東京・台東借地借家人組合1

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地下室なのに…転居1回50万円、敷金扶助に群がる実態 (産経)

2010年06月03日 | 貧困ビジネス

 巨額の生活保護費をターゲットに、困窮者の背後でうごめいていた貧困ビジネスの一端が、大阪府警の相次ぐ摘発で明らかになりつつある。代表らが逮捕された複数のエセ支援団体に共通するのは、賃貸住宅の敷金(礼金)扶助をだまし取った点。公費で負担される引っ越し代や家財道具代を含めると「転居1回50万円が相場」とされ、貧困ビジネスの主要な“収益源”となっていた。大阪市が「要注意」と警戒する団体・業者は少なくとも30を数える。申請者の物色は今も続き、生活保護の土台を大きく揺るがしている。

 

◇ 実は「ゼロゼロ物件」

 「礼金を上限まで申請してください。冷蔵庫をプレゼントできますよ」

 平成21年夏の大阪・難波。都会の片隅で路上生活をしていた男性(54)に近くの不動産仲介業者がこう持ちかけた。業者のチラシには「福祉(生活保護)の相談に乗ります」の文言。連れて行かれたのは区役所の申請窓口だった。保護の受給と入居物件が決まると、市から礼金として受け取った25万円は言われるがまま業者に渡した。

 男性はこの2年前、愛知県内で派遣切りに遭った。職探しに来た大阪で手配師に声を掛けられ、今度は四国に。厳しい肉体労働を強いられて給料もピンハネされた。逃げ帰った大阪で“支援”を申し出たのが、先の不動産業者だった。

 斡旋されたワンルームマンションの家賃は月3万4千円。陽も差さない地下の一室をあてがわれた。しばらくして、敷金・礼金の不要な「ゼロゼロ物件」だと気がついた。

 「冷蔵庫はどうなったのか」。業者に問い合わると「25万円は『礼金』。そんなの出ませんよ」と手のひらを返された。男性は「25万円は業者が懐に入れたのだろう。悔しかった」と振り返った。

 

 それでも感謝…

 行政にとって要注意でも、受給者が「保護を受けさせてくれた」と恩義に感じるケースも少なくない。貧困ビジネスはこの心情に乗じ、転居の指示に従わせて継続的に保護費を得る。

 大阪市旭区のマンションに住む男性(61)は、自動車修理や建築業など職を転々とするうち生活苦に陥った。知人から西成区の団体を紹介され、保護を申請したのが約3年前。「あの団体がなければ、飢え死にしていたかもしれない」と率直に明かす。

 一方で、団体の指示により、別の区に転居したこともあった。なぜ引っ越すのか、説明はなかった。「団体の代表が保証人になってくれた。嫌とはいえない。敷金などは役所が出してくれたはず」と話した。

 

◇ 今後も拡大か

 敷金扶助が狙いだったのか。この団体の代表者は「路上生活者の支援に一定の経費がかかるのは事実。ゼロゼロ物件と思って斡旋しても実際は誇大広告で、いろいろ条件がついて費用が必要になる場合もある。ピンハネはしていない」と主張した。

 長年、困窮者支援に取り組んできた市内の団体幹部は「生活保護関連のビジネスで、悪質か、そうでないかの線引きは難しい。底辺にいる人には、天使でも悪魔でも救いあげてほしいという考え方もある」と指摘。「国が生活保護以外に路上生活者を救う仕組みを持たない以上、貧困ビジネスは今後も拡大していくのではないか」と危ぶむ。

 

2010年6月3日 産経ニュース

 

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自称NPO代表の男も逮捕 生活保護費詐取容疑 大阪 (朝日)

2010年06月03日 | 貧困ビジネス

 引っ越す際の敷金などの生活保護費を大阪市から詐取したとして、自称NPO「あしたばの会」北大阪支部長らが逮捕された事件で、大阪府警は3日、同会代表の山口芳彦容疑者(62)=大阪市都島区大東町3丁目=を詐欺容疑で2日に逮捕したと発表した。山口容疑者は容疑を否認しているという。

 捜査2課によると、山口容疑者は、同会北大阪支部長畑勲容疑者(47)=同容疑で逮捕=ら3人と共謀し、昨年11月上旬、大阪市西淀川区役所にある保健福祉センターに、山本一人容疑者(46)=同=が神戸に引っ越しをすると偽って転居先の賃貸関係の書類や引っ越し業者の見積書を提出。センターから敷金や引っ越し代など計約36万円をだまし取った疑いが持たれている。転居先は神戸市灘区のマンションとなっていたが、山本容疑者が実際に転居した形跡はなかったという。

 山口容疑者は、あしたばの会を2005年ごろ設立。NPOを自称していたが、大阪府などの認証は受けていなかった。

 

2010年6月03日 asahi.com(朝日新聞社)

 

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