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【日銀がアメリカを財政ファイナンス!?】日銀の「外債購入論」を排す③

2016-09-29 00:01:48 | 日本

前回からの続き)

 マイナス金利政策で本邦金融機関の利益水準やそれらの株価を下げることなく、株高をもたらす円安を促す手はないか・・・とあれこれ考えた末に出てきそうなのが、日銀の「外債購入論だと思っています。

 ここで想定される日銀の外債購入とは、日銀が外国の国債、ぶっちゃけ米国債を買い入れて円のベースマネーを拡大しようというものでしょう。これは実質的には財務省が主導するドル買い円売り為替介入と同じで、日銀からすれば無理してマイナス金利の深堀りなどをせずとも円安誘導が可能となり、金融各社を苦しめることなく円安株高を演出することが可能になるかもしれません。

 前回書いたように、先日導入された日銀の「長短金利操作付き量的質的金融緩和」においては長期金利のゼロ%近辺への引き上げ誘導が想定され、これが円高を招くリスクがあります(あくまでもアベノミクス推進者にとってのリスクという意味で、円高が日本経済全体のリスクということではありません)。そこで日銀が、米国債買い≒ドル買いをして円の供給量を増やせば、金利上昇にともなう円高圧力に勝る円安要因を生み出すことができる―――まあこんなふうな発想が安倍政権・黒田日銀の関係者から出てきそうな予感があります(って、一部の方はすでにこの日銀による外債購入の実行を強く訴えていらっしゃいますが・・・)。

 個人的には日銀の外債(≒米国債)購入には絶対に反対です。その理由を思いつくままに書いてみると・・・まずは、政府・日銀の為替介入と違って日銀の外債購入では円貨が際限なく発行されるリスクが指摘できます。前者の場合、介入に必要な円は市場から(国庫短期証券の発行を通じて)調達されるため、その前後で円貨の増減はありませんが、後者では日銀が外債の購入額に応じた円貨を新たに発行するためにそれだけ市中の円貨が増える、つまりインフレリスクが高まることになります。

 そしてこれは日銀による事実上の国債直接引き受け(財政ファイナンス)になるでしょう・・・って、日本ではなく、アメリカ様のための。日銀が喜んで(?)買うことからアメリカは米国債をじゃんじゃん振り出しかねない(?)。さらにアメリカは日銀・・・を含めた日本の中央政府がしこたま買い上げる米国債を絶対に売れないことも分かっているわけです。というのは、こちらの記事に書いたように、わが国(政府・日銀)が米国債を購入したら決して売却せずに保有し続けることこそ、日米同盟のキモだから(たぶん?)。かくしてアメリカは、この日銀の無限の米国債買い(!?)によって、国債の大量発行でもっとも警戒すべき長期金利の上昇を抑えることができることに・・・(?)

 ・・・こうして日銀が大量に抱えた米国債は将来のある時点で、アメリカのデフォルト(ようするに借金踏み倒し)により、タダの紙切れとなる・・・という可能性も少なからずあるはずです。同じ米国債ホルダーでも中国などとは違って一切文句を言えない従順な日本をターゲットに、アメリカは債務不履行を通告するかもしれませんからね(?)。そのとき米国債に裏付けて発行された円貨もまた無価値となって、日銀は円の強制切り下げに追い込まれるかもしれない・・・(?)。もちろんこの場合も、国民は激しいインフレに苦しめられるおそれがあるわけです・・・

続く

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