木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

行政の下請けではない組織を

2007年09月22日 | Weblog

自民党の総裁選の様子を、NHK夜7時のニュースはトップで報じる。
いい加減にしろ、自民党内のことでしょ、街頭なんかに出て遊んでないでさっさと決めろ!
この間、国会は休会しているわけだが、その経費が、1日2億8千万、13日間で36億以上と言っていたが、なんでそんなにかかるのかもよくわからないが、これは安倍さんに隠し資産の中から弁済してもらいたい。
この際、安倍さんは議員もやめたほうがいいのでは。日本国民が、いくら忘れっぽくて、お人よしでも、安倍さんの無能ぶりは、あと20年ぐらい忘れないでしょう。
そうするともう70歳を過ぎることになって(福田さんは71歳だけど)、「再登板」という芽もなく、平議員として、採決マシンでいてもしょうがないでしょう。
これが、参院選惨敗で、「私の不徳のいたすところです」と、決まり文句でやめていたら、もう一度、いつか、というチャンスもないわけではなかった、と思うけど。
1945年、未曾有の犠牲を払って戦争が終わって、それからの20年の間には、「安保反対」の国民の大運動もあった、学生の反体制活動も、労働組合の運動も活発だった。20年ぐらいは「負への怒り」は持続する。
ところで、麻生、福田の両氏はともに「改革の流れを止めるな」と言っていますが、「小泉改革」というのは、そもそも「改革」だったんでしょうか。
「規制緩和」という市場原理主義と、「官から民」という小さな政府政策は、財界の1部と、日本の財を掠め取ろうとするアメリカを喜ばすだけのものなのでは?
人材派遣業の派遣労働者からの二重、三重のピンハネは、戦前のタコ部屋労働と同じだ。



「減り続ける老人クラブ」という記事が少し前の信濃毎日新聞にあった。
理由は「役員(特に会長)のなり手がない」と「組織に縛られたくない」がおもなもの。
私は今、松代の「文化財ボランティアの会」に入って、史跡案内の活動をしているが、ここも定年退職した高齢者が中心メンバーなので、似たような問題がでてきている。
名誉職としての会長のなり手はいるようだが、事務仕事が煩雑になってきていて、それを引き受けられる人が先細りだ。
もともと松代の文化財を管理してきた長野市の教育委員会が、「市民とともに作る文化活動」として、市の行う文化財に関する活動に協力してもらうボランティアを募集したのが始まりだが、もう7、8年前になるが。
最初は、事務仕事は、真田宝物館に勤務する市の職員がになっていた。
それが、どこも流行の「行政改革」で、「文化財ボランティア」も半自立を求められ、事務所を持ち、従って事務仕事が増えた。
みんな高齢者だから、今更煩雑な事務仕事はしたくない。第1そんなことのためにボランティアに応募したのではない、とみんな思うようになった。
「役員をやらされるのならやめる!」と退会届をたたきつけに来る人もいた。
問題点は、何と言っても、行政の態度にあると思う。
ボランティアも自治会も老人会も、行政の下請けのように考えていることにある。
「組織にしばられたくない」の意見は、この行政の協力依頼に使われる、老人会や自治会のあり方が嫌なのだ。自分達の本意じゃない。たとえそれが、建前上、どんなにいいことでも。
年を取ると、新しいことに取り組むのもおっくうになる。「昔取った杵柄」ならともかく。
パソコンを使った会計事務など、これからの高齢者なら問題ないかもしれないが、まだ今現在の高齢者では1部の人のものだ。
間違いやカン違いが増えるのも高齢者の宿命。だけど、60代は70代に同情がなく、70代は80代に同情がない。
人のミスをあれこれ言い立てる。お互いのミスをカバーしあうという心の余裕はない。自分のことで精一杯、というのも高齢の現実。



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