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東京・台東借地借家人組合1

土地・建物を借りている賃借人の居住と営業の権利を守るために、自主的に組織された借地借家人のための組合です。

大阪の地上げ屋との一年の交渉で当初の40%弱で合意 (東京・武蔵野市)

2007年04月25日 | 地上げ・借地権(底地)売買

 大阪の地上げ屋を使った武蔵野市吉祥寺南町の地上げ事件は、今年4月に不動産会社の新地主との底地の買取交渉がまとまり、4月18日に土地売買契約を締結した。

 事の起こりは、昨年3月に突然地主が東京と大阪に事務所のある不動産会社「東京都市開発」に土地を売却、不動産会社は管理を大阪の地上げ屋に一任したことに始まる。

 借地人のAさん宅に地上げ屋と新地主が現れ、今後の交渉は地上げ屋と行うように言われ、地代も毎月集金に来るという。地代の集金は地上げ屋の常套手段で、集金を断れない借地人にプレッシャーをかけるのが狙いだ。Aさんは気が動転し、食事も喉を通らない状態になった。

 やっとのことで組合に相談し、地上げ屋との交渉を組合に一任し、地代も5月分から組合に集金に来るよう組合から地上げ屋に連絡した。以来、地上げ屋は組合に地代を集金に来るようになり、Aさん宅には訪問しなくなった。

 地上げ屋は当初、Aさんが個人タクシーを営業しているとみて、銀行から融資を受けて底地を買い取ることは困難ではないかと借地権の売却を打診してきた。

 Aさんは、高齢で介護が必要な母親をかかえ、借地権の売却を拒否し、交渉は進まないまま半年が経過。その後、話は一転し底地の買取について協議を続けた。当初高い金額を吹っかけてきたが、4割弱ダウンさせ路線価格で売却することで合意した。

 

東京借地借家人新聞より

 

東京・台東借地借家人組合

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