木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

時期を知る者でありたい

2019年09月28日 | Weblog

金木犀の香る季節です。でも何だか今年は香りが弱いような・・・。私のきゅう覚が衰えて来たせいなのか、それとも木が弱ってきたのか。
国連では「地球温暖化サミット」が開催されました。スエーデンの16才の少女トゥンベリさんの渾身の訴え。彼女はアスペルガー症候群の症状があるそうですが、こういう人ほど危機に対する感性が鋭いもの。彼女の訴えに耳を傾け、今まさに行動を起こす時だと思います。
私自身は祖先から受け継いだ屋敷の庭をできるだけ自然のままにしています。周囲の家はみな雑草を目の敵にしていますが、農産物の周囲以外はそんなにしなくてもいいと、私は思います。イングリッシュガーデンの風情です。夏は涼しい。エアコンは夜寝る前にタイマーをつけて2時間程。
冬は葉が落ちるので明るくなりますし、コンクリートでおおわなくても小石を敷けば泥だらけになることはありません。
出入りの業者さんに年2回ほど全体の草刈りをしてもらい、伸びた枝は冬の間に切ってもらいます。
この時期になると草はそんなに伸びません。植物はみな自分の時期を知っています。人間だけです。自分の時期を知らずあがくのは。痛かったり苦しかったりするのは取り除いてほしいですが、それ以上のことは望みません。
若い人の病は克服してほしいですが、70才以上まで生きた人はそのことを運がよかったと思うべきでしょう。「健康寿命」を保つ努力はしますが・・・。

島津亜矢のパワフルな歌声にびっくり。
たまたまNHKの歌番組を見ていたら、島津亜矢がトキオの「宙船」を歌いその力強い歌声に感心しました。
中島みゆきの作った歌で、私はトキオの歌も島津亜矢の歌もじっくり聞いたことがなく、島津亜矢がどんなオリジナル曲を歌っているのかも知りませんが、NHKの歌番組のレギュラーを務めている理由がわかりました。

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アメリカのためにある自衛隊

2019年09月24日 | Weblog

先週は体調不良で苦しみましたが、今週は何とか持ち直しました。でも体力が落ちた気がします。改めて90才を超えて生きることは自分でいろんな事が出来なくなり助けを借りなければ日常生活を送れなくなることだと感じました。長生きは苦しみでもあるのだと、それを理解する年令になりました。

先日「敬老の日」は必要かという投稿をしましたが、9月20日付の信濃毎日新聞の「私の声」欄に「敬老予算他に使って」という松本市に住む人の投稿が掲載されました。松本市では経費の補助として一人当たり1000円が出ているとのこと。
私の住む地域では自治会費の中から敬老会の予算が組まれていて市の補助はありませんが、高齢者の事を考えてくれるならゴミの集積所が遠くて今はまだ持って行けますが、そのうちこれが辛くなるのではと予想します。現実的なことにお金を使ってほしい。

千葉県の台風被害が中々復旧しないことが問題になっています。
自治体の職員、消防隊員、自衛隊などの活動がこんな時頼りになるわけですが、どうもそれらが機能していないようで・・・。
専守防衛のはずだった自衛隊は国民の目には災害などの時助けに来てくれるそれこそ国土防衛隊のイメージが強く、今もそう思っている人が多いでしょうが、安倍政権下での強引な国会運営の元、安保法が成立して4年。日米一体化が加速し、拡大の一途をたどっていると新聞報道が伝えています(9月23日・信濃毎日新聞)。
アメリカのパシリとして人も金もむしり取られてそれで日本国民は納得するのでしょうか。安倍政権を支持する人の無知さが理解できません。
だいたい今の時代軍事にお金を使う必要はない。それは使えないのだから。使ったら地球が壊れます。

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クリスチャンは好戦的

2019年09月19日 | Weblog

今になって「夏バテ症状」でめまいがして二日ほど寝ていた。
私は脳の病気「くも膜下出血」をしているので、再発の前兆かと思ったが、今日は何とか持ち直したので、熱中症の症状が今になってやって来たのではと思う。
昨年は初めて大相撲見物に国技館に行った。長野県出身の御嶽海ににわかに注目するようになった結果だが、椅子席はやはり遠い。リプレイもないので見るならテレビの方がいいかな?桟敷席なら迫力がまた違うでしょうが。
御嶽海もわるくないけど、今の私の注目は朝の山です。オリンピック後しかるべき時期に白鵬は引退するでしょうからその後を誰がになうのかといったら体格と言い相撲の取り口といい朝の山しかいないでしょう。いかにも可愛がられて育った品のいい横綱?になりそう。
その相撲も昨日は具合が悪くて見ずじまい。朝の山も御嶽海も3敗になっていました。

クリスチャンは戦争に反対できない。
「やすらぎの刻・道」には都会から疎開してきたキリスト教信者の家族が登場します。
しかしクリスチャンは平和を望み祈りますが戦争を止めることはできません。キリスト教にもいろいろあって、アメリカの福音主義などは「共産主義は悪魔だ」という考えですから「悪魔とは戦え」というわけで、敵とみなした相手を殺すことを躊躇しない。
一神教の悪しき考え方ですね。彼等はイスラム教を悪の枢軸などと言っていますが、イスラム教徒は本来他宗教を弾圧しません。十字軍などでアラブに攻め入っていったのはキリスト教の方なんですから。
「悪の枢軸」は世界中に出かけて行って戦争を仕掛けるアメリカの方だと思います。
日本も明治維新以降天皇制軍国主義の元、国家神道を御旗に東アジアを侵略していった歴史があります。この歴史を忘れてはいけない。

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敬老の日は必要か?

2019年09月16日 | Weblog

今日は「敬老の日」。だが祝日と日曜が重なると翌日に祝日がずれるので、もう何の意味もなくなった。
私も高齢者の一人だがこれだけ高齢者が増えている時代、「敬老」の意味って特にないんじゃないかと思う。
年を取ると身体の不具合が増え、認知機能も衰えていくが、これは仕方のないことで、その分社会的に支援を受けなければならない。「敬老の日」などやめていい。
昨日は長野市会議員選挙の投票日。期日前投票を済ませているので特に投票日を意識しないが、私が投票した候補は当選した。
小さな村では議員のなり手がないという問題に直面しているが、長野市はそんなことはなく、50名ほどの立候補者があり39名が当選した。但し広域合併が進んでいて長野市とはいいながら周辺の地域に押しやられたところを代表する議員がいないのが問題である。
市会議員は身近な存在だが、県会議員や県知事となるとその評価をどう定めるかはよほど関心を持っていないとわからない。
長野県知事は元々自治省の役人で田中康夫氏が知事を務めていた時に中央からやって来た。それなりの知名度があるから知事に当選しているだけ。
共産党以外のオール与党の支持を受けているからどの党派にもいい顔をする存在である。特にスキャンダルはないが、批判票の意味で対抗して立候補する候補に投票してきた。
しかしここへ来て護国神社例大祭に招待を受け、その際公費で祝儀を渡す慣例が問題視されている。神道と言う宗教に公人である知事が肩入れしているかのような誤解を受ける例祭への出席や祝儀は憲法の観点からも問題があるという指摘を受けている。
安易な慣例に従うことは許されない時代になっている。

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日本洗濯の時

2019年09月12日 | Weblog

韓国ドラマからはじまった朝鮮半島への理解
私の子供時代はアメリカにかつがれた李承晩大統領の時代で、韓国への印象は子供ながらいい印象は持っていませんでした。「李承晩ライン」という日本海に韓国側がもうけた漁業ラインにより日本の漁船がよく拿捕されて当時はラジオニュースがそれを伝えていました。
その李承晩が韓国民から追放されアメリカに去り、代わって権力を得たのが軍人の朴正煕でした。パク・クネ元大統領のお父さん。この時代が長かったんですね。
軍事独裁政権で国民の権利は大きく制限され、北朝鮮との対立から反共産主義をかかげ、国民を弾圧しました。
韓国が真に民主化されたのは90年代に入ってから金大中大統領になってからですね。
90年代の後半に韓国ドラマも日本で放映されるようになり、あの伝説のドラマ「冬のソナタ」が韓流ブームを巻き起こして、私もその時から韓国ドラマを一生懸命みるようになりました。
韓国語の教室にも一時通いました。韓国から来て日本人男性と結婚した女性が講師でしたが「韓国ドラマは大げさでなくそのまま現実だ」と言っていました。
本も読みました。朝鮮半島の歴史については安倍晋三をはじめとする右翼政治家よりはるかに知識はあるつもりです。彼等はほぼでたらめです。
朝鮮半島は日本によって特に明治以降食い物にされてきました。この事実を今の日本国民は深く反省するべきなのに無知で恥知らずの右翼政治家によってふりまわされています。
マスコミは権力者におもねる存在ですから今は特にテレビがそのような連中を呼んで勝手なことを言わせています。テレビを見る人はだまされてはいけないのだけれど知識がないと「そうか」と思ってしまう。かつての戦時中の庶民と同じ。
元韓国大使だったという武藤氏なる人物も反韓の片棒を担いでいる。情報によると朝鮮半島で朝鮮人を徴用してさんざ儲けた前科のある三菱重工業の役員をしていたという。これが外務省の役人です。外務省は害に務める役所ですから解体する必要があります。
「日本を洗濯する」は幕末の人気浪士坂本龍馬が言ったとされていますが今、その時が来ているようです。


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日本の無責任の元凶は天皇制にある

2019年09月08日 | Weblog

『日本書紀』全訳を読書中
ようやく秋の気配。夜になると虫の声が耳に届く。年齢のせいか近頃自然の移り変わりに心惹かれる。夜の空を見るのも好きになった。月は自分では光らないのに美しい月影を地球の我々に届けてくれる。
さて相変わらず韓国たたきが大好きな日本のマスコミだが、日本こそ問題山積みなのにそれには忖度で殆ど触れない。
さてそんな中、私が今読んでいるのは「日本書紀」の現代語訳。宮澤豊穂という戸隠に住む中学の先生のお仕事だ。
これが出版された時(2009年)早速買い求めたが積んでおいた。せめて自分がお金を出して買った本はあの世に行く前に読んでおかなければという発想。
とてもじゃないが漢文で書かれている原文は読めないのでこれは助かる。
歴代の天皇記だが、神話の時代から書いてあるので何処から実在の天皇なのか調べなくてはわからないが、女帝の持統天皇の代まで記されている。この後の天皇記が「続日本紀」だが、ここに平安遷都を断行した桓武天皇の生母が百済、今の韓国の王だった武寧王の子孫だったことが記されている。
韓国たたきの右翼はこの事実は棚に上げて韓国たたきを扇動する。ご都合主義の典型のような連中だ。
古代史家の故上田正昭氏が「帰化人」という岩波新書でこの事実を書いた時、右翼から猛烈なバッシングを受けたという。
しかし金大中大統領が来日した時宮中晩さん会で当時の平成天皇がこの「続日本紀」の記述に触れ、韓国とのゆかりを述べた時は、右翼はうんでもなければすんでもなく沈黙した。「続日本紀」に書いてあるのだから反論しようがない。
それにしても天皇の地位を争って皇族たちは殺し合っている。何のためらいもなく「天皇は殺した」と記述されている。
敗戦後に成人した平成天皇に特に恨みはないが、昭和天皇の戦争責任をあいまいにしている日本は自国の罪をあいまいにし、どころか盗人猛々しく朝鮮や中国を非難するとんでもない国である。特に安倍政権はその極みである。
そんな安倍政権を許すだけでなく支持している日本人は救いがたい民族だ。
やはり天皇制が存続しているのが元凶だと私の考えはそこへ行きつく。

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戦争の後ろに男女のドラマ

2019年09月04日 | Weblog

「道・やすらぎの刻」は私が欠かさず見ているお昼のドラマだが、戦死した兄のお嫁さんだった人と一緒になるというのが、現在進行のストーリーだが、思い出した話がある。
高校時代、国語の先生をしていた人が戦死したお兄さんのお嫁さんと結婚したのだという話を聞いたことがある。
兄嫁だった人は洋装店を経営するような人だったから生活のために弟と再婚した農家のお嫁さんとはちょっと事情が違うような気がするが・・・。
戦前から洋裁の技術を持つようなキャリアウーマンだったのか、夫を失って自立のために腕をみがいたのか、それはわからないけど、前者だとしたら弟の学費を助けたのかもしれないし、後者だとしたら教師になった先生が義姉を支えたか。いずれにしても二人は相思相愛だったのだろう。
しのと公平の関係に似ている。
そして長男の公一兄さんにも何だか春の予感が。こちらは都会から疎開してきた子持ちの戦争未亡人を助けるうちに・・・。という展開。
しかし都会からの疎開者といい仲になってしまい家を捨て駆け落ちしてしまった話も残っている。
我が家の菩提寺の奥さんがその主人公。お寺の奥さんだから大変なことである。大寺のだいこくと言う立場は気苦労が多いものなのだろう。
藤村の「夜明け前」の世界にも似ている。
こんな話を覚えている人ももう残り少ない。

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行政組織の解体的出直しが必要では

2019年09月02日 | Weblog

故ノ・ムヒョン大統領の盟友・ムンジェイン
2017年公開の韓国映画『弁護人』は不動産関係の民事裁判で名をあげて成功したノ・ムヒョン氏が行きつけの食堂の息子が読書会を開いただけでこれを反政府集会だとでっち上げられ拷問を受ける理不尽さに義憤を感じ、この息子の無罪を勝ち取るまでを描いた映画だが、ノ・ムヒョン役は日本でもよく知られている俳優ソン・ガンホ。この人権弁護士に変わったノ・ムヒョン氏とタッグを組んだのがムン・ジェイン氏。朝鮮戦争の際、北から逃げて来た両親の元難民収容所で生まれたムン氏。誰よりも南北統一を願う政治家だ。
ノ・ムヒョン氏を大統領に押し上げたが充分にそれを支えることができず、自殺に追い込んでしまったことを後悔する一人でもある。
だからこそその失敗を繰り返さないその決意が彼を支えている。
朝鮮半島の歴史に理解の浅いタレントが日本のテレビ番組で文氏を批判するのは「天につばする」行為で実に恥ずかしいことだ。
元韓国大使まで務めた武藤氏までが昼のテレビ番組に出て来てたちの悪い右翼言説をするのには日本の外務省の質の悪さがうかがえる。
今の日本の中央官庁は外務省のみならず財務省、経産省、厚労省と崩壊状態にある。
太平洋戦争敗北で軍隊は一旦解体したが、そのほかの官庁はそのまま責任を取らず生き残った。軍隊もすぐ朝鮮戦争を機に自衛隊として復活している。
警察も裁判所も検察庁もそうだ。戦前の非民主的体制は生き残っているのだ。
「行政府解体」をしなければ「日本沈没」は時間の問題だ。

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