映画 イゴールの約束

2本見ることにしましたが、
やっぱり1200円。
レディースデイのシステムはここでは通用しなかった。
それでも安いからね。

1本目。
イゴールの約束
原題　La promesse
1996年のベルギー映画。


裏の世界のお話。
不法労働者の売買を家業とする父親、
その手伝いを何の疑問も無くしてきた
15歳の少年イゴール。

ある日、
不法労働者の黒人が作業中に高所から転落して
大怪我をする。
病院に連れて行こうとするイゴールを父親は制して、
瀕死の黒人男性を放置。
不法労働者を病院なんかに連れて行ったら面倒だから。
夜に、黒人男性が死んでいるのを確認して
セメントで産めて死体を隠す。
イゴールも無我夢中で父親の作業に手を貸す。

でも、黒人男性が死に際に残した言葉が頭から離れない。
「妻と赤ん坊を助けてやってくれ」

イゴールの父は面倒を嫌い、
事故の事を黙ったまま黒人の妻子を祖国に帰そうとしたり、
娼婦として売り飛ばそうとしたり・・・。
そんな父に疑問を感じたイゴールは
父を裏切って黒人の妻子を助けていく。

こうして人間って大人になるんだな・・・と思わせる作品。
カエルの子はカエルって決まってるわけでもない・・・。