木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

同選挙区での世襲は「裏口入学」と同じ

2019年12月31日 | Weblog

2019年は災害の年だった。
千葉県は強風災害、そして長野県は豪雨による洪水被害。
お昼時何となくテレビをつけてワイドショーを見ている。
TBSは韓国たたきが好き。フジテレビの坂上司会の番組では森田健作知事を批判していた。何期目だったか知らないが好き放題が目立つようになっているらしい。タレントからの転身の長期政権はこのようなものと県民は知るべき。彼等の目的は落ち目のタレント活動から目立つ場所へもう一度が動機なのだから。
自民党は知名度のある芸能人やスポーツ選手を国会で法案を通すための「陣笠議員」として重用しているが用はそれだけなので、「目立ちたがり」の欲望は知事に当選する方が満たされる。
国会も「小選挙区・比例並立制」という大政党に有利な選挙制度の弊害でとんでもない人間が議員に当選するようになった。その歪みが安倍のような者の長期政権を許す元凶と国民は知るべきだ。
この小選挙区制度を推進した者は英国の制度を参考にしたというが、英国と日本の大きな違いは親の選挙区をそのまま引き継ぐかどうかという点。英国では世襲自体は許されるがその場合他の選挙区に変らなくてはならない。
安倍や麻生や小泉純一郎親子が別の選挙区で選挙民に受け入れられるかどうかためされるのだ。「裏口入学」は許されないのだ。

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パブリックビューで政権を監視しよう

2019年12月28日 | Weblog

朝起きて見たら一面雪化粧だった。だがまだ本格的な冬は始まっていない。これからの寒さに覚悟を求めているんだなと思う。天気も人間に配慮してくれる。
私は運動を兼ねてよく散歩する。
私の住む地域は100所帯ぐらいで一括りになっている。この中で政党支持をはっきり家の前に掲げている家は少ない。しかし田んぼの中に看板を掲げている家はそれなりにある。
今の安倍政権のでたらめぶりにそれでも「どこまでもついていきます。下駄の雪」と思っているのか、単なる惰性で看板を掲げているのか。
共産党の看板を掲げている家はそれなりに主義主張をはっきりと自覚しているのだろう。このところ勢いがある。「桜を見る会」の安倍夫妻の税金私物化に切り込んだのは共産党議員だ。
政権に忖度し、視聴者への伝達を忘れているNHKだが、国会中継をするのはNHKだけ。この時の安倍の態度は実にふざけたもので、安倍の愚か者丸出しの野次は議長役の議員からも注意をうけるほどだが、みな国会中継など見ないから見逃されている。
安倍は政府に批判的な質問をする議員に対して「共産党!」と野次を飛ばすことを通例としている。
「共産党」のどこが悪いのか、自民党政権よりよっぽどましでしょう。
さて「桜を見る会」の私物化に鋭く切り込んだ共産党の田村智子議員。法政大学教授?の上西充子先生が始めたパブリックビューによる国会中継の場に登場したが、ほっそりしていてややはにかんでいて、上西先生の方がよっぽど迫力があった。
「出る処へ出たら一歩も引かない」という見掛け倒しとは真反対の議員のようだ。
「パブリックビュー」いい方法だ。注目のやり取りを大画面で流し人々が立ち止まる。
この画面を見て安倍を支持すると言える人間がどれほどいるのか。マスコミによる都合のいい切り取りをそのまま受け取ってはいけない。

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癇癪を起す相手を間違えていた阿川弘之

2019年12月24日 | Weblog

今日はクリスマスイブだ。
イエスが生まれる前夜と伝えられているキリスト教徒にとっては重要な日だが、今や世界中でこの日は「お祭り日」ととらえられている。特に日本では。キリスト教徒でもないのにと、以前は思っていたが、サンタにプレゼントにツリー、そして「マッチ売りの少女」など童話の世界でも「クリスマス」は子供達の夢をかきたてる。
仏教やイスラム教にこれに匹敵する行事はあるかといえば?である。キリスト教が積極的に各地に布教した成果だ。ただし侵略を伴った布教ではあったが。

今だったらDV?阿川家のファミリーヒストリー。
NHKの「ファミリーヒストリー」という番組を見た。エッセイストにタレントにと活躍する阿川佐和子の家族史だ。
佐和子の父作家だった阿川弘之は身体的暴力は振るわなかったようだが、とにかく「癇癪もち」で近所でも評判だったらしい。
大正生まれの阿川は海軍士官になったが、敗戦後人々がコロリと変わって民主主義だといってそれまでの価値観を簡単に捨ててしまったのがなんとも我慢できず、それで癇癪を起していたようなのだ。うっぷんを身近な人にぶつけていたが、本当は一番彼が怒りをぶつけなければいけない相手は昭和天皇であり、軍部の上層部であるはずなのにそうはいけないところに阿川氏の矛盾があったと私には思えた。
私の大学時代の教授だった岩井忠熊氏は戦前、天皇制軍国主義にそれほど染まっていたわけではないが、学徒兵として「海の特攻隊員」になった。そして戦後共産党員になった。そういう生き方も選ぼうと思えばあったわけだけど・・・。
阿川氏は文化勲章を受けた。私は阿川氏の作品は確か特攻隊員を描いた「雲の墓標」を読んだが大分前なので内容はすっかり忘れている。その後の作品は読んでいないが「文化勲章」を受けるほどの作家なのかとは思う。
最も国に褒めてもらうことを有難がるようでは作家としてどうなのかと思う。大江健三郎氏や辻井喬氏は文化勲章を断っているのだからこちらの態度の方が作家としての王道だろうと私は思う。

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官製ワーキングプアーに関心を

2019年12月21日 | Weblog

官製ワーキングプアー
私は博物館のボランティア活動をしている。職員のお手伝いという以上の自主的な活動であるが、今まであまり関心を払って来なかったのだが、職員の中にも雇用の在り方により給与等に差別があるのを知った。同じ仕事という以上に長年それに携わって来た人の方が仕事は出来るはずなのにそれが正当に評価されていない。
一体こんな人事の在り方を放置しておくことが信じられない。市職労はどう考えているのかと思う。
私も若い頃教師の経験がある。小学校の免許は無かったので講師をしながら通信教育で免許を取った。晴れて採用試験に合格して正採用になったのだが、丁度大都市では教師が足りない時代だったので、免許さえあれば採用されていた。しかし地方では採用枠が少ないので講師をしながら採用を目ざしている実態もあった。長野県では採用試験を受験するのに年齢制限があり、40才を過ぎていると受験資格がなかったのだが、田中康夫氏が知事だった時にこの年齢制限に関してすでに講師等で教師の実績があれば40才以上でも正採用に切り替えられ、私の向かいの家の息子さんはこれで救われ、今や中学校の校長を務めている。
博物館の仕事は古い文書や道具を鑑定したりと専門的なもので、それが雇われ方によって低い待遇に抑えられているというのは市民の目からも納得がいかない。専門家なのに独立して生活をやっていける給与ではないという。


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「聖戦」を信じてはいけない

2019年12月18日 | Weblog

カトリック教徒にいい印象を持たないと書きましたが、アフガンで灌漑事業に献身した中村哲氏はクリスチャン。多分カトリック教徒。真摯に生きた人生だと思うが宗教には偽善者が自身のありようを神を隠れ蓑にして利用している場合が多い。第三者はだいたいそれを見抜くけれどね。
家に内村鑑三に関する本が数冊あるのでそれを読んでいる。私の母方の祖父はクリスチャンで内村鑑三を尊敬していたと母から聞いている。
内村は「無教会主義」を唱えた。つまりアメリカの教会関係の影響から独立し、教会内に上下関係を持ち込まない。「神の前の平等」だ。これに感銘を受け、そのような生き方を実践した人々を『内村鑑三の末裔たち』と題して稲垣真美氏がまとめた。1976年出版の朝日選書だ。末裔たちの一番の苦闘は戦時中の在り方だった。非戦・反戦を貫いた人々の軌跡が語られる。
神を語る宗教者にとって一番の試金石は戦争への向き合い方だと思う。「聖戦」を唱える者は一番の偽善者だと肝に銘じたい。
しかし子供達を洗脳すれば「聖戦」は可能になる。日本だけではない。ドイツでもまた少年・少女達はナチス党の煽動に熱狂した。
だから人々を支配する側は教育に目を付ける。相対的な目を養うことは永遠の課題だ。

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世界を蹂躙しているのはキリスト教徒

2019年12月14日 | Weblog

宗教の欺瞞性
私の乏しい知識としても世界で一番戦争をしてきたのはキリスト教徒を中心とする連中ではないか。
11月の下旬、ローマ教皇フランシスコが来日し、長崎・広島を訪問し反核を訴えた。フランシスコは南米アルゼンチンの出身ということで、米英・イスラエルの核保有は許すが中国や朝鮮・インド・パキスタン等の核は許さないというダブルスタンダードは取らないが、私の目からは日本のカトリック教徒には保守という以上に時代に逆行する人々というイメージがある。例えば亡くなった渡辺昇一とか曽野綾子とか差別主義を隠さない。
アメリカではトランプの強固な支持者は原理主義的キリスト教の人々だ。自分達だけが正しく他は間違っているというご都合主義で生きている。
本来イスラム教は他宗教を妨害したりはしないという。仏教もそういうものではないと思う。
但し日本でも戦前の国家神道は天皇を頂点として他の考え方は許さないということで人々を侵略戦争に駆り立てた。
今でも安倍政権を支持する「日本会議」などは天皇の存在を利用しながら国民を縛ろうと企んでいる。
私は戦時中は弾圧される側にあったはずの創価学会が日本会議や神道連盟に乗っ取られている安倍極右政権と与党を組んでいることが不思議だ。


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医師の資質とは?

2019年12月11日 | Weblog

なにゆえ医師を目指す?
「頭をやわらかく」という趣旨のNHK番組を見た。
有名進学校で知られる神戸の灘中・高校の自身で課題を見つける勉強法を取材していた。いわゆる私達がイメージするがり勉で受験勉強ばかりしている学校の雰囲気ではなかった。
その学校の生徒達が将来の職業として「医者」、「医者」と言っていた生徒が多いのにちょっと鼻白んだ。
おそらく阪神間の最先端の医療を担う病院や研究機関の医師を親に持つ生徒が多いのだろう。
『医学部』(文春新書)の著者の鳥集徹氏は有名進学校で医学部を目ざす生徒が増えていると書いているがその動機は「医師は食いっぱぐれがないから」と言うのが親子共々の傾向だという。しかし医師に求められている資質は「偏差値の高さより苦しむ患者に寄り添う共感力」だと指摘している。
灘校でユニークな教育を受けても同じような環境で生活していてはそういう医師になれるのかと危惧する。
僻地や離島、あるいはアフガンで犠牲になった中村哲氏のような医師になっていけるのかいうとはなはだ疑問ではある。

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中村哲氏もまた敵の一人なのか

2019年12月06日 | Weblog

中村哲氏銃撃死
これ程やり切れない死はない。医師としてだけでなくアフガンに緑の大地を取り戻すべく灌漑事業にも力を尽くした。
これを喜ばない勢力はいるのだろう。ISだけではなくその背後で武器を供給し戦争をけしかける勢力。
ISにとっても米軍と一体化している日本政府は敵である。中村氏はその日本の人間だ。
少なくともあと10年はアフガンで活動する心づもりだったろう。

「利尻のドクター・コトー」
少し前のNHKドキュメンタリー番組だ。
漁師の息子だったが秋田大医学部に進み外科医になった。
離島の医師は何でも処置しなければならない。内科医では務まらない。
医師だった作家故渡辺淳一氏原作の離島のニセ医師のドラマを見たことがある。
その島の代々の開業医が自身の死期を悟り、手先の器用な病院の職員を自分の助手以上の緊急手術を担う医師として指導するという話でいかにもドラマだが、医学部で一から学ぶ時間がない。
離島やへき地の医師は応急処置をいかに的確にやるかその技量を問われる。
医師を目指すということはその目的意識が多いに問われるということだ。
大学入試を巡って揺れる日本の試験制度だが、偏差値だけで受験先を選ぶというのはそろそろやめないといけない。

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安倍政権を支持するなんて「恥を知れ」

2019年12月02日 | Weblog

「頭隠して尻隠さず」
ワイドショーの「桜を見る会」の報道ぶりを見ていると安倍や菅やそれらに忖度している内閣府の官僚の答弁がまさにこれ。小学生の言い訳だ。
官僚はもう安倍政権に忠誠を誓う必要はない。この政権に終わりは見えている。安倍政権の元、安倍をかばっても出世することはない。
そういえば「モリカケ」で忖度しまくった佐川某は今どうしているのだろう。まだ60歳そこそこだから隠居する年ではない。しかし日本中に「忖度官僚」として知られた。最後金融庁長官になったから年金や退職金は増えただろうが、それがなんだというのだ。
セクハラ財務次官の福田某は?権限を失えばただの中高年の男だ。誰も相手にしてくれない。
安倍の場合は夫妻で悪さをしまくったから東京拘置所で取り調べが必要だ。ルーマニアのチャウシェスク大統領夫妻の日本版である。公開処刑まではされないが、間違いなく公権力・公金を私物化した犯罪者として認定されなければならない。
そしてこれが自民党政権の終わりだ。
安倍・麻生という最低・最悪の3代目が明治以来日本を支配してきた勢力を滅亡させるのだ。
散歩しているとこの地域の自民党国会議員候補の若林健太のポスターがやたらに張ってある。私の住む村内にはないが。
こんなものを張る人の神経がまるで理解できない。今の自民党安倍政権を支持するなんて恥ずかしいでしょう。

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