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【「日本」のGDP世界一浮上を「アベノミクス日本」はこう阻止する】「令和」で最大の経済成長を遂げるのは「日本」だ⑦

2019-04-29 00:03:30 | 日本

前回からの続き)

 令和〇〇年、日本はアメリカや中国を抜いて世界最大のGDP大国になる―――前回、このような個人的シナリオを描きました。アメリカ次のQEを契機に、ドルの減価=インフレが急速に進んで同国や世界各国の政治・経済が混乱する中、わが国は当初、これにともなう外需の落ち込みに直面するものの、エネルギーコスト低下など、強い円の恩恵を受けた内需(≒国民一人ひとりの消費力)にけん引されて徐々に経済が回復、そして発展を遂げて・・・という見立てです。日本が世界一の経済大国だなんて、いまでこそ浮世離れした妄想に思えますが、まあ見ていて下さいよ、本当にそうなりますから(って、とくに一人当たりGDPは)・・・???

 ・・・って、そんな経済成長ポテンシャルMAXの「日本」の前に立ちはだかる最大の障壁が・・・ほかならぬ「アベノミクス日本」だと考えています。実際、先述したとおり、アベノミクス日本日銀の金融政策「異次元緩和」によって1兆ドルをはるかに超えるくらい「日本」のGDPを失わせている―――そのダメージと引き換えに「カブノミクス」(アベノミクスの私的造語:取り柄は「株のみ」)に賭けている?―――わけですから・・・

 けれどその前提となる円安ドル高の賞味期限が近づいてきています。先述のように、日銀がいくら無茶な金融政策(円の価値毀損策)を行っても、それ以上にアメリカがQE再開でドルを大量に放出しようとしているので、どうしても円高ドル安に進むしかない、というわけです。このままだと一枚看板「カブノミクス」=「円安株高」が崩壊しかねません。でもアメリカがQEやる!っていうからどうしようもありません、本来ならば・・・

 ・・・で、ついに万策尽きたか・・・に思えたアベノミクス日本が一発逆転を意図してやろうってのが・・・こちらの記事に書いた日銀による外債購入・・・ってワードでぼかしていますが(?)、これぶっちゃけ米国債購入という手になるのではないかと危惧(?)するものです。これこそ究極の円安ドル高誘導策といえるもの。なぜなら、これによれば日銀は、たとえば市場価格1ドルの米国債を1万円で買う(!?)みたいに、いくらでもその「高値掴み」ができるし、そうすることで円貨をドル以上に大量に市中に吐き出すことができるから、アメリカがどれほどQEをやろうが国債を振り出そうが対処OK―――円安ドル高=円安株高モードの維持が可能になる(?)からです。さらにこれ、実質的には日本によるアメリカの財政ファイナンスになるから、アメリカにとっては非常にありがたいことでしょう・・・って、ドルの信認維持が図られる等の意味で。

 おそらく政府・日銀の一部では上記の検討が水面下で行われていることでしょう(?)。ですがこれ、以前記事に書いたとおりで、通貨の無限増刷からハイパーインフレをもたらしかねない無謀きわまる策といえます。なので、いくら何でもこれが実行に移されることはないと信じたいですが、だからこそ「日本」が「アベノミクス日本」に変貌した平成最後の期間にこれほどまで沈没した事実、そしてそれが、この手の通貨安を指向した政策の結果もたらされたことを、国民各層は深く認識するべきだと思いますね、新時代「令和」の幕開けを目前に控えたいま・・・

(続く)

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