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ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

一人よがり

2014-05-20 09:04:13 | 日記・エッセイ・コラム

日本は自分さえ良ければ良い、

という国ではない。

幸之助翁が言ったように、

繁栄とは少数の者が栄えるのではなく、

皆が栄えることである。

自分のことを大事にするのは当然であるが、

同様にあるいはそれ以上に、

他人のことも大事にするのである。

これが日本人の精神である。

・・・・・・

自衛権に個別も集団もない。

自衛権は自衛権だ。

自分さえ無事であれば、

目の前で他人が溺れていても関係ない、

とは日本人の精神に反する。

余計なおせっかいはすべきでないが、

時には手を差し伸べる必要がある。

そこはちゃんと考えなければならない。

それは単に他人のためではなく、

何より自分のためだ。

自分を生かす道である。

・・・・・

戦争は絶対すべきではない。

だが戦争も辞さないという覚悟は必要である。

その覚悟が戦争を抑止する。

昨今の集団的自衛権の議論には辟易する。

意味のない神学論争である。

憲法に書かれていることは取り敢えずは変えられない。

でも解釈には幅がある。

現実に即して変えるのは当然だ。

書かれていることに反するというのはダメだが。

それでもである。

解釈の幅を否定するなら、それを認めないなら、

その者こそ憲法改正を主張すれば良い。