麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

仮名手本忠臣蔵への道

2015年12月09日 | 制作公演関連
昨夜幕を開けた遊戯空間の
全段通しリーディング『仮名手本忠臣蔵』
初日、超満員。

制作は座専属の翠嬢がいるので
ちょいと緩めの登城。

吉良にあやかり上野介の「上野」から
歩きで浅草木馬亭へ。

しかも赤穂義士達が目立たぬよう
裏街道を行っただろうと思いを馳せ
浅草通りから一本入った路地を選んだ。

稲荷町駅前の下谷神社あたりには
風情のある家が何軒も並んでいた。



田原町に近づけば、もう浅草の匂い。
愛らしい和風のぽち袋など扱う紙屋など。

そう、この街には昨年まで
演劇集団円の拠点があったが、
三鷹に移転して今は更地となっている。


偶然だが、そのはす向かいでは、
グルメ番組かドラマだかの撮影が。


東本願寺の前を過ぎる路地を進めば
老舗らしい、どじょう屋に突き当たる。

ここを右に折れて、大通りを渡れば
浅草の中心地。
東洋館を右に見て「奥山おまいりまち」
のアーチをくぐれば、まもなく芝居小屋。

***

芝居創りも、こんな短い「旅」に似ていて
見知らね道をあっちこっち当たって
気付いたり迷ったりしながら進み、
やがて目的地に到達する。
本作も、そんな轍を残しながら歩んで
明日、千秋楽となる。

お陰さまで仲日の昼も超満員。
このあとの夜、明日昼も残席僅か。
夜は六時、楽は二時開演。三千三百円也。
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