Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

東京寿司屋めぐり @ 小笹ずし

2011-03-18 06:21:14 | Restaurant/Bar/Cafe
3月12日土曜日。
朝からメールしたりテレビやネットで地震情報収集したり大忙し。

同じ日程でアイアン・メイデンのライヴのために上京していたワイン友からメール。
「こっちのライヴ、キャンセルになりました~。
 sympaさんのコンサートは?」

ああ、そうそう!
私の上京の目的はこの日の午後の辻井伸行のコンサートだった!
ネットで確認するとやはりキャンセル


ため息つきながらホテルを出て、ダイヤが乱れつつも動いている地下鉄で銀座に向かいました。

この日のランチも鮨予約していたのですが、
店から連絡来ないし、やってるのかなあ~と思いつつ、
まあ銀座のスタバで時間つぶすか~と早めに出かけたのですが、
スタバ閉まってるし
多くの店が閉まってましたね。

しようがないので日当たりのよい駐車場のガードレールに腰かけてメールしたりして時間つぶす。

とりあえずこの日の夜に予約していた鮨水谷は臨時休業との連絡あり

前日地震でありつけなかった鮨かねさかにダメ元で電話。
「本日営業しております」と。
さっそくその日の晩の予約をしました。

やった~!
かねさかグループ比較という目的はかろうじて達成できます。

そんなこんなでお昼の予約時間となり、
伺いましたのは銀座の「小笹ずし」。


電気ついてる!
やってるんだ!うれしい!

12月に神泉にある「小笹」にうかがったのと、地元の鮨屋さんの息子さんがここに修行に来てたこととか、
私のバイト先の店主が勧めてくれたこととか、もろもろの理由で訪店となりました。



ヒラメ


たち(白子)ポン酢


こはだ
優しい感じ。


刺身のつまはこんな感じで別盛りです。


カワハギを肝醤油で。


アナゴの雉焼き
お味はいいけどアナゴが固い。


タイこぶ〆


かわはぎ


きす


はまぐりの吸い物


こはだ おぼろとともに。


ヅケ 浸けた煮切りをペーパーなんかで拭かないで握るのでかなりつゆだく(笑)
それでも持った時握りが崩れないのがすごい(爆)


大トロ これもつゆだく。


煮アワビ 


ブリ


煮はまぐり


スミイカ


赤貝


アナゴ


玉子

はい、ごらんのとおり古典的な江戸前寿司です。
東京で古典を食べたのは初めてかな。
ある意味勉強になりました。

つまみと握りのネタがかぶりがちなのは地震による仕入れ困難の影響かしら?

全体的につゆだくで、皿がつゆだらけになりがちなんですが、
一回も拭いてはくれませんでしたので、ますますつゆだくです。

こちらは前日の地震の後も営業していたそうです。
予約のお客さんのほどんどが来なかったけど来るお客さんがいるかもしれないからと。
この日もだいぶキャンセルがあったみたいですが、
しっかり営業してらして。
すごいありがたいですね。

ごちそうさまでした。


地震のショックと体の疲れをワインバーにて癒す @ 西麻布

2011-03-18 06:20:54 | Wine
地震のあと、電車が止まっているので、渋谷から西麻布のホテルまで歩き、
そのあと予約していた鮨屋がやっているのかどうか確認したいけど電話もつながらない。
悩んだ挙句、銀座まで歩いてみた。

鮨屋さん、
5時過ぎまでやる気でいたんだけど、
余震は続くし、ビルがガスを止めるっていうしで、
さっき今日は休業って決めたんです。
何度か連絡したんだけどつながらなくて・・・と。

ああそうですか。
じゃあまたの機会に。
大変ですね。
では。

と、また西麻布まで歩く。
寒いし足痛いしおなかすいたし・・・・
途中、開いてるごはん屋さんに入ろうかなと思ったりもしたけど、
ここで座ったらたぶん西麻布まで歩く気力がなくなると思い、
頑張って歩いてホテル到着。

PCにていつものワインバーがグラスの一つも割れずに元気に営業と確認し、
歩いて3分にて到着

この機会に、懸案でもあった、「エレヴァージュでごはん」デビューをすることにしました。


メニューを見てしばらく考えましたが、
もうまったく何を食べたいのか何を食べるべきなのかも考えられないくらいの精神状態だったので、
「もうわかんないです。テキトーにお願いします。」とオーナーソムリエ一任プレイ(爆)

まずはお疲れ様のシャンパンから。

ピエール ペテルス ペルル デュ メニル ブラン ド ブラン NV
レコルタン・マニピュラン。
「サロン」と同じ村の、メニル・スール・オジェ村を中心に、ブレンドされているそうで。
ブランドブランなのに骨格がしっかりしていて飲みごたえがある。 

そしてお疲れ様のスープ。

8時間煮込んだ地鶏のスープ。
すごい勢いでなくなった(笑)


タラの芽、ふきのとうのてんぷら。
さっくさく!

これに合わせて出てきたワインはこちら。

ボノー・デュ・マルトレイ
コルトン・シャルルマーニュ1999

コルトン・シャルルマーニュを代表する作り手。
まだまだ若い。ハーブ、ミネラル感と山菜の天ぷら、合う!
しっかし、ブルゴーニュのグランクリュと天ぷらって・・・・贅沢!



焼き鳥セット。
串から外してあって食べやすい。


クジラのカルパッチョ。
マグロみたいな柔らかいクジラ肉。

これと併せて出てきましたのは、前回も飲んだこちら。

アンドレ・ブリュネル
シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2006
きれいなヌフパプ・・・・。


はあ~だいぶ落ち着きました。

この間、店の大型スクリーンにて地震の報道をみる。
津波の映像や気仙沼の火の海映像・・・・。

この店がなかったらホテルで一人でこのテレビ映像を見て涙流していたんだろうなとふと思う。


周りにはヘルメットかぶって到着したお客さん、
ありえないくらいワインオタの外国人、
ワインやおいしいものに詳しいおねえさん、
そしてこれまたありえないくらいいろんなことに詳しいオーナーさん。

ワインオタの外国人といっしょに
ワインと寿司のマリアージュについて語りながら、
地震の映像を見て、
温かい食事とおいしいワイン・・・。
はあ~よかった。

おなかも落ち着いたところで、
本日の目玉ワインを2ついただく。


ドンペリニヨン・ロゼ 1996
ドンペリって硬くて、何がおいしいのか全く理解不能だったのですが、
1~2日置いて開いたこれはかなり厚みが出ておいしかったです。


ボランジェ・グラン・ダネ 1975
またでた!熟成シャンパーニュ。
これはなかなかの複雑さ。
香ばしさ、タンニンのやわらかさ、酸味のバランス、
骨格がしっかりしているのにやわらかく広がる複雑なフレーバー。

なんだかこの夜はずっとここで過ごしたい気分でしたが、
夜遅くになってメールがつながり始め、
ものすごい数の携帯メールを発信受信していたらバッテリーもなくなり、
家族から重要メール来たら困るし、ってことで帰りました。

あ~知ってるお気に入りの居心地がいいお店があってほんとに助かりました。
ありがとうございました。






東京寿司屋めぐり @ 鮨さいとう

2011-03-18 06:20:31 | Restaurant/Bar/Cafe
3月11日金曜日のランチは、昨年6月にも訪れました、星が3つついたお店、赤坂の鮨さいとう。

この度は、正月に行ったすし屋真魚(☆)と、この日の晩に行く予定の鮨かねさか(☆☆)とともに、
いわゆるかねさかグループの比較をしようと思って、さいとうさん(☆☆☆)も再訪となりました。

越乃景虎1合いただきながらスタートです。


白魚


タコの桜煮と蒸しアワビ


白エビ


子持ちヤリイカ


平貝の磯辺焼き


あん肝
ゆずが効いていてうまい!


のどぐろ
間違いない!

ここから握り。

 
ヒラメこぶ〆


小肌


ヅケ


中トロ


大トロ


スミイカ


車エビ


サバ


アジ


煮ハマグリ
ゆず味でかなりうまい!


ウニ


アナゴは塩とツメで。
ツメのがかなりうまかった!


かんぴょう巻と玉子



今回すごい楽しめました、鮨さいとう。
前日の新橋ががっかり系だったからか、それとも前回訪問時は さわ田→水谷→さいとう という順番でそれが悪かったのか、
とにかく前回よりもかなり楽しめたし、いままでこんだけすし屋回ってきた中でもかなりハイスコアな印象です。

とにかく鮨が美しい。
手数も少ないのにほんとにきれいな握りです。

お魚もおいしいし、シャリもバランスいいし、
煮切りやツメの量とか柚子や薬味の使い方まで繊細な印象を受けます。

そしてなにより、大将のサービスが素晴らしい。
すべてのお客さんに名前で呼びかけて話しかけるとか、
皿についた煮切りをいちいち拭ってくれるとか、
まあそういったちょっとしたことなんですけど、
ちゃんと目配りされていて気持ちがいいです。

欲を言えば、
やはり玉子が好みではないこと、
お弟子さんがちょろちょろしていることなんかが気になりますが、
でもお弟子さんも前よりだいぶ動きがよくなってました(笑)

あ~大満足!
また行こう!

で、渋谷に向かい、絵画鑑賞をしている最中に地震が来ました。

西麻布にてまったりと・・・・。

2011-03-18 06:20:08 | Wine
木曜深夜、新橋でのお鮨の後に定宿にチェックイン、
そして向かいましたのは定宿から歩いて3分のワインバー。

お久しぶりです~。

今日は前もって宣言していた通り日本酒飲みますよお~。
でもその前に飲んでおいたほうがいいワインがあったら・・・・。

で、出てきたのはこちら。

ジョセフ・ドルーアン
ボーヌ・クロ・デ・ムーシュ 2000
酸味とミネラル、やさしいけどしっかりした樽が若々しい。
素晴らしいバランス。


コント・ラフォン
ムルソー デジレ 1994 
サービスでいただいちゃいました。
上品なバター菓子、柔らかさと力強さのバランス。

 
ここから日本酒。


田酒 純米大吟醸 "斗壜取り" 2009BY            
繊細ながらもたっぷりとした厚みのある田酒


梵 超吟(長期氷温熟成純米大吟醸・2010BY)           

福井県産。
これは、精米歩合21%と、米をギリギリまで削り、
さらにマイナス8度で瓶詰後5年間熟成させるという、
全くもってクレイジーとしかいいようのない作り方をしています。

21%まで削ってこのたっぷり感!信じられないうまさ!
お値段もお高いですが(汗)



石田屋
オーナーが納得いく味わいではなくて売るのをやめたそうで
これもサービスでいただいちゃいました。
うん、確かに弱いけど、比較とかしなかったら普通に飲めるし美味い。


二左衛門
これ、前回(12月)に来た時にも飲ませてもらって、
ガッチガチだったんですが、
今回はかなり飲めるようになってました。
でもオーナー的には納得いかないようで。



ジョセフ・ドルーアン
シャンボール ミュジニー 1988

これもサービスでいただいたんですが、
底のほうの滓付きなのに全然渋くない。 



シャンパーニュ
ヴァンデール・グヒト 1966

わー、私より古いシャンパン!
これも残り物で泡はもうなかったですが、はちみつやキャラメルの風味。


これらを飲みながら、
あれやこれやとオーナーさんと話をしたり、
「のだめカンタービレ」を読んだりと、
すっかり自宅並みのくつろぎようで
3時くらいまで居座っちゃいました。


明日もまた来て、のだめ、6巻から読みますから~と宣言して帰りました。
この時は12時間後に大地震が起こるとは露知らず・・・・。


東京寿司屋めぐり  @  第三春美鮨

2011-03-18 06:19:42 | Restaurant/Bar/Cafe
3月10日木曜日の夜、東京入りです。

空港から直行しましたのは、新橋にある「第三春美鮨」。
いつも参考にしている食べログのレビュアーの人がここをべた褒めなので、
行ってみることにしました。




日本酒は1種類のみ、梅錦の本醸造、樽酒です。
「冷酒で」と言ったら、「ぬる燗がいい」と言われ、
「ではぬる燗で」とお願いしました


突き出しは、子持ちヤリイカと子持ち昆布


スミイカ、ミル貝、さより(かんぬき)
初めてみる貝をうまいと感じた。
一応塩も出してくださいますが、醤油で食べてほしいと言われました。


サヨリの皮


焼きアナゴ
コリコリ、プルプルとしたアナゴらしからぬ食感。
うまかった。


ミル貝の舌を焼いたもの。
これもうまかった。


隣の客の握りの順番に合わせられて煮アナゴからスタート


ヒラメ こぶ〆


えんがわ


小柱


車エビ


ヅケ


大トロ


車エビの頭を焼いたもの


小肌


ウニ


白キス


ネギトロ巻


玉子
箸で小さくして食べようとしたら、一口で食べろと言われた。


大きな梅が入ったお吸い物


葛のデザート付き

えーっと・・・・

煮アナゴと車エビは茹でたて蒸したてだったので温かかったのですが、
ほかのネタはすべてキンキンに冷たかったです。
大トロも。
冷たすぎで熟成日数予想できなかったけど、6日だそうです。

シャリは結構べチャッとしてました。
味は優しい感じ。

そして、握りがデカい!

ん~。

大将は寿司ネタの本とか出してるくらいネタ通なので、
さすがに刺身は美味しかったですし、
ミル舌なんて初めて食べたからうれしかったけど、
お鮨はわたくし的には微妙でした。

でも大将とたくさんお話できてよかったです。
ごちそうさまでした。