級生の年、東洋大は優勝したが
彼は襷を繋ぐ十人からはこぼれた。

あれから三年。
同期で当時のエース設楽兄弟は不調。
一区・啓太(コニカミノルタ)28位、
四区・悠太(ホンダ)13位、
さらに同じ七区でぶつかった
箱根駅伝90回大会のMVP大津顕杜
(トヨタ自動車九州)の個人8位を
上回る7位の走り!!!

決して派手なランナーではないが
「一秒を削り出す」東洋魂を刻んだ
定方俊樹もお忘れなく。

あ、奇しくもさだと同郷じゃん(^_^;)

さて。
来年のューイヤーはどんな闘いとなるや。
その前に・・・
まもなくの箱根の号砲が鳴る。
トヨタは逃した三連覇を青学は成すか、、、


コメント
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