Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

ジビエシリーズつながりでバースデーランチ @ ラ・トルテュ

2011-03-05 23:05:27 | Restaurant/Bar/Cafe
2月13日、まーた行っちゃいました、ラ・トルテュ。
このひと月くらいで4回目です。

この日は、前回ジビエディナーをご一緒したメンバー4人で、
このうちのおひとり、Kさんのお誕生日を祝う会と相成りました。

というのも、前回、
ワインリストを見ていたKさん、
「え!このシャンパン、こんなところにあったんだー。
 飲んでみたいと思っていたけどなかなか見つけられなかったんだよね。」と。
そのシャンパンはややお高いということで、その時のディナー時は諦め、
「じゃあ、お誕生日の日にランチで来て、それみんなで飲みましょう!」
ということになったのでした。


そのシャンパーニュというのはこちら。

シャンパーニュ・ラミアブル キュヴェ・ダンタン プティ・メリエ

シャンパーニュでは主に
シャルドネ、ピノノワール、ピノムニエの3品種が使われていますが
法的には全部で7品種が認められています。
その中の一つがプティメリエ。
絶滅危惧種なんですが、それをわずかに作り続けているのが、
シャンパーニュ地方のトゥール・シュル・マルヌに本拠地がある小さな蔵元ラミアブル。
シャンパン好きを公言するなら、これを飲まずにはいられないでしょう。

一応ブラン・ド・ブランになるのですが、
酸味が少なく、わりとどっしりとした味わい。
洋ナシやはちみつ、やや苦みというかスパイスのようなニュアンスも。
素晴らしいシャンパンでした。

で、これをいただきながらのお料理です。


いつもの鴨の前菜とサーモンパテ。


ユリ根のフラン。


つぶ貝のマリネ

本日のターゲットその①


スッポンのブータンノワールをスープ仕立てで。

いや~これも素晴らしいお料理でした。
パイを破るとものすごい重厚なトリュフの香りに襲われます。
トリュフはスライスではなく角切りで入ってました。
スッポンの肉はもちろん、血で作ったソーセージがたっぷり入っています。
実は予約したときに、
「スッポン頼みますから」
「お好きならブータンノワール増量もできますよ」
「わーい、お願いします」
ということになっていたのでした。

そしてメイン。

シカ肉のステーキ ねずの実のソース
やわらかくてうまい。ソースも最高。


グラスでマリアージュをお願いしたら出てきたのは
サンジョセフ。
これまたきれいなシラーでした。


シャンパーニュのグラニテ。

そして本日のターゲット②

ピュアカライブのテリーヌ!
これはすでに終わってしまってメニューには載っていなかったデセール。
これが出る最後の日にこれ目当てでランチしに来たぐらい大好きで、
前回のジビエディナーの時に、ほかの3人に、
いかにおいしかったか、来年の冬にまた食べられるんだ、などと切々と説いていたら、
オーナーソムリエさんが、
「ご予約いただいた、次回のランチの時に、
もしよかったらお作りしましょうか、ピュアカライブ。」
と、言ってくださり、お言葉に甘えてしまったわけです。
あ~あいかわらずおいしかった。
ほかの3名も大満足!


そしていつもの小菓子とお茶。

あ~またまた大満喫でした。
この日でこの冬のジビエシリーズは終わりです。

春から初夏にかけては筍やら山菜やら、
大好きな和食をたくさんいただきます

ジビエシリーズ オール・ジビエ・ディナー

2011-03-05 23:05:09 | Restaurant/Bar/Cafe
2月4日、ワイン仲間3人とともに向かいましたのは、
この冬お世話になりまくりのお気に入りフレンチ、ラ・トルテュさん。

前菜からすべてジビエというディナーコースをいただきに参りました。

アミューズからスタート。

鴨肉の煮こごりみたいなものとシカのパテ


前菜一品目は、
熟成した雌の雉肉をビスク仕立てで。
香ばしいビスクのスープと熟成した雉、そしてトリュフが素晴らしいハーモニー。

このお料理には最終的には酵母の香りが合うかと・・・・と
オーナーソムリエさんが選んでくださったのはこちら。

ほんとに酵母の香りがしっかりしていてお料理に合うシャンパーニュでした。


前菜の2品目、ヒグマのパテ。
そんなにクセなくてびっくり。
ただし脂身はすごい。
これだけで結構おなか一杯になりそう。
柑橘のコンフィチュールがさっぱりさせてくれていい仕事しています。

この料理に合わせて赤をグラスでいかがですか?と
いただいたのはこちら。

熟成ガメイ。
この落ちついた甘みと熊肉の脂の甘みが合うなあ~。
素晴らしいワインセレクション。
しかもこのワイン、後日ワインショップで見つけたんですが激安!
1本買っちゃいました。


シカのもも肉(だったかな)のロースト、サラダ仕立て。
やわらかくて激ウマ!

これと次のお料理に合わせて選んでいただいたのはこちらのワイン。

コルナス!
出たー!ジビエって感じ!
ってわかんない人には意味不明発言ですが
シラーというブドウの甘みと胡椒やスパイスのニュアンス、
決してしぶしぶではなくでもしっかりと落ち着いた、
バランスの良い上質ワインでした。

さてメインの一品!

野鳩のパイ包みをサルミ(血の)ソースで。
パイの中にはもも肉のほか内臓もびっちり詰まっています。
すごい食べ応えのある、フレンチ!って感じの一品でした。


お店の名前にちなんだかわいい亀のコルクホルダー。
う~ん、これは1年分のバターを今日1日で食べたね、
と、フーフー言いながら食べてる私たちを見守ってます。


お口直し、シャンパーニュのグラニテ。
ベリーがちりばめられています。


これでもか!のデセールは、フォンダンショコラ。
濃厚で温かいショコラ、おいしかった~。

で、ハーブティーをいただきながらいつもの小菓子。


あ~大満足でした!
肉、肉、肉のオンパレード。
でも素敵なワインとのマリアージュで全然飽きなかった。
ほかの3人は相当な満腹ぶりだったようですが、
私はちょうど腹9分って感じでした。

いつも素敵なひと時をありがとうございます。
また来ます~。
と、次の予約をして帰りました。

今年のチョコレート  HUGO & VICTOR

2011-03-05 23:05:08 | Bread/Sweets
また2月ネタ。
デパートのチョコレートの祭典、サロン・ド・ショコラにて、
注目のショコラを購入しました。





HUGO&VICTORは昨年パリにオープンした注目のショコラティエ。
東京の行きつけワインバーのサイトにて、
これがサロン・ド・ショコラに出展されると知り、
なんと!
急遽、仕事を午後から休んで買いに行きました。

なめらかでかなりおいしかった。
赤ワインと一緒でいい感じ。
日本のチョコとは別物です。

この1箱で2300円・・・
考えてみれば高いですね。
ははは~



いつぞやの晩ご飯 根菜のロースト、カシスとバルサミコのソース

2011-03-05 23:04:40 | Food
2月初めに作った晩ごはんです。



シャトー・デミライユ2002をテイスティングしていたら、
合わせたい料理降臨したのでつくってみました。
とは言っても、
根菜切ってハーブとオリーブオイルと共にローストしただけ。
ソースはバルサミコとクレム・ド・カシスをあわせて煮詰めただけ。

デミライユの根菜臭さとカシスの風味からインスピレーションの簡単晩ご飯。
マリアージュしてました。
野菜、うまいなあ。
根菜は冬が旬だしね。

復活!メドックシリーズ シャトー・デミライユ 2002 (ハーフボトル)

2011-03-05 23:02:59 | Wine
なんと、垂直しちゃいました、デミライユ。




<シャトー情報>
前項、シャトー・デミライユ1998を参照。
ヴィンテージ2002:開花不良と7月8月の20%の日照不足があったが9月の好天により持ち直した。
         収穫は9月29日から10月15日。


<テイスティング>
色:エッジは少し茶が入ったガーネット、中央はガーネット
  透明度低い、粘性高い。
香:深紅のバラ、ドライフルーツ、かつお節、やわらかい鉄のにおい
味:アタックはマイルド、根菜やカシスの風味、
  タンニン中等度、軽く張り付きすぐ消えるがかすかにきめの細かい渋みが口内に残る。
  酸味は中等度、カシスのような上品な酸味。
  alc.は12.5%か。
  余韻は中~長め、カシス、心地よいタンニン。


アッセンブラージュ予想:CS65%、Me30%、CF5%
アッセンブラージュ正解:CS60% Me40%
alc.正解:


1998と違って、なかなか華やかな印象でしたが、翌日にはもうヘタヘタにへたっちゃってました。
ハーフだからかなあ・・・。
それにしてもへたり過ぎ 

品種予測は1998ヴィンテージのよりはマシな感じで
もしかしたらハーフボトルの予測に慣れていないのかもしれない。








復活!メドックシリーズ シャトー・デミライユ 1998 (ハーフボトル)

2011-03-05 22:48:17 | Wine
2月の初めにテイスティングしたボルドーです。
あんまり日本に入らないせいか、日本語の情報少ないし、あっても古くて使えない。
でも英語とフランス語のホームページあったので、
それを訳そうと思っているうちにあれよあれよと時間がたってしまいました




Chateau Desmirail 1998
Margaux

マルゴーの3級シャトー。

ブラーヌ・カントナック、デュフォール・ヴィヴァン等を有するリュルトン家が所有。


17世紀、ジャン・デミライユが設立し、19世紀の中ごろまで所有。
1855年の格付けの時はシピエール(Sipiere)デミライユが所有していました。
当時彼はシャトーマルゴーの所有者でもありました。
1905年には作曲家のメンデルスゾーンの甥、ロバートが所有していました。

格付け当時は非常に評価の高いシャトーだったのですが
第一次世界大戦により国に没収され消滅、
その後あのシャトー・パルメ等に畑を買い取られるなどし、
存在していない格付けシャトーとなっていました。
もともとのデミライユのシャトーは現在ズジェール家が所有し、
マルキ・ダレムと改名しています。

しかし1980年にリュシアン・リュルトン氏が散らばった畑を買い集め、
デミライユの名を復活させました。
カントナックの村でルシアン・リュルトンが買い取った醸造所と建物は
現在シャトー・デミライユとして知られています。

1992年にはリュシアンの息子のデニスが33歳でシャトーを後継しました。

1980年代と1990年代初期のヴィンテージに基づけば、
ここのワインは三級シャトーのランクにはおよそふさわしいとはいえず、
品質から見て、良好なブルジョワ級と同程度でしょう。


<シャトー情報>
総面積:30ha
平均樹齢:30年
作付比率:カベルネ・ソーヴィニョン60%、メルロ39%、カベルネ・フラン1%
植樹密度:7600本/ha
平均収量:45hl/ha
平均年間生産量:90000本
醸造:手摘みと手作業による選定後、やわらかく絞り、
   30℃のステンレスタンクにて発酵、28℃で醸し、MLFは19℃
   12月にブレンドし、樽熟成は12~18か月。新樽比率は40%
1998年ヴィンテージ:8月と9月後半は晴天に恵まれ、素晴らしいブドウが育った。収穫は9月23日から。


<テイスティング>
色:エッジは紫がかったガーネット、中央はガーネット。
  透明度低い、粘性高い。
香:茎、すみれ、プルーン、カシス
味:アタックはシャープ、かなり酸味が強い。
  カシス
  タンニンは中等度で軽く張り付き収斂性あり。
  酸味強く、口内がきゅーっとなる。
  alc.12.5%くらいか?
  かすかにかつおぶしのような熟成のニュアンス
  余韻は中等度で酸味とカシスのフレーバー。

アッセンブラージュ予測:CS50%、Me40%、CF7%、PV3%
アッセンブラージュ正解:CS67%、Me33%
alc.正解:


はっきりいっておいしくなかった。
ただ酸っぱい。
なんか、どこか中国あたりを長く旅をしてきたワインなのかもしれない。

品種予測は大幅に外しましたね。
すっぱすぎてわからなかった。
メルロー比率が高いってことだけはわかったんですけどね