Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

東京寿司屋めぐり  @ 日本橋橘町 都寿司

2011-03-31 20:23:37 | Restaurant/Bar/Cafe
日曜夜、東京ツアー最後の食事は、
お気に入りの嘉瑞さんを予約していたのですが、
前日の土曜日に地震の影響で営業できないとのお電話いただきました。

さっそく、土曜の午後にネット検索。
どこか日曜日に開いてる鮨屋ないかな~。
かねさかは土曜夜に予約しちゃったしなあ・・・。
あ、あった!日本橋都寿司!
訪問リストにもあげていたお寿司屋さんだったので、さっそく電話。
「あ~明日日曜日はランチなら1名様大丈夫なんですが、
 夜はいっっぱいで・・・・。
 でも地震でキャンセル出てるので、明日また電話いただいたら空いてるかもしれません。」と。
ほかにめぼしい鮨屋も見つけられず、
都寿司がだめなら麻布十番のワインバーに行こうと腹を決めて、
日曜日、さわ田さんに入る前にまた都寿司に電話。
「5時から7時半までならおひとり様大丈夫です。」
げえ!
さわ田で2時まで食べ続けて満腹の後また5時から鮨かぁ・・・・
さすがの私でもムリムリと断り、さわ田へ。

しかし、思いのほかおなかに余裕がある状態でさわ田を後にして、
すぐにまたまた都寿司に電話して5時からの席をゲットしました

前置き長くなりましたが、そんなこんなで、
日本橋橘町都寿司です。



うるいのお浸しと日本酒でスタート。



カワハギを肝醤油で。


みる貝


平貝を漬け込んだもの


あん肝 甘く煮てある。


このわたの茶碗蒸し


さわら焼き


初めての店ではお酒は1合と決めているのですが、
こちらは器が素敵で、ついついもう1合頼んじゃいました。
伯楽星・・・・宮城のおいしいお酒。
蔵は全滅らしいです…と大将。

もう握りますか?もう少しつまみますか?と聞かれ、
お酒頼んだばかりなのでもう少しつまみます…とお願いしました。


〆サバ、大葉、小ネギをまいたもの。

で、握りへ。


鯛 


さわら・・・だったかな。


かすご


中トロ


お茶の器もかわいい。


アジ


金目鯛


またお茶の器が・・・・


ガリの器もかわいい


車エビ


ウニ


隣のお客さんが追加で頼んだひもキュウ、おすそ分けいただきました。


煮はまぐり


アナゴ すんごいふわふわだった。


アサリのお椀


玉子


ええっと、
総じて良かったです。
最近大将の杉田さんがテレビに出たり、食べログ的にも赤丸急上昇だったりと、
期待していた部分もあったんですが、
すごい古いお店だし、ネタケースもあって、ほんとに街の寿司屋って感じだし、
あんまり期待していなかったところもあり、
でも最終的にはなんだかすごく楽しかった。

シャリは赤酢、硬くもやわらかくもなく。おいしいです。
ネタは総じてフツウかな。
アナゴは炙っていなくてあまり期待していなかったのに
すんごいふわふわで感動しました。

このお店はやはり大将の気遣いが素晴らしいのと、器が素敵なのがポイントですね。
お鮨も銀座のぎらぎら鮨とは違う、なんだか素朴な感じで、
まあ、お気に入りの嘉瑞さんに通じるものがあります。

わたし、もともと田舎者なんで、
最終的にはこういうほうが落ち着くのかもしれませんね。

また行ってみたいお店です。
ご馳走様でした~。

って感じで今回の東京ツアー終了です。
地震の影響で予定通りになりませんでしたが、
それでも相当満喫しました。

今回行けなかったお店には次回リベンジってことで

東京寿司屋めぐり @ さわ田

2011-03-31 20:22:35 | Restaurant/Bar/Cafe
東京ツアー最終日の日曜日。
お昼に伺いましたのは、2度目の訪問になるさわ田さんです。

前回はかなりの衝撃を受けて、
さわ田さんのおかげでこんなに江戸前鮨にハマったといっても過言ではありません

しっかりとかなり強めのシャリなんですが、食後に塩感が舌に残るということもなく、
また、ネタの熟成感なんかは、
あまりうまい鮨に出会っていなかった当時の私をノックアウトしたのでした。

こちらは前日の土曜日にお店からお電話いただき、
「あ~さわ田も休業か・・・」と思ってでたら、
店はやるんですがキャンセルのお客様が多いので一応確認の電話・・・ってことでした

予約の12時に伺うと私のみ。
すぐ後にアジア人の常連おひとり様が来て、
お客さん、2人だけでした。
こんなに空いてるさわ田さんを体験できたのは意外とラッキー。

こちらは撮影禁なので、
文字のみでご紹介。

前回は握りのみのコースでかなり満腹でしたが、
今回はつまみからにチャレンジです。

日本酒を1合頼んでスタートです。

まずはカウンターに南天の葉とわさびの葉が置かれます。
そしてマイクロトマトとワサビ。

ワサビの葉におつまみやお刺身が置かれていきます。

茹でそら豆
ヒラメ その縁側
アオリイカ
蒸しアワビ
煮タコ
子持ちの白魚の酒蒸し
サバ
ばちこ
巻物(カスゴと菜の花、キュウリ、茗荷、ゴマ)
大トロ炙り(土佐清水204㎏、水曜に揚がったもの)

ここまで、もちろん全部おいしかったんですが、
特に印象に残ったのは、
とても甘くてふわふわだったアワビ、
塩気がちょうどいいバチコ、
そして揚がって4日とは思えない濃厚な大トロ。
このマグロは、全然違う魚を狙った網にたまたまかかっていたもので、
その網にマグロがかかることはかなり珍しいことだったらしく、
「いま思えば魚たちは地震を感知していつもと違う動きしてたのかも」と大将。

ワサビの葉と南天の葉が取り除かれ、
ここから握りです。

ヒラメこぶ〆(2時間)
スミイカ
赤貝
アジ(脂が甘い!)
ヅケ
中トロ
中大トロ
大トロ
小肌 (最初「あま締め」と思うのですが後からキューンとコクのある酢、そして余韻もじわじわ)
煮はまぐり (少し塩味が強い)
車エビ
サヨリ(1時間締)
カツオ (ちょっと弱かった)
子持ちヤリイカの印籠づめ
ミル貝 (ちょっと温度が冷たかったけどそれも打ち消すぐらいの旨さ)
ウニ (歯舞だそうですが、ちょっと弱かった)
アナゴ 塩と詰め
玉子 (相変わらずのねっとり感!)
ほおずき。


2回目だからか、地震の影響か、はたまた時期的なものなのか・・・・・
と思わせる、ちょっと絶頂感不足な感じでした。
特にカツオは、口に入れた瞬間にアレ!?物足りない・・・・と思って、
それが顔に出たのか、
「あ、すいません。いつもカツオは燻してから1日ぐらい置くんですが、
 これは今朝あわてて燻したからちょっと弱いかもしれません」と大将。
なるほどね・・・

握りの数も18貫と、さわ田さんにしては少な目だったし、
女性だからということで気を使っていただいてシャリ小さ目だったし、
なんか前回並みの満腹を想定していったわりにはおなかに余裕あり、
追加しようかな~と思ったんですが、
お値段がどうなるかビビッて頼みませんでした

しんとした中で食べるといった印象のさわ田さんですが、
今回はお客が2人ということもあり、
終始和気藹々なムード。
外人さんとの英語で寿司トークも楽しかったし、
札幌の寿司屋について大将と話したりと、
とても楽しいお食事でした。

前回6月訪問時のひざ掛けはアジサイ、
今回3月はチューリップでした。
また来年、月を変えて訪問して、ひざ掛けコレクターになります

お会計は他の銀座の鮨屋と比べて2倍です。
なかなかいけません
ははは~。





またまた西麻布にてまったりと・・・・

2011-03-31 20:22:08 | Wine
はい、西麻布の夜も最終日になりました。
かねさかでのお鮨ディナーの後、またまた伺いましたのはいつものワインバー。

もう通って3日目なんで、大抵のものは飲んじゃってる状態でしたが
まあ白から始めましょうかと、こちらから。


ピュイイ フュイッセ レ クレイ ヴィーユ ヴィーヌ 2009
ダニエル エ マーティン バロー家          
たっぷりとした果実味と優しいミネラル感。

次、ジュブ・シャン開いたんで、それを飲むことにしたんですが、
開けて間もないからもう少し待ったほうがいいと。

待ってる間にこちらを飲むことにしました。

コート デュ ローヌ ラ ピアラード 2006
ラヤス家                             
ローヌ地方の伝説的な生産者。
南仏のブドウのたっぷりとした甘さが染み渡る。


そしてジュブ・シャン。

ドニ・モルテ 
ジュブレイ シャンベルタン アン シャン V.V. 1995
こちらは北のしっかりしたミネラル感もありますが、
VVの奥深い味わいの中にしっかりとした果実の甘みも。


そして本日のメイン。


マディラ。
ブランディーズ社 セルシアル 1940

木曜日から、今回はこれがおすすめと言われづつけておりましたので、
飲まずに帰るわけにはいきません。
酒精強化とはいえ、こんなに古いワインを飲むのは初めてです。
素晴らしい香り。いままで白の酒精強化ってあまりおいしいと思ったことなかったんですが、
やはり熟成のなせる業。
ナッツやカラメルのような香ばしさ。
何かこれに合う甘いものを・・とお願いしてでてきたガレットとともに。
これがまたすごく合ってました。


この日はやはり前日の地震についての情報、特に原発についての東電の会見やらを見ながら、
「やばいやばい」とみんなで話しつつ、
私は、おとといの続きの「のだめカンタービレ」を10巻まで読み進みました。
漫画に集中するとワインがあまり進まないので、
安く上がりますね・・・なんて

そして最後にサービスの1杯。

モレ サン ドニ ラ リオット 1995
ユベール リニエ家                     
すごい若い。
1995年と考えても、開けてしばらくたってると考えても、この若々しさにはびっくり。
普通にブドウを皮ごと口に入れてかじったみたい。

ってな感じで、今回も満喫しました。
ありがとうございました~。

東京寿司屋めぐり  @ 鮨かねさか

2011-03-31 20:21:34 | Restaurant/Bar/Cafe
すっかり更新ご無沙汰しちゃってますが、
東京シリーズのアップをなんとか3月中に終わらせちゃおうかと

地震翌日の土曜日のディナーは、
前日、予約していたのにもかかわらず、地震の影響でありつけなかった 鮨かねさか。

前日にお話しした職人さん、私が入店した瞬間に、
「あ~、昨日の!来てくださったんですね。ありがとうございます。」と。

日本酒1合頼んでスタートです。





白エビと生ガキ


焼きたち(タラの白子)


子持ちヤリイカ


アジ うまい。


あん肝と蒸しアワビ
アワビは肝くさかった。


太刀魚

ここから握り。

ヒラメこぶ〆


春子・・・だよねこれ?


中トロ


大トロ


ヅケ


スミイカ


車エビ


小肌


さより


赤貝


煮はまぐり


ウニ


アナゴ 塩と煮詰め


玉子

前日の鮨さいとうの大将の出身店で、
グループで仕入れしているので仕入れ元同じなんです。
だからなんとなくネタはかぶっているし、
シャリも赤酢でまあ似た感じなのですが、
それにしても
「ん~♪」
みたいな絶頂感はないんですよね。

何が違うのか特定は難しいのですが・・・・。

でも、鮨さいとうが☆☆☆、こちらの鮨かねさかが☆☆であることに納得した次第です。

フリーで入ってきたアメリカ人女性一人と、私と職人さんの3人で
前日の地震やアメリカの鮨について話しながらの和やかなお食事になったのですが、
感心したのは、お店のスタッフがみんなある程度の英語ができるってことです。
まあ、久兵衛もそうなんですが。

お客さん少なかったせいもあって、ゆっくり鮨バカトークをしながら
楽しいひと時でした。

ご馳走様でした。