世界雑感☆新しい世界は日本から始まる☆

世界の激動を感じつつ、日本経済への応援メッセージを徒然に綴るページです。
ご訪問ありがとうございます。

【ギネス級!?安倍首相が吹っ飛ばしたGDPはロシア分!】歴代ワースト成長で経済史に名を刻む?安倍首相②

2017-03-09 00:01:01 | 日本

前回からの続き)

 先述のとおり、アベノミクス」つまり2012年末から4年以上にわたって継続中の(第二次)安倍政権は、この間の日本経済を通算率で20%以上、金額で1.26兆ドルもの超マイナス成長に導きました

 で、これがどれほどスゴイのか、ですが・・・経済成長率では、アメリカや欧州主要国(独英仏など)そして中国等では少なくともここ十数年間、アベノミクスに「匹敵」するほどのマイナス成長をどこにも見出すことはできません。アメリカの場合、リーマン・ショックの翌年に当たる2009年は前年比で大きく下がりましたが、それでもマイナス2%程度で、以降は一貫してプラス成長となっています。強いて挙げるとすれば・・・経済規模や産業構造など何もかもが違い過ぎて日本と比較するのは無理があるギリシャ(2008年→2016年でマイナス27%!)とかロシア2013年→2016年でマイナス43%!)あたりがそうですね・・・って、「あの」ギリシャとそれだけ「いい勝負」をするくらい日本はアベノミクスで劇的な成長をしたわけです、マイナス方向に・・・

 次に金額。これは成長率よりももっとスゴイです。上記のようにアベノミクス日本のGDPマイナス額が1.26兆ドル・・・って、これがどれほどの規模観かといえば、2015年の世界各国の名目GDPランキングに当てはめると「13位」、つまり12位のロシア1.33兆ドル)のすぐ下にランクされるスケール。というわけで、アベノミクスはこの4年間で、アメリカに次ぐ世界第二の核兵器超大国ロシア一国分にほぼ相当するGDPを日本から失わせたことになります。コレ、ロシアやその次のオーストラリア(1.23兆ドル)よりも経済規模が小さな国なら、国民経済を跡形もなく吹き飛ばしてしまうほどのすさまじさ。ということは、このような超マイナス成長は米中独など、経済規模が大きな数か国程度でしか起こり得ない稀有な現象になります。それが予期せぬ巨大天災などではなく、指導者の人為的な政策のせいで、しかもわたしたちの国で起こっている・・・。もうこうなったら「ギネスブック」にアベノミクスを「人類史上、もっとも経済的価値を失わせた政策」(ちなみに第二位は・・・中国の「大躍進政策」か?)として掲載申請するしかない!?(以上、データはIMF統計)

 そんなこんなで日本は、当たり前ですが、アベノミクスの4年間で世界経済におけるプレゼンスを大きく低下させています(以下のデータは内閣府)。それが分かるのが・・・まずは世界全体のGDPに占める日本のそれの割合。20128.2%だったのか2015年には5.9%にまで落ちました。その間、中国11.414.8%と、日本との差をさらに広げています。そして一つ下のドイツ4.74.5%)の姿が近づいてきています・・・

 そして次は国民一人当たりの名目GDP。経済協力開発機構(OECD)加盟国中、日本は201211位から201520位まで大きく下がりました2322位の韓国との差が詰まってきています。したがって、何かと日本と張り合うムードがある(?)かの国では、もうすぐ一人当たりGDPで日本を抜くぞ!(というか、勝手に日本が韓国よりも下がるぞ、が実態に近い?)と鼻息を荒くしている人が少なくないのでは・・・

 ・・・安倍政権およびその周囲がスゴイのは、これほどまでのマイナス成長&日本経済の急激な地盤沈下を、たった一代の政権で成し遂げた(?)ところです・・・

続く

金融・投資(全般) ブログランキングへ


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【4年間でGDPの2割、1.26... | トップ | 【超マイナス成長の唯一の原... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日本」カテゴリの最新記事