(前回からの続き)
30年あまり続いた「平成」もまもなく終わります。経済面では、わたしたちはいま、アベノミクス(安倍政権・黒田日銀)そしてメディア等から、景気は順調だなどとしばしば聞かされています。ですが、世界の目線、すなわち米ドルという世界共通の物差しから見れば、日本経済は「HEISEI」と呼ばれる時代の最後の6年間(2012→2018年)、人類史上に例を見ないほどの超マイナス成長に陥り、かつ国民の資産額も大きく目減りしました。本稿で取り上げた対外投資についても同様で、せっかくのマネーが十分に活かされることなく無駄に滞留するばかりです。このことを世界中の人々は数字で見て分かっています。なぜなら皆さん、日本経済をドルで測っているから。ということで知らぬは「黒魔術」にかかった一般の日本人、ばかりか、おそらく・・・って、上記の実相をちゃんとお伝えしていないでしょうからね・・・(?)
敬愛する今上陛下の御世の最終局面で、わが国がこのような経済的どん底に意図的に沈められたことは本当に残念でなりません。そこまでして―――陛下にも隠して?―――アベノミクス各位が追求したかったのが「カブノミクス」(私的造語:アベノミクスの取り柄は「株のみ」)なわけです。これが株高と引き換えに上記転落をもたらしているさまは、こちらの記事等で綴ったとおりです。そしてこれと平行に、海外M&Aを含む「高値掴み」資産が積み上がっていることも、やがては・・・
新元号の時代に移れば―――遅くとも東京五輪が開かれる2020年くらいまでには(???)―――きっと新しい世界が始まるでしょう、間違いなくこの国から(?)。その生みの苦しみが少しでも穏やかなものであるよう、祈るばかりです・・・
(「日立の英国原発事業撤収は当然の合理」おわり)
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