木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

戦争に負けてよかったこと(男女平等、機会均等)

2023年08月29日 | Weblog
暑さがなかなかおさまらない。午前中はなんとか家事もできるが、昼過ぎは首に保冷剤を置いて横になっているしかない。私はそうできる身分だが、エッセンシャルワーカーの人は大変。近辺の農家の人たちは朝と夕方に作業をしている。
ワイドショーはロシアの軍事顧問会社のプリゴジンの話題ばかり。こんなことをしているロシアに未来はないと思う。

今年は菩提寺の地区の世話係。お寺の通信とかを配って歩かなけれならない。範囲が広いので車がなければ無理。最初は配布先がわからなくて苦労したが2年目なのでようやく覚えた。
お寺も後継者に苦労する職業だ。菩提寺は檀家600軒という大寺だが、先々代は一人息子。次の世代も娘一人。東京の大学で学んだが、自家の立場をしっかりわきまえていて、東京から夫を連れてきた。住職さんによると自分は沖縄出身で、水産高校の出身だという。船員だったらしい。例の200カイリ問題で、船に乗って魚を取る仕事に見切りをつけ、東京へ出て、お寺の一人娘に出会い、坊さんの修業はそれから。永平寺がこれらの修業にこたえてくれる。
村のお寺の住職も元は動物飼育員だったが、やはり永平寺で修業をし、こちらは檀家が少ないので、桃を作ったり、ほかのお寺のお手伝いに行ったり。妻も働きに出ている。
村のお寺ではそういう連携がうまくいかず廃寺になっているところもある。これからはそういうところ増えていくだろう。

韓国2000人超出生届出されず(8月26日付け信毎)。
韓国は日本以上にかつての中国の影響を受けていて「家父長制・女性差別」が残っていて、跡継ぎの男子を望み、女の子が生まれるとネットを通じて養子にだしたりしているという。
私は韓国ドラマファンで(今は殆ど見ないが)、男子偏重のドラマをこれでもかとみていた。時代劇では身分差が激しく、母の身分が低いと生まれた子はそのことを気にして、そんなセリフが出てくる。
日本は戦前までは似たような状態だったが、敗戦によってそれまでの価値観がひっくり返り、アメリカの指導で「民主主義の国」に無理やりさせられた。だからそれ以前の残滓が時々顔を出すが(特に保守系のじじい族)、戦争の犠牲者は数知れないが負けたことはよかったのだろう。

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宮沢賢治は天皇制軍国主義時代をどう生きたか気になる

2023年08月27日 | Weblog
昨日はカルチャー講座「宮沢賢治」に行きました。
賢治の童話の中から『よく利く薬と偉い薬』
清夫は病気の母のために森にバラの実を採りに行った。バラの実は水に入れてそれを飲むとからだがすっきり。お母さんの身体の調子はよくなった。多分更年期症状ですね。これを聞いた大三と言う男が森に探しに行くが見つからない。大三は近頃頭はぼんやりし、息はあがるし、医者は食べ物を減らしなさいという。賢治の時代と言うかもっと前は「白米を腹いっぱい食べられるのが庶民の望み」だからビタミンB1不足の脚気になる人が多かった。副菜を適当に採れば脚気にはならないのだが、それはぜいたくというもの。
江戸時代、江戸へ奉公に出て脚気になっても田舎へ帰ると雑穀などの粗食により治ってしまう。だから「江戸病」と言われた。
大三はバラの実が見つからないので偽薬を作る。バラの実によく似たものができたのでそれを飲んだ大三はアプッと言って死んでしまった。るつぼの中に出来たのは昇こうという毒薬だった。
賢治は化学の知識も豊富でこんな童話も書いたのである。
『グスコーブドリの伝記』も地質や火山の知識があったからこそ書けた作品と言えるだろう。
ところで私は昭和8年に亡くなった賢治がそのあたりから急速に強まる「天皇制軍国主義」にどう向き合っただろうかと気になる。
「国柱会」と言う法華経系統の仏教系の宗教の熱心な信者であった賢治はどう考えただろうか。
これから後宗教界はこぞって「戦争協力」してしまうのであるから。


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公務員という者の立場がわかっていない公務員が多すぎる

2023年08月25日 | Weblog
原発処理水(汚染水)海洋放出開始。
中韓一斉反発。あたりまえでしょう。逆の立場だったら日本だって反発するでしょう。
アメリカやヨーロッパしか見ていない自公政権は中韓に丁寧に説明する姿勢を欠いている。そんなことは相手もわかる。
日本は中韓、アジアに位置しているのに西欧の一員だと勘違いしている。

プリゴジンは生きているのかいないのか、これも話題に出てくる。写真はものすごく人相が悪くてあまり心配する気にならないが。仲間8人も犠牲になっている。ロシアの陰謀だとしたらこういう国に未来はない。

「徹子」。2代目若乃花。前妻の子も含めて子供は6人。「少子化時代」に多いに貢献しているともいえるが、お気楽な人。そんなことをいう私も兄弟は6人(一人幼児の時に死亡。長姉もすでに死亡)。

「政治は誰の物か」と言う投稿があった。(8月20日付け信毎)。
投稿者は長崎の佐世保市が市民団体が開く原爆写真展に、核兵器禁止条約の批准を政府に求める横断幕を掲げることなどを理由に「政治的中立性が保もたれない」、「政府が決めたことに市として物申す立場にない」と後援を拒否したことに対して、「政治的中立」や「世論を二分するような政治的テーマにおける政治は為政者だけのもので「政治的」であるなしを理由に市民の活動をふるいにかけるのは地方自治体のやることなのかと批判している。
政治の出発点は主権者である市民が自由に意見をかわし、対立意見に耳を傾けながら粘り強く合意形成を重ね、よりよい社会を実現しようとする行動にあるのではないか。そしてこうした市民の行動を保障するのが地方自治体の役割だと考えるとしている。至極まっとうな意見で、こうした行動にいちゃもんを付ける公務員や準公務員は公務員の何たるかがわかっていないといえる。
「お上に従え」の前近代や戦前の意識を引きずっているこうした公務員にきちんとした公務員教育・研修はなされているのだろうか。新人のときだけでなく、その都度研修すべきだ。



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長野県は教育県の意味は明治の学制発布に由来

2023年08月23日 | Weblog
今日はいくらか涼しくなった。外出。
羽鳥モーニングショー「万博批判」。事務局は万博の入場者が想定より少なくて赤字になった場合、その補填はどうするのか問われ「仮定の話には答えられない」の「木で鼻をくくる」ような回答。「やる気なしの無責任」を露呈。こんなものを推進しようとする「維新」の責任。何度も言う。「維新追放、万博中止」。

タリバン復権2年、アフガン強まる女性抑圧(信毎8月15日付け)。
女性から生まれて育てられているのにこの時代錯誤。彼らは女性の力を恐れているのだろう。教育を身に着ければ男は蹴散らされてしまう。男はいなくても世の中は回っていく。現代は力仕事も機械が代行してくれる。生殖も人工授精で間に合う。男はいてもいいが、女を抑圧する男はいらない。

長野県を「教育県と思うか」の県世論調査。14パーセント。2017年より3ポイント増。
世の中「教育県」の意味を誤解している。
「長野県は教育県」の認識は明治5年「学制発布」で小学校に通わせることが義務付けられた時に最もこの制度を推進したのが長野県だったことに由来する。有名大学への進学率の高さを言うのではない。
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原発処理水の海洋放出に漁業関係者・近隣諸国反対

2023年08月21日 | Weblog
雷鳴がしきりにしますが、まだ雨は降ってきません。
テレビ朝日の羽鳥モーニングショーは高校野球の話題。
いろんなスポーツや楽しみが増えた現代は「甲子園の高校野球一色」というわけにはいきません。でも朝日新聞は夏の甲子園の主催者の団体の一画ですからやらないわけにはいきません。
球児の丸刈りが減っているそう。汗かくスポーツですから丸刈りは頭から水かぶるには都合がいいですが、一面けがの時に帽子やヘルメットをかぶっているとはいえ、髪が頭をまもります。
丸刈りは軍隊を連想します。戦時中、召集令状を受け取ると髪を刈って入営していく。特に陸軍は上から下まで丸刈り。海軍は下級兵士はともかく上級幹部は髪延ばしていたような・・・。
ところで私の子供時代、男子は坊主頭でした。うちでは母が兄たちの髪をバリカンで刈っていました。嫌がっていましたけどあんまり伸ばしてるわけにもいかない。
慶応高校が103ねんぶりに4強に進出したそうでその話題。勉強もスポーツもそのうえ中流以上の家庭環境。そんなのあり?というところですが、私立ですからスポーツ枠はあるようです。
ついでに言うなら「政治枠」もあるようです。小学校から慶応と言う場合はよほど成績不良でない限り大学までいけるようです。小泉元総理など本を読んで考えるタイプには見えない。

福島原発処理水(汚染水)の海洋放出に中国、韓国・朝鮮反発。
当然でしょう。日本の漁業関係者も反対しています。海洋放出ではない方法もあるようで、目の前から無くなれば後は知らんという日本の姿勢は受け入れられないでしょう。自民党政権の体質そのままです。
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市民のためにならない維新

2023年08月19日 | Weblog
連日の暑さですが、今は雷も鳴ってやや涼しいです。
大阪枚方市の話題。
私は20代、30代を大阪と京都の中間にある衛星都市枚方市で仕事をしていました。
その枚方市に関してのテレビ番組を見ました。あれからほぼ40年、ところどころ思い出す風景がありました。淀川の沿岸、近代以前は街道とともに船便がいきかっていたところ。行きかう船に寄っていて飲食を提供する「食らわんか船」が有名です。「食らわんか」と船に乗っている人たちに酒や食べ物をすすめる。ごく素朴なと言うか粗野な商法。
京都や大阪と言った大都市の企業に勤めるサラリーマンに住宅を提供する都市の意味合いが濃く、当時の印象としては情緒に乏しい印象がありましたが。
私は大阪に「維新旋風」が荒れ狂う前に離れましたが、今枚方市長も維新だそうで、市職労と対立しています。
維新の手法は市民にとって必要な福祉や公共を「税金の無駄遣い」の名のもとに削減する乱暴なもので、その代わりに財界の言う公共事業、例えば大阪湾の埋め立て地にカジノや万博を誘致するという、周回遅れの政策を勧めようとするトンデモ勢力です。早くこのことに府市民が気づいてほしいところですが。
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真のリーダーは外からやってくるもの

2023年08月17日 | Weblog
暑い日が続きますが、久しぶりの夕立、少し涼しくなりました。
「玉砕の島、語られなかった真実」。
NHKEテレ番組。戦前、南洋諸島(サイパンやテニアンなど)に移住していた日本人は主にサトウキビを栽培して生計を立てていた。気候は温暖で、作物はよく育ち、「南洋の楽園的」生活だった。しかしこれとて原住民と共同でしたことではなく、日本軍が一方的に駐留して、その武力を背景に進めたものである。
アメリカ軍(連合軍)に追い詰められいよいよ敗色濃くなったとき、民間人はその必要がないのに軍の主導で「玉砕」と言う名の全滅作戦を強いられた。
これこそ「天皇制軍国主義」の大罪である。
明治維新以来絶対主義天皇制に洗脳されていた日本国民は死ぬ必要がないのに軍の命令に従ってしまった。
今「天皇制」は政治権力をもたない「日本国民統合の象徴」として存在しているが、いつまた「天皇制」を利用しようとする勢力が権力を持つかもしれない。現に自民党内の保守派はこの機会をねらっている。
皇室の方々にとっても人権と自由を制限された特権など返上したいところだろう。現に若い世代の皇族はそう思っているはずだ。秋篠宮家の悠仁さんの無表情が話題になっている。10代を迎えた悠仁さんの悩みはこれから大きくなっていくだろう。
ところで先の大戦を避ける方策はなかったのだろうか。
NHKの「英雄たちの選択」と言う番組では天皇の権威を押し立てて戦争を回避する方向にもっていくべきだったとした。ただ東條にその胆力はなかった。彼は能吏ではあっても危機におけるリーダー足りえなかった。今でも身内から選ぼうとするとこうなる。
真のリーダーはいつも外からやってくるものである。

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上にいくほど無責任。日本の悪しき伝統

2023年08月15日 | Weblog
「羽鳥モーニングショー」はお盆なので「お墓・葬儀」の話題。
少子化と生活の現代化でお墓参りなどの行事を簡略化したり、どうやっていいかわからないという家族が増えているという。そこはよくしたもので、親戚縁者が世話を焼いてくれないところを業者がアドバイスしてくれる。それこそ値段ランクで自分ができる範囲で選べる。
我が家は先祖代々のお墓あります。今のところ私が掃除や世話をしていますが、あと10年もすれば無理。その時は共同墓地にしてもらうしかない。お寺もそういうことは考えているようで、後継者もいるのでその点は安心。
地域の中では大寺なので、廃寺になることは当面ない。地域には廃寺になっているところもある。
8月は中国大陸侵略から太平洋戦争に突き進み、原爆を投下されるという悲惨・無残の敗戦を振り返る番組が数多く放送されるが、今年のNHKは個々人がどうこの戦争に向き合ったかを残された日記などで追及するスタイルだった。
大本営報道部は国民の戦意が落ちないように苦心したが、結局、今でも「大本営発表」といえば「でたらめ」の代名詞になるほどかけはなれた戦況発表になってしまった。
始めるのは簡単だが、敗色が濃くなったときにどこで手を打つかが非常にむつかしい。みな「敗戦」の責任を取りたくないのだ。これは今でもあらゆる組織で見られる現象だが。
戦時中、直接メディアや国民に向き合うのは軍の報道部の報道官。本人の逡巡と組織、特に無責任と言う点では上に行くほどひどい。今に通じる。
「全滅」を「玉砕」としたり、「敗退」を「転進」と言ったり。鋭い人間なら見抜く取り繕いだが。
敗戦後、当時はラジオだが、直接国民に声で発信した報道部員、声が良いとか、力強いというのが起用の理由だが、その戦後は「針の筵」。引きこもってしまい社会的活動ができなくなったり、そのことは一切語らずひたすら目立たぬように生活したことが家族によって語られる。
これに対して命令した上司のほうは家族ともども自決した軍人もいたが(これに対しては死ぬなら自分だけでと言いたいが)、一般国民の苦しみをよそに新しい支配者占領軍にとりいり、再び今度はアメリカの犬になって支配者の位置に就いたものもいた。典型は戦前は商工省の官僚として満州進出の計画を推進した岸信介。安倍晋三の死で、ようやくこの悪しき血脈は終わりを告げたが・・。


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皇室外交という名の外務省の横暴

2023年08月13日 | Weblog
今日は「迎え盆」。
以前は我が家の前を通って、お墓に提灯を持って家族連れが通ったものだが、その気配もない。家族の形態が変わって、お盆に家族一同が集まる風習も消えつつあるか。

ドミニカ共和国政府、日本人移民に土地補償金。一所帯2000万円(信毎8月7日)
1950年代ドミニカに移住したものの約束された土地の譲渡がされなかった日本人移民に対して、今一所帯当たり約2000万円の補償金の供与を決定。支払いを開始しているという。補償の対象者は代替地をもらっていない45所帯。
本来ならあっせん仲介した外務省が責任をもつべきだが、害に務める役所なので知らん顔。つくづくいらない役所だと思う。領事館業務だけあればいい。
大使などとして外国に出るとそこのよからぬ出入り業者などから賄賂をもらって任を終えて日本に戻ると豪邸が建つと言われている。
今外務省は皇室を盾に外交と称して箔をつけたい連中の仲介をしている。
「皇室外交」などと言っているが、こうなると外務省と言う役所の在り方を国民が監視すべき。こういう道筋をつけたのは皇后雅子の父小和田恒である。
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土地は個人・企業の私有物ではない

2023年08月11日 | Weblog
昨日は所用があって、夕方から夜にかけて運転をしたのですが、やはり慣れていないせいか道幅がよくわからず、ひやひやしました。この役は今年で終わり、夜の会合はもうないと思うのでほっとします。
「徹子の部屋」。宇崎竜童・阿木燿子夫妻。阿木さんは美人なので、宇崎さんの方から声をかけたのかなと思っていたのですが、阿木さんが宇崎さんの方ばかり見ていたので、阿木さんの方が宇崎さんを余計好きだったんだなと思いました。

神宮外苑再開発問題。
貴重な都心の緑である明治神宮外苑の再開発への批判を受けて開発業者の三井不動産と当事者の明治神宮が「住民説明会」をようやく開いた。
これ以上高層ビルを建てようとする業者の考えと明治神宮の考えが理解できない。
これからの東京に必要なのは高層ビルでは無く快適な緑空間でしょう。
いきさつはいろいろあれど、150年の近代の東京の景観を軽々に考えるべきではない。
何度も言うが、土地は個人の所有物ではない。地球のものだ。三井不動産は住民と真摯に向き合う姿勢を示していないという。自由主義社会とは言え、人々に多大な影響を与える建物を勝手に作る時代ではない。
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