なんだかここ最近あまりレコードを買ってないなと思った折に見かけたので、ついつい購入してしまった一枚。Karla Garrison(カーラ・ギャリソン)なるフィラデルフィアの女性シンガーが、1978年にLibertyレーベルへ吹き込んだ一枚です。どうやら本作以外に吹き込みはないようで、残念ながらカーラ嬢についての詳細は分からないのですが、肝心の曲の方は極上としか言いようのない出来。なんと言ってもMFSBのジャック・フェイスがアレンジを務めているため、サウンドは当然フィラデルフィア・モード全開。同時期のサルソウル・レーベル諸作に勝るとも劣らぬラテンディスコを展開しています。MFSB勢によるチャカポコ横揺れしたリズムとゴージャスなホーン&ストリングスのクォリティは言わずもがなですが、肝心の歌メロとカーラの歌唱自体も相当なもので、どこか哀愁を帯びながらも高揚感に満ちた素晴らしい仕上がり。フリーソウル全盛期に良く言われていた「泣きながら踊る」とはきっとこういうことでしょう。いわゆるディスコの王道とは異なるのでしょうが、僕はやっぱり90年代後半に東京の夜を彩ったこの辺りの音がいつまでも好きです。ちなみに知っている人も多いでしょうが、この曲はテープ時代のDiggin' Heat 2000に収録済。去年ユニバーサルからタワレコ限定でリリースされたDiggin' Free Soulの第二弾でも選曲しているので、Muroさん自身きっとお気に入りなのでしょう。ただ、非ミックスのフルコーラスとしては残念ながら今のところ未CD化。シングル・オンリーかつ、ダンスミュージック専門のレーベルからリリースされた作品というわけでもないので、なかなかCD化の機会に恵まれませんね。ちなみにアナログのレアリティーは☆2つといったところ。きちんと探せばそれほど労することなく見つけられると思います。
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たしかにこれはこれでしっとりしていて良いですね。
それよりもブログ拝見させて頂きましたが、いきなりPhyllis Baileyが紹介されててびっくりしました(笑)
このアルバム、ずっと気になって狙っているのですが、ここ数年異常に高騰してて手が出ないんですよね。
It's Easyはホントいい曲ですよね。
ちなみにフリーソウルの本には掲載されていますが、CD収録は確かなかったはずです。Focusは何かのモダンソウル系コンピに入っていたと思いますが。。。
それでは今後とも宜しくお願いします。
このThis Could Be The Night、同年にUSBDGでも紹介されているサザン・ソウル・アーティストのR.B. Hudmonもアルバムでやっているんですがどちらが先かわからないんですよ。
どういった経緯で両者が同じ曲を録音するようになったのかも謎です。
少ししっとりしたアレンジのR.B. Hudmonバージョンもなかなか良いです。
この盤って、もしかしてフィリーの
レーベルから出たものをリバティが、買ったんじゃない、
フィリー、サルソウルって奥深いですね、