(前回からの続き)
前述、そして本ブログでは何度も論じているように、アメリカは「誰が大統領になっても変わらない」つまりインフレ依存の深みに陥っていく(実質金利マイナス幅の拡大を図っていく)―――ドルの止めどない劣化には目をつぶる―――しかないがゆえに、必然的に対ドルで円高になっていくだろうことは日本の「誰が総理大臣になっても変わらない」と予想するものです。
でそのアメリカは・・・誰が次の大統領になるかを決めるタイミング、つまり大統領選挙を間近に控えています(来月5日です)。なので、かの国はもちろん、わが国そして世界各国で同選挙に関する報道ぶりが日増しに熱を帯びているところ・・・ですが、米有権者には水を差すようで申し訳ありませんが、上記からすれば、民主党カマラ・ハリス氏・共和党ドナルド・トランプ氏のどちらに投票しても結果は同じ(インフレ万歳?)だよ、だから・・・せめて冷静になってね、と伝えたいですね。というのも、上記報道等に刺激されて熱くなり、不支持のほうの候補者を暗殺しようと本気で企てる人々が少なくない、と推測されるからです。実際、ご存じのとおり、トランプ氏に対しては同未遂事件がすでに複数回、起こっていますからね、それもフツ~の市民がゴルゴ13ばりのスんゴイ銃でロック・オンして・・・
でそのあたり個人的に、次期大統領は、アメリカ史上、かつてないほど暗殺やテロの脅威にさらされることになるだろう、と悲観しています(ってその点、トランプ氏が大統領になった場合のほうがハリス氏がなった場合よりもそのおそれは大きいだろう)。なぜなら、それだけ・・・上述のインフレが米社会を長く深く蝕んでいる(し、今後も蝕んで逝く)ために、これに苦しむ人々の為政者に対する破壊的衝動が抑え難くなっていると想像されるからです。そこで「そんなことをしても無意味だよ、大統領が誰であってもインフレは収まらないのだから」と合理的に?諭したところで、彼ら彼女らは聞く耳を持たないでしょう。ならば・・・「大統領を暗殺(しようと)したら物価高がますますヒドくなるよ」と警告しておきましょうか。つまり・・・米大統領暗殺→米株価暴落・急激な資産デフレ発生・不良債権急増→FRBがリスク回避を名目に緊急利下げ・量的緩和再開→インフレ・ロケットに点火→・・・ということ。「それはイヤだ」となって自制してくれるでしょうかね、それとも「ヤってもヤらなくても、どのみちインフレ高進なんだろ?(う~ん参った、そのとおりです・・・)ならば、いっそ、ヤ・・・」となってしまいますかね、米(軍属ではなく?)一般家庭のスナイパー各位・・・(???)
じつは、そんなアメリカとはべつの意味で?テロ等の懸念が高まることを恐れています、って日本でも、今月27日の衆院選までの間は。でそれは・・・結果として、同選挙で自民党(を看板にした、石破新首相が先日支持を表明した日銀の現行の緩和的金融政策「円安誘導」)を「勝利」させることを意図したものになるでしょう。となるとターゲットは・・・って想像したくもありません・・・が、せめて「そんなことをしても無駄だよ」と強くクギを刺しておきますよ。そのわけは、上記からすれば自明ですね・・・
そのあたり・・・どうか杞憂に終わりますように・・・