木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

共産党若手議員に期待

2020年01月30日 | Weblog

国会中継を見る。
28日は共産党の宮本徹衆議院議員、そして今日は同じく共産党の田村智子氏と山添拓氏両参議院議員の安倍総理に対する「桜を見る会」私物化疑惑の追及だ。
野党はチームを組んでこの問題を共産党議員の追及に代表させている。
私は年を取るにつれて若い議員の動向がわからなくなってきていたが、共産党に30代、40代の優秀な議員が存在することを改めて認識した。
以前にも投稿したが、安倍晋三の言い訳は小学校3、4年のレベルでまさに「頭隠して尻隠さず」だ。
内閣府の官僚も時に答弁に立つが、官僚は安倍の召使や秘書ではなく、公僕なのだから安倍をかばう必要は全くないのに余計な前振りで逃げようとする。実に情けない。
この「桜を見る会」の言い訳を聞いて、私は安倍政権の「終わり」を実感した。安倍にゴマをすっても出世は無いのだから役人は正直に述べよ。でないとこれからの残りの人生恥ずかしいでしょう。
安倍晋三は公金と公権力の私物化を犯しており、即刻総理を辞任すべきなのだ。その後は司直の手にゆだねるべきなのだが、検察は動こうとしない。ゴーンよりこっちが先でしょう。森友・加計も問題は終わっていない。
夫妻で犯罪を犯している。河合夫妻と同罪だ。もっと罪が深い。
総務大臣の高市も時に答弁に立つが実に感じの悪い女だ。こんな者に投票する人の気が知れない。
おそらく大臣室で威張り腐っているのだろう。公的な場から追放してほしい。

運転免許更新の高齢者講習を受ける。
70才を過ぎているので講習を受けたという証明がないと免許更新ができない。
オートマチック軽自動車なのに車庫入れには失敗、S字のカーブでは縁石に乗り上げる始末。
ふだん狭い車庫入れはしないし、夜も運転はしない。買い物と医者通いだけ。
後期高齢者になるともっといろいろ講習を受けなくてはならない。その時が免許返上のタイミングか。

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医療ドラマは不動の人気

2020年01月27日 | Weblog

大相撲初場所幕尻の徳勝龍優勝
大病してから家で過ごすことが多くなり見始めたのが大相撲のテレビ中継。
すっかり相撲ファンになってしまった。以前から結果などはニュースで見ていて力士の名前などは知っていたが。
私は世の人が熱狂したサッカーやラグビーには関心がないが、駅伝とマラソン、相撲には関心がある。スピードスケートや水泳、体操競技にも割合関心がある。
幕尻とはいえ33才まで相撲を続けているのだから彼は土俵経験は大関の貴景勝よりはるかにあるわけで・・・。ただ自分の持ち味を発揮できなかっただけで、それが一気に花開いたと言えるのでは。
ただ去年の初場所も幕尻ではないが玉鷲が強さを発揮して優勝した。しかしその後低迷している。同じようにならなければいいけど。

新型ウィルスによるインフルエンザが中国中心に猛威をふるいはじめている。昔から疫病には「封じ込め」しかない。現代のように飛行機で行きかう時代ではなかった頃は一つの村や町を封鎖すれば事足りていたけど・・・。

医療ドラマ人気は続く
「トップナイフ」は脳外科医を中心とした話。私も脳外科の内視鏡手術を受けたのでとても興味深く見ている。
「病院の治し方」は松本市の相沢病院をモデルにした再生物語。スピードスケートの小平奈央さんが所属している病院だ。
父親から受け継いだ病院をどう立て直していくか。小泉元総理の長男の孝太郎が主演。品のいいキャラクターで準主役あたりで便利に使われて来た感がある孝太郎だが主役をつかんだ。


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近世英国の女性達の事情は?

2020年01月24日 | Weblog

ニーチェの『ツゥラストラはこう言った』(岩波文庫)を読了。
一気に読んだわけではないのでイマイチ意味がつかめなかった。もう一度読まなくてはだめだと思うけど私にはもう時間がない。
そして今はイギリスの女性作家ジェーン・オースチンの『高慢と偏見』を読み始めた。こちらは小説ということもあって非常にわかりやすい。1700年代から1800年代、イギリスはヴィクトリア女王の時代かな?女性の生き方は限られていた。下層階級の場合、農民は農業でしかも小作として働く。農民の娘だが美しく魅力的な娘テスの悲劇を描いたトマス・ハーディーの『テス』は日本でも非常によく読まれ、ロマン・ポランスキー監督で映画化もされていてこれも見たし、小説も読んだ。
農民ではない女性はどうしたか、貴族の邸の下働き、少し学問を身に着けていると主人の子供達の家庭教師兼小間使い。有名なブロンテ姉妹がこれですね。
そしてこの高慢と偏見の家庭は中流貴族?親は何とかして金持の男に娘を嫁がせようと躍起になるが、はたしてその首尾は?
こちらも映画化されているけど内容がやや地味なのでヒットまではしなかったかな?映画も見てます。

土偶は余技ではない
長野県立歴史館は開館25周年の記念企画展として「縄文時代の土器・土偶」の展示をしていて解説を聞いた。
土偶、粘土で作った人形はそれほど大きいものではないのでこれは土器づくりの際に余った粘土で作ったのが始まりかと思ったら、そうではなく初めから神にささげる偶像として丁寧に作られたものだという。
縄文人の心のありようを探ってみたいと感じた。


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悲劇と矛盾を戯画化、韓国映画『パラサイト』

2020年01月20日 | Weblog

先週土曜日、前評判の高い韓国映画『パラサイト』を見た。
この映画を見ようと集まった人もそれなりにいた。老若男女と言う感じで観客層の年齢の片寄はあまり感じなかった。
すさまじい格差社会の韓国。「冬ソナブーム」以来韓国映画やドラマを見るようになったが、お金持ちがそれ以外の人々を露骨に見下すさまを韓国人気質特有の描き方だと思っていたが、韓国人によると「あれが現実です」と言う。
そんな韓国社会で、主が事業に失敗し続け、半地下に住む一家。
韓国ドラマでは屋上の部屋に住む話がよく登場したが、半地下の住まいはそれ以下の環境。
その一家が高台にあるIT企業で成功した家に入り込み次第にその家を支配していく、だが結末は恐ろしくファンキーでありながらこの分断されて来た国の悲劇を映し出す。
監督のポン・ジュノは「漢江の怪物」でやはり韓国社会を戯画化したが、この作品でも同じ意図を感じる。
朝鮮半島の悲劇は秀吉の朝鮮侵略、そして明治政府以来の日本の侵略・植民地化が原因なのに今の一般の日本国民にあまりにその自覚がない。
私も2000年以来の韓ドラブームの中で沢山のドラマや映画を見る中で知ったことが多かった一人である。
豪壮な邸にも北の侵入に備えた地下室があり、そこに得体のしれない者がすみついているという設定。
韓国映画・ドラマには描くべき世界がいっぱいある。日本にもあるはずだがそこに目をむける映画人・ドラマ人がまだまだ少ないというのが私の印象。


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超真面目な長野県民

2020年01月16日 | Weblog

昨日、82文化財団の「天文学で読み解く「銀河鉄道の夜」という講座に行った。
講師は長野高専教授の大西浩次氏。
天候が悪く、歩いていると大粒のあられが降って来た。なのに会場はいっぱい。平日の午後なのに。定年を迎えている男性や主婦らしき女性もそれなりにいた。
みな「銀河鉄道」のタイトルに惹かれたのか。私はそうだけど。
最近夜空を見ることが増えた。星の名前にも月の運行にも無知だが夜空を見るのは好きになった。
宮澤賢治が活動した大正時代はまさに「大正デモクラシー」が開花した時代でもある。そんな時代に世を賑わせたのが物理学者石原純と歌人原阿佐緒の恋だ。
二人はそれまでの家庭を捨て一緒になった。東北大学の教授だった石原は生活のために本を書いた。アインシュタインの「相対性理論」を解説したものだ。この本がなぜかベストセラーになった。人々は相対性をあいたいせいと誤解して石原・原の恋の顛末を期待したようなのだ。そんなことがあったんだと私は面白くて反応したが、会場はシーン。大西先生もがっくりしただろう。多分高専生にこの話はうけたのではないか。
長野県人は他県から「真面目な県民性」と思われている。ましてや講演会にわざわざやってくるような人は超真面目。笑いやくすぐりが通じない場合が多い。
芸能人はノリの悪い客に苦労しているのでは?若い人はそうでもないかもしれないが。
でもすぐ乗って来るような大阪人などより勉強になるはずだ。
というわけで星の世界の事はあまり理解できなかったけど。宮沢賢治も大正時代の空気の中で「銀河鉄道の夜」を構想したのだろうと大西先生は言っていた。
生前は世に理解されなかった賢治だが死後に彼の名声は増々高まっている。

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反骨・反権力の作家松本清張

2020年01月14日 | Weblog

11日にNHKEテレで考古学者森本六爾反骨の男、昭和の弥生研究に新風というドラマ仕立ての番組を見た。
大正から昭和初期にかけて考古学会に新風を吹き込んだ森本六爾。
だが旧制中学卒程度の学歴で代用教員を勤めていて趣味で遺跡発掘調査をしていた彼の説を学会はまともに取り上げなかった。
そんな六爾を支えたのが同じ志を持つ妻だった。
そんな夫婦の姿を残された資料からドラマ仕立てで構成したものである。
考古学会にそんな異端児が存在したことは知らなかったが、この六爾のことをモデルに松本清張が小説にしているというので古い文庫本を見たら清張傑作短編集の中に『断碑』と言うタイトルであった。
小説なのでデフォルメしてあるが、正当に扱われないアマチュア学者の悲哀を危機迫る筆致で描いている。昔読んだのにすっかり忘れていた。
この六爾と重なるのが細菌学者として有名な野口英世だ。野口程有名ではなく成果も考古学という地味なものなので、私は知らなかったが、学歴がないために日本のアカデミズムから無視された心境は同じだと思った。
そして松本清張自身の恵まれなかった前半生の鬱々した気持ちが投影されてもいる。
学問の世界もヒエラルキーで成り立っていて、新しい学説や方法が発表されると周囲は嫉妬と反感の渦が巻き起こる。「俺たちがこんなに毎日必死でやって来たのに発見できなかったのにあいつが何でそんなことができるのだ」というやっかみだ。
しかし相手が有名国立大学出身の研究者だと「仕方ないか」ということになるが、これが無名の大学や旧帝国大以下の格下の大学出身者の成果だとバッシングされるのである。
ノーベル賞ということになると日本以外の査定なので日本の偏差値は通用しない。
それで企業の研究者や苦労人の地方大学の研究者に光が当たることもある。
芸術やスポーツは結果がすべてだが。
清張氏は読者に支持されて作家としてゆるぎない地位を築いたが、森本六爾は奇矯な考古学徒として33才の短い生涯を終えた。

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雪がないので散歩が楽しめる

2020年01月10日 | Weblog

本格的な冬の季節に入ったが、長野市南部は根雪になるような積雪はまだない。
だから普通の運動靴で散歩ができる。毎日ではないが結果2時間近く歩いている。
温暖化が進んでいることを実感する毎日だ。
歩いているといろんなものが見えて来る。車や自転車では見落としてしまう物も見える。
私は最近古代史に興味を持っているので山沿いのリンゴ畑を歩いていて岡のように盛り上がっているところをみると「古墳か!」と思ってしまう。
今は平野に住宅が建っているのが当たり前の風景になっているが、かつては山麓が人の住む場所だった。そしてしばらく坂道を上がっているとまた平らな地形になっていて中々地形というものも複雑な構造になっていることがわかる。
山麓の住まいも今は新しい構造の家に建て替わっている。広さにも寄るのだろうがこのような住宅メーカーの作る家はどれぐらいの費用で建てられるのか?一千万はかからないような気がする。
そんな山麓の集落にはところどころに誰も住まなくなった廃屋がある。解体するにも費用がかかるし、更地にしても後使う人がいない。
廃屋の農家の造りを見ると低いながらも2階建てになっていて養蚕がかつての農家を支える産業だったことが知れる。そんな桑畑は今やリンゴを中心とした果樹園にかわっているのだが、こちらも担い手不足のようだ。
里山が荒れると野生の獣の天下になる。軽トラックが通れる程度の舗装された道路を歩いているのでイノシシとかに遭遇することはまだないのだが・・・。
70代の前半なのでまだ歩ける。歩ける間に散歩を楽しもうと思う。

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引き継がれる「寅さんの世界」

2020年01月08日 | Weblog

アメリカとイランの間が開戦寸前だ。
第二次大戦後のアメリカは最大の「戦争国家」であり、敗戦前の日本軍国体制と酷似している。つまり他国で事を起こしそれを相手国のせいにする。
日本の場合中国大陸で朝鮮半島でテロを繰り返して来た。「閔妃暗殺」、「盧溝橋事件」等々。
アメリカもベトナム内戦介入、ソ連が退却した後のアフガン介入、中東介入と戦争を繰り返している。
今や最大の「テロ国家」であり「悪の枢軸」はアメリカだ。

三宅雪子元衆議院議員が入水自殺したというニュース。石田博英自民党議員の孫で小沢一郎氏の勧めで政界入り。このところ精神不安定状態だったらしい。小沢氏も罪作りなことをしたものだ。

「男はつらいよ・おかえり寅さん」を見た。高齢者中心のそれなりの観客がいた。
ストーリーは伯父さんの影響を少なからず受けた甥の満男が主人公。
初恋の相手いずみがオランダから仕事で帰国。束の間の二人の再会が描かれる。
過去のシーンから寅さんが所々登場という作り。
満男は駆け出しの作家となっていて妻とは死別高校生の娘と二人暮らし。
いずみは今や国連の難民高等弁務官事務所のスタッフである。実際のいずみ役の後藤久美子もイタリアだったかのF1レーサーと結婚して海外暮らし。離婚することもなく二人の娘を育てているしっかりした女性に成長している。
「男はつらいよ」シリーズは渥美清の死で終了したが、こういう形でこの映画はつづけられるのかなーと思った。山田洋次は80代後半だけど共同脚本の朝原雄三という後継者がいる。

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株価で経済を語るな

2020年01月04日 | Weblog

『欲望の資本主義』というNHKBSの番組を見た。
日銀で「異次元の金融緩和」とかいう金融政策に関わった経済人が語る番組だった。彼等は「人間の欲望には限りがない」と言った。そんなことはないと私は思う。
確かに欲張りな人とそうじゃない人がいて、強欲で人の物を奪って平気な人種はいるだろう。大企業の経営者とか大投資家とか。
普通の人は住む家があって食べるものや着るものに不自由しなければそれで満足なのでは。
そういう普通の生活を守るのが政治の仕事だと私は思う。
「アメリカは今景気がいい」とこれらの経済の専門家達は言う。そうだろうか。「ラストベルトはラストベルトのままなのでは」?彼等の言う好況というのは「株価」を見てそう言っているのでは?私のような金儲けに関心のない者からみると「株価の高下」などマネーゲームでしかない。そんなものなくたって人間は生きていける。
アメリカの産業て何だ?兵器とIT産業か。農業も盛んだが大規模農業で農産物は大資本が牛耳っていて、農薬は使い放題、工業製品のような食品を大量に作って国内外に売りつけている。
ヨーロッパ諸国や日本はアメリカの横暴に抵抗を試みてきたのだが、小泉政権の時代からアメリカの言いなりに舵を切っている。自分達の企業の事しか考えない経営者と大株主の政党になったのだ。

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近郊農村の暮らしは恵まれている?

2020年01月02日 | Weblog

2020年の新しい年が始まった。
私は子年生まれだがネズミは嫌いだ。好きな人はあまりいないと思うけど、ついでに蛇もいやだな。牛とか馬やうさぎはいいけど。イノシシや猿も出くわしたくない。
このいわゆる干支は中国の陰陽説の考えから来ている。
小さい頃、ネズミはあちこちで見かけた。最近はめったに見かけないのでたまに遭遇すると「きゃっ!」と声をあげたくなる。
ネズミの天敵はハクビシンだ。鼻が白くてネズミよりやや大きい。外来種らしい。非常に柔軟でどんなすき間からも入り込む。一度天井裏に入られて不愉快な思いをした。業者の人に穴をふさいでもらってそれからは天井裏で騒ぐこともなくなったけど。
しかしハクビシンというものに遭遇したことがない。昼間は叢とか人目につかないところに潜んでいるという。何でも食べるらしいけど果物が好物だという。私の家の周囲はリンゴ畑で傷んだリンゴが木の周囲に置いてある。「ハクビシンのえさだな」と思うが黙っている。片付けてほしいが。
ネズミは人間にとって身近な小動物だ。それでよく童話に登場する。イソップ童話の「田舎のネズミと都会のネズミ」とかネズミの嫁入りとか。
元日は風もなく素晴らしい天気だった。年賀状の返事を出しにポストへ行きついでに散歩した。この日はさすがに出かける人もなく車が何台も家の周りに止まっていた。田舎は特に昔農家だったお宅は庭が広い。車は止め放題だ。
皆さん新しい家に建て替えて、いくら土地は自前でも建設費がかかる。「格差社会」で非正規雇用が多いというが、車で行ける所に職場があり、米や野菜は自給、親世代が健在ならそんなに悪い生活は送っていないように私には見える。
むしろ何もない都市生活者の方が大変なのでは思うが・・・。

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