甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

 青春の 同じ釜めし 食った仲 集う仲間は 今は昔に

2019-01-28 22:01:26 | 陸上競技のこと
 広島都道府県対抗男子駅伝の前日、19日土曜日、大東文化大学陸上競技部のOB会が開かれました。かれこれ20数年前から毎年開かれています。結構出席していますが、一昨年は風邪で休みましたか?楽しみな行事の一つです。多い時は十人を超えるし、昨年は6人くらいでしたが、とにかく男子駅伝の前日は、大東文化大学のOB会。
 ことしは4日くらい前までは出席者が5人ほどだったそうですが、それから増えて、出席者11人、我々野頃の監督、青葉先生(78歳)が来てくださって、あと若い人が多かったですね。高校の先生をしながら、監督、コーチ、校長先生になっている後輩も、そして実業団の監督、大学の監督に就いている人もいろんなところで、活躍している若い後輩を見るとうれしくなりますね。
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寒空の 星を見上げて 思うのは 正月来たか 今年も来たか 

2018-12-30 22:58:45 | 陸上競技のこと
   不可能を可能に!

「不可能を、可能にする。」という言葉は、大東文化大学に入学した(43年前)当時の陸上競技部の部長村田先生の口癖だった。大東文化大学は、昔から「育成の大東」と呼ばれ、高校総体、国体で上位入賞したような実績のある選手が入学してくるのは稀で、どちらかといえば、高校時代、目立った実績のない選手が入って、「不可能を、可能に!」そうして強くなって箱根駅伝で優勝した。

 23日の京都での高校駅伝競走大会で、母校興譲館高校の女の子が「不可能を可能に!」を2年連続で我々に見せてくれた。
 
一昨年、全国高校駅伝男子の部で優勝した倉敷高校が、女子陸上競技部を立ち上げ、いよいよ女子駅伝に参戦。ケニア人留学生も入学、県内の有力選手も入学していった。

 危機感を持った興譲館も昨年、ケニア人留学生レベッカが入学。力はあるものの、試合では、オーバーペースで失敗を繰り返す始末。結果、岡山県予選、中国大会と記録も上がらず、藤井監督は失敗を繰り返すレベッカを外して師走の高校駅伝に挑む決断をした。高校総体出場者は1500mで1人だけ、とてもじゃないが、入賞するなんて思ってもみなかった。

良くて15位のチーム、下手すれば20位台。ところが1区15位から2区で13位、3区で9位、4区で7位、5区がそれを守って7位入賞をした。一区間の失敗も許されない中、駅伝初出場の3区4区の1年生の二人が共に区間4位で入賞の原動力になった。正に「不可能を可能に」した駅伝だった。

 今年も高校総体出場はレベッカ一人だけ。岡山県予選では1区こそ首位発進したが、2区で倉敷の留学生に首位を奪われ、3区に渡した時点で30秒差、3区4区で首位を奪い返すと思っていたら、逆に離される。5区のレベッカが40秒差を逆転、逆に1分の差をつけて20連覇をやっとの思いで達成した。

 2週間後の中国大会では倉敷高校が優勝。興譲館は2位という結果。だから都大路で入賞するなんて昨年と同様に思いもしなかった。

ところが藤井監督は「状態が上がってきている。入賞します。」という。レースは1区酒井が4kmあたりまで集団を引っ張る展開。徐々に遅れるも粘って16位で中継。2区1km付近でレベッカを応援。走りの状態は良い!最後まで続くかどうか?という不安を打ち消して3位争いを演じながら故障を抱える3区山下へ。痛み止めを飲んで出場した彼女は後半遅れて8位で主将の舛田に。県予選、中国大会と失敗していた舛田が区間6位の7位で中継。アンカー落合は入賞争いをトラック勝負で制して2年連続の入賞の8位を勝ち取った。

留学生レベッカはいるものの、昨年より弱いと思っていたチームが見事な駅伝を見せてくれた。昨年のタイムより20秒余り上回った。彼女たちは2年連続で「不可能を可能に!」を体現してくれた。  
2018年12月28日   笹原 真二
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弾む息、都大路を駆け抜ける 若い力が 夢を追い駆け

2017-12-24 22:24:07 | 陸上競技のこと
昨日から、京都に。師走の都大路を走る全国高校駅伝。母校興譲館高校の女子陸上競技部の応援。
 二週間前、後輩の藤井監督が、「仕上がりが良いです。1区の青木は僕が選手を観るようになってから一番強い選手になりました。5番以内で2区に渡しますよ。1年生2人が強くなって、県大会のころとは全く違います。入賞しますよ」
 確かに状態は良くなっているのかもしれないが、青木はインターハイにも行っていない、確かに故障していたという理由はあるのだが、インターハイの出場者は的場が1500mで1人出場しただけ。そんなチームが入賞するなんてありえない。
 だから、藤井監督には、「お前が、強くなった。強くなった。と言うが、試合で、結果が出ていないから、。倉吉女子駅伝は十何番だっただろう。入賞は無いんじゃないか」と言うと、藤井は少し不服そうな顔をしていましたが、私はほんの少しの期待を持って今回の駅伝を楽しみにしていました。
 それが、今日何と、藤井監督が言うとおり7位入賞を果たしました。1区青木の5番以内は15番という順位でしたが、2区の的場が区間11位で総合13位にあげ、3区1年生山下が区間4位で9位に。4区落合も同じく区間4位で7位の入賞ラインまで引き上げました。そして5区金丸が区間7位で見事に7位入賞。素晴らしい駅伝を見せてくれました。
 監督の藤井にしてみれば、予定通りの入賞だったのでしょうが、私は入賞するなんて思ってもいなかったから本当に嬉しかったし感動しました。藤井監督のこれからの指導がものすごく楽しみです。
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薦めたい、あっという間に読めた本、繋ぐ襷の、世羅物語、

2017-05-18 07:15:09 | 陸上競技のこと
「駅伝日本一、世羅高校に学ぶ「脱管理」のチームづくり」著者は世羅高校陸上競技部監督岩本真弥 
先日、いつもお世話になっている世羅の小川瓦㈱さんへ行った時、この本を頂いて帰った。最近、本が読めない?読まない状況に陥っていたのだが、パラパラとページをめくるうちに、一気に読んでしまった。陸上競技ついての技術的なものは何一つ書いてない。書いてあるのは岩本監督が、世羅高校に赴任してから、監督として歩んだ道、どういう経路をたどって「脱管理」に至ったのか・・・、駅伝の街、世羅の歴史。そして、日本中の過疎の町が抱えている共通の課題の事も、更には日本の陸上競技、マラソンについて、世羅高校の陸上競技部員、OB,校長、町長等々の証言が時々入りながら、岩本監督の信条、考えが綴ってある。読みやすい!面白い!是非、陸上競技の関係者ばかりでなく、多くの方に読んで欲しいなという一冊です。是非、みなさん!私は頂いたのですが、買って読んでみてください。
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重友は、リベンジ目指しロンドンへ

2017-01-29 14:55:14 | 陸上競技のこと
 天満屋の重友梨佐が、5年振りに大阪国際女子マラソンで優勝。嬉しかったですね。彼女は、オリンピックも、世界選手権も出場していますが、本当にきっちりマラソンを走ったのは5年前のこの大会だけと行ってもよいくらいで、結構、故障とか、気持ちの入りすぎとかで、失敗しているんですね。今回は、スタート時から、いつもと違っていました。いつもは、先頭集団の中心にいるのが、今回は集団の最後方のあたりに居て、周りを見る余裕があったのではないかと思います。一昨年、昨年あたりは、調子は良さそうだけど、集中しすぎて、気疲れしながらレースしているような感じを受けたのですが、それが無く、リラックス出来ているように感じました。遅れだした時は、ダメかなと思いましたが、後半リズムに乗って逆転、ベテランらしい走りで優勝。ロンドンオリンピックでのリベンジの挑戦権がこれで手に入ったのではないでしょうか。是非、ロンドンでリベンジして、目の前のレースを一つづつ大事に戦ってほしいですね。
 次は、3月の名古屋の小原の番です。小原も昨年のリベンジをして、重友ととも興譲館高校コンビでロンドンの世界陸上に出場してほしいですね。もう一つ言えば、10000mで資生堂の高島が代表入りして、興譲館トリオになったらもっと良いですね。可能性は十分あります。
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高島の激励会

2016-06-30 21:05:05 | 陸上競技のこと
 リオデジャネイロオリンピック、陸上競技、女子10000mに出場する 高島由香の激励会に行ってきました。今日、母校の興譲館高校で激励会に出席したあと、市民会館でOB会、父兄会、井原市のスポーツを支援する会等々、27日に発表の今日ということで、今日ごしらえではあったのですが、約100名が集まって代表選手になれたことを祝いました。高校の頃は小さいゴムまりじゃないけど、顔は少しポッチャリ?の可愛らしいおかっぱ頭の女の子だったのですが・・・そのころの面影はあるものの、とにかく細かったですね。身長153cm体重39kgと言っていました。高校の時はと聞くと「同じです」とそれだけ絞れているんですね。高校の頃から高島は、安定していました。それと故障したの観たことがないような気がします。ロンドンに出た、新谷、重友、昨年の世界選手権に出た小原も、高校時代故障がなかったですね。実業団に入ってからも、高島はもしかして故障知らずなのかもしれないですね。それを聞くのを忘れていました。今度、会ったら聞いてみようと思います。無事是名馬、リオでの高島のレースは日本時間の8月12日午後9時半頃だと思います。今から楽しみです。
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興譲館高校から3人目のオリンピック選手

2016-06-27 22:13:35 | 陸上競技のこと
 高島由香(資生堂)が今日、リオデジャネイロオリンピック陸上競技10000m代表に選ばれました。ロンドンオリンピックに出場した重友梨佐(マラソン)新谷仁美(10000m)についで3人目、高島は重友、新谷の1年後輩。興譲館高校が全国高校駅伝で初優勝した時の5区を受け持ちました。5区間のうちオリンピック選手が3人、これは驚きですね。OBの一人として本当に嬉しいです。彼女が興譲館高校に来て初めて見たとき、小柄ながら上下動のない柔らかいフォーム、天性の足の返し、大東文化大学の1年後輩神山が入学してきたときの走りにものすごく似てるなと感じていました。実業団に行って、良い駅伝選手になるだろうなとは、思っていましたが、失礼かもしれませんが、オリンピック選手になるなんて思ってもいませんでした。ところが3年くらい前から力をつけてきて、昨年は北京の世界選手権10000mに興譲館高校の2年後輩の小原と共に出場、オリンピックの道が見えてきました。ライバルは鈴木亜由子、関根花観の日本郵政2人ほか、小原を始め参加標準記録を破っている選手が6名?くらい居たと思いますが、24日の日本選手権で見事3位に。今日の発表に至りました。名古屋女子マラソンで1秒差の苦杯を飲んだ小原は10000mで再度オリンピック挑戦を目指しましたが、惨敗でした。4年後の東京オリンピックを目指して精進して欲しいですね。高島、がんばれ!
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大東文化大学陸上競技部今昔物語9

2016-04-28 06:38:23 | 陸上競技のこと
メンズクラブが愛読書?カッコマン望月は、福島なまりで「お前、よく言うなあ」と言うのが口癖だった。「おごじょ、ちょのげが落ちとる」(彼女、タオルが落ちているよ)なんて卑猥なこと言うやつなんだと思った吉元。真面目を通り越して少々融通の利かないのだが、それも魅力の頑固者「そうだんべ」の榎田。「後藤さんの墓参りにいきませんか?」何も言わず「分かった。行くよ」と一言。肝心な時に頼りになる兄貴!石川さん。練習中、青葉先生に殴られ、グランドから体育館まで駆け上がって逃げた長谷川、男らしくちゃんと殴られればいいのにと思っていたが・・・あれも良かった。全てが○だった。
何といっても良かったことは、青葉先生御一家と同じ屋根の下で、同じ釜の飯を食って4年間お世話になったことだと改めて感じている。
個性あふれる先輩、同期、後輩がいっぱいいた。人生が二度あるなら、もう一度、あの大東文化大学に入学したい。才能はあの時同様、無くてもいいから・・・しかし、今度はもっとちゃんと陸上競技と向き合って、考えた取り組みをして、箱根駅伝に挑戦したい・・・あの恵まれた環境の中の4年間を今さらながら思い起こしてみると、やはり「悔いが無い」と言ったらうそになる。   
 平成27年8月~28年2月吉日 記  
4年生で1年間だけマネジャー 笹原 真二
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大東文化大学陸上競技部今昔物語8

2016-04-28 06:36:25 | 陸上競技のこと
全くの下戸なのに、「僕も飲みます」と男気を出して少量の酒を飲んでは、急性アルコール中毒の症状になり心配させた高橋。あの強かった大久保さんの5000mの大東記録を更新した清水は食事当番ではカレーばかり作っていた。思いのほか美味しかった通称シブライス(卵焼きのあんかけ丼)を作ってみんなに喜ばれていた渋谷は、ちょっとすっとぼけたところが魅力だった。キャベツの千切りがものすごく上手だった横田は、女子高が共学になった男子一期生。しかし、校名は変わっていないと言って、出身校を小川女子高校と書いていた。その横田が浅草のほうずき市で買ってきたべったら漬の匂いが廊下に広がって漬物嫌いの2年先輩の佐藤さんが「誰だ!漬物なんか、買ってきやがって!こんなとこに置くんじゃねえぞ!」と激怒した。横田は「べったら漬はおいしいんだけどな・・・」その通りべったら漬は美味しい。
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大東文化大学陸上競技部今昔物語7

2016-04-28 06:33:54 | 陸上競技のこと
追伸
怒られたこともあれば、殴られたこともある。決して面白いことばかりではなかったはずなのだが、何故だか?面白かったこと、楽しかったことしか思い出せない。
高倉建や菅原文太、やくざ映画が好きだった神山。絶対音感の持ち主なのに歌を唄わせたら、高音が出なくなり音痴になる中野。立石、新原、加藤の三○○大将。400mを走らせて60秒掛かるのに800mを2分00秒で走る森岡(現ノーリツ監督)。練習しなくても強い山元。練習よりも雲取山の独荷(ぼっか)のアルバイトに喜んで行った江田。野球はジャイアンツ、相撲は同郷高知出身の荒勢が負けると機嫌が悪くなり、後輩いびり?をする加用さん。酒を飲む時は目が細くなって本当に嬉しそうに飲む後藤さん。寮にいる間は運転免許の取得禁止だったが、「監督には内緒だぞ」と言って主将自ら自動車学校に行っていた森田さん。窓に目張りをして踊っていた岩元さん。いつも故障していた佐野さん、右手で眼鏡を少し上げてヒクヒクヒクと笑う法村さん。誕生会では、酔うといつも「やっしょ(八代)よいとこ、それゆえに~♪♪」と唄っていた森下さん。米盛さんからは「俺の洗濯物しておいてくれ」洗濯はしたものの、お陰で体中が痒くなってしまった、ノミ?あれはなんだったのだろうか?・・・さだまさしが好きな、長崎出身の寺坂さんは15年前に心筋梗塞で8分間心肺停止、死地を彷徨っている時、「箱根は、よかですねえ・・・」と、うわ言を言いながら見事生還。箱根駅伝に命を救われた。
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