ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

となりのトトロ

2016-12-12 14:15:36 | 日記・エッセイ・コラム
これも映画である。
実に素晴らしい。
何回見ても飽きない。
つい半月前にも見た。
テレビで放映されていたのである。
最初に見たのもテレビであった。
その時はたぶん三度目だったか。
初めて見た時、なかなか面白いと思った。
二度目も勿論テレビである。
既に見ていたので、積極的に見ようと思った訳ではない。
暇にまかせて何となく見たのである。
それが引き込まれた。
最初よりなお面白く感じられた。
そして三度目である。
にもかかわらず、なおなお面白く感じた。
素晴らしい。
もはや古典である。
それにしても、劇場で見なかったのは残念である。
・・・・・
海外でも評判が良いと聞く。
彼らの捉え方はよく分からないのだが、
日本人の私には、その情緒・情感が何とも素晴らしい。
いかにも日本的なのである。
それが海外でも人気という。
してみれば万国共通だということか。
とても日本的なように思えるのだが。
という訳で、その後はジブリの映画はすべて見ている。
それも劇場で。
見ていなかったものでも、
ジブリは度々テレビで放映されるので、
その折に見ている。
今は制作を止めているというが、
実に残念である。
・・・・・
今回の「君の名は。」を見て思った、
これはジブリに勝るとも劣らない素晴らしいものだと。
新しい才能が出てきたのである。
大変喜ばしいことだ。
新海監督の今後はまことに期待大である。
私なりに応援して行くつもりだ。
この監督の作品はこれが初めてだが、
ジブリと似たところがあるように感じた。
それは日本人の情緒・情感・情念である。
宮崎監督のは少しバタ臭いところがある。
題材が欧米発のものが多いからだろうか。
それにしても、
宮崎作品には神社や神道を連想させるものが余り出てこない。
私の思い違いかも知れないが。
少なくとも、宮崎監督は戦前の日本が嫌いらしい。
そういう言辞が時々発せられる、と聞く。
その点、新海監督は自由だ。
思う存分、日本を描く。
そんなことで、
ますます応援したくなる。