甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

長尾先生

2010-04-27 11:19:54 | 瓦のこと
 徳舛先生が亡くなって1週間後の22日、今度は高校時代の恩師、興譲館高校陸上競技武部の元監督の長尾先生が亡くなりました。2日前、病院へお見舞いに行ったばかりなのに・・・悪いというのは聞いていたけれど。病院へ行くと、弱い声ではあるけど「笹原君か、ありがとう」と。いろんなことに、気を使って心配ごとを話を、少し遅れて病室に入ってきた原田先輩に伝えていたが、まるで高校時代の先生と一緒できっちりしている。「今は、自分の病気のことだけに集中して頑張って」と二人で言いながら、長居をしてはいかんと思って「また、来ます」と言って帰ったが、もう少し先生と話をしておきたかった。
 私は「運良く」長尾先生から、興譲館で、陸上競技をしてみないかと声をかけられて、陸上競技の世界に入った。そしてこれも「運良く」高校2年3年と京都での全国高校駅伝に出場することが出来、大した実績も無いのに、当時の箱根駅伝2連覇、全日本学生駅伝4連覇の大東文化大学に入れてもらった。本当に有意義で楽しい青春時代を送ることが出来たのはこの長尾先生に声をかけてもらったから・・・2週続けて、本当にお世話になった恩師が亡くなりました。謹んでご冥福をお祈りいたします。
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師匠

2010-04-27 10:06:34 | 瓦のこと
 15日、瓦葺きの師匠、京都の甍技塾徳舛瓦店の徳舛敏成塾長が亡くなりました。少し前に入院したという話は聞いていましたが・・・2,3日前から状況は芳しくないということも聞いていましたが、こんなに早く亡くなるなんて思ってもみませんでした。1月に会った時、皮膚病に掛かったみたいと言われてたのですが、実はこれが、肝臓が悪くなって皮膚にその症状が出ていたということで、もっと早くに専門的な治療を受けていたらという思いがあります。2月にも3月にも会っていたのですが、皮膚の症状の方は良くなっていたので、まさかこんなことになるなんて思ってもみませんでした。甲奴の西教寺の本堂の仕事に入らせてもらって弟子入りさせてもらったこと、広島の立専寺、姫路のお寺、大覚寺の明智陣屋、京都での研修会、どうやっていいか不安で指導に来てもらった、妙善寺の本堂、興譲館高校の武徳殿等、一緒に現場に出て指導してもらった時のことが思い出されます。徳舛先生の指導のお蔭で、神社仏閣の仕事も出来る現在があります。先生の弟子は全国に200名以上。本当に日本の瓦業界の発展にこれほど尽くした方はいないと思います。謹んでご冥福をお祈りいたします。
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ご無沙汰でした

2010-04-27 09:42:29 | 瓦のこと
 ご無沙汰でした。3月からよく雨が降ります。3月には1,6,9,11,15日、そして23,24,25日と3日連続の雨、4月は11,12日と2日連続、16,20,22,そして今日27日と本当に雨に泣かされています。雨の日には、合端(一文字瓦)という作業をしたり、土場の整理、古瓦の粉砕、現場の材料運び等の仕事をすることもありますが、そうでない時は日曜日と振替をしています。だからこの3月4月は日曜日の仕事が多かったですね。雨に日に休んで、日曜日も休んでいたら、仕事になりません。雨は我々、晴天産業にとって痛いところです。
 それにしても雨がよく降るせいもあるのか寒い4月でしたね。いまだに我が家では炬燵、事務所では薪ストーブが活躍しています。
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