木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

はだしのゲンを排除しようとするバカな教育委員会

2023年02月20日 | Weblog

使えない英語を学ぶ意義は?
「英語と日本人」江利川春雄と言う著書が信毎読書欄に紹介されていた。
学生時代英語は特に得意というわけではなかったが、大学受験には必須だったので、わからないながら勉強していた。
江利川氏によると語順もちがう、発音にも共通項がない英語を日本人が習得するにはよほど必要性がないと無理だという。確かに隣国の韓国のハングルは語順は日本と同じ、中国語は発音はむつかしいが漢字なのでだいたい意味は取れる。日本で暮らす大部分の日本人にとって日常生活に必要はない。ただ中学・高校、果ては大学で英語教育を受けると辞書が使えて、発音も近いものを習得している。読み書きは実は日本人の方が現地の人より得意だという。英語圏で暮らす人たちは他言語の国からやってくる人も多いのでとにかく話せる、相手とコミュニケーションをとることが大事で書くことは二の次になる。
会話、会話というが、話せる中身がないとあいさつ程度以上にはいかない。私は今、昔学生時代に使った英語の教科書で英文を読んでいる。ハングルもちょっと教室に通ったテキストを使って時間のある時に自学自習をしている。
もし英語圏の人と話す機会があれば知っている単語を並べれば何とか通じるとおもっている。

広島教育委員会、小学校の教材から『はだしのゲン』を削除で批判を浴びている。
なんでこういう余計なことを考えたりしたりするのか。現政府への忖度が過ぎる。
大体教育委員会と言うところは「ヒラメ体質」の上を目指す教員の巣食うところだ。
『はだしのゲン』は作者の中沢啓二氏が自らの被爆体験と当時の被ばくの悲惨を渾身の力で描いたもの。子どもたちはそれを全身でうけとめるはず。
私は大学を出た後、特に思い入れはなかったが、当時教員不足だった大阪で小学校教師をした。優秀な教師ではなかったが、教室の後ろの本だなに『はだしのゲン』と池田理代子さんの『ベルサイユのばら』を置いた。クラス全員が読んだと思う。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 男女平等の社会の仕組みを。 | トップ | 母に恵まれた私 »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事