甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

屋根の上 予報通りの 通り雨 シート掛けるも 待ってはくれぬ

2019-03-30 22:34:42 | Weblog
 生きてると、クヨクヨするんです。

桑田圭祐自身がチョイスした様々な分野の歌謡曲を、彼自身が1人で歌ったライブを収録、そして彼の歌に対する思いを編集した番組「桑田圭佑の一人紅白歌合戦」(3月20日PM10時~)をついつい見てしまった。

 子供のころから、JAZZを聴き、ビートルズに魅せられ洋楽から入っていったという桑田は、一世を風靡したグループサウンズも、ブルーコメッツは別として、日本の歌謡曲には惹かれなかったという。

 サザンオールスターズを初めて見たのは、大学2年生の時だった。寮の食堂で、「ザ・ベストテン」(久米宏、黒柳哲子の司会)という番組。新宿のロフトというライブハウスからの中継で、桑田は上半身何も着ず、派手なパンツで登場。歌の途中でいきなり「今、何時?そうね大体ね・・・今、何時?ちょっと待ってて・・・不思議なものね、あんたを見れば、胸騒ぎの腰つき・・・」パンツ一丁という出で立ち、ふざけたような歌詞。タイトルは当時沢田研二が歌っていた「勝手にしやがれ」とピンクレディーの「渚シンドバッド」が流行っていたから「勝手にシンドバッド」にしたという。

当初はコミックバンドかと思ったくらいだ。しかし、ふざけてると感じた歌詞をいつの間にかと言うよりも、すぐに口ずさむようになったのだから・・・全くもって不思議な歌だった。・・・そして名曲「いとしのエリー」が。その後、桑田圭祐率いるサザンオールスターズは、文字通りスター街道まっしぐら。我々に本当にたくさんの名曲を届けてくれた。

番組の中で、「これで良かったのか、悪かったのかと悩んだり・・・生きていると、クヨクヨするんです・・・」「勝手にシンドバッドの歌詞なんか乱暴に書いたんだろうなんて言われますけど・・・あれは、メロディーに詩を乗せるのに考えに考え抜いた歌詞なんです・・・」「若いころは、歌謡曲に全く興味が無かった。誰がどんな歌を歌っているのかさえ知らなかった・・・洋楽から入って、くるっと一周してふと回りを見てみると、日本の歌謡曲って、こんな素晴らしいものがいっぱいあったんだということに気づいて、・・・」

 「生きているとクヨクヨするんです。」これが桑田圭祐の言葉?本当かよって思わずにいれなかった。その数日後、イチローが現役を引退。その記者会見の席上で、「オファーが無い中、アメリカでプレーするために準備する。昨年の場所は神戸の球場なんですが、へこむんですよ、やっぱり心が折れるんです・・・」と桑田と同じようなことを言っていた。
そんな言葉を聞いて半分ホッとするような、そして、その言葉に勇気を貰うような・・・俺も、もう少し頑張ってみようと思う。
       
2019年3月28日           笹原 真二

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

友来たる、古き茶房で 束の間の 時は足早 話は尽きぬ

2019-03-06 18:52:56 | Weblog
 3月に入って、雨が多くなりました。3日の日曜日、4日の月曜日、そして今日。

 3日の日曜日、群馬県太田市尾島町から、親友の小堀康ちゃんが来てくれました。彼とは25年ほど前、青年会議所に在籍していた頃、日本JCに出向した時に出会った友達で。同じ委員会に、たしか40名くらいいたのですが、康ちゃんとは妙に気が合って、ずっと付き合っています。

 とは言っても手紙、年に何度か声が聞きたくなっての電話くらいで、会ったのは7年くらい前、一度群馬まで訪ねていったことがあるくらいで。だからJCを卒業してからの202年間で今回が、2回目なわけです。

 そんなお付き合いの仕方が出来る友達がいるっていうことは幸せですね。康ちゃんは、居合道八段の達人、母校明治大学の居合道部の監督もしています。なんで、居合をするようになったの?と尋ねたら、高校1年生の時、部活に入っていない人は草取りをしなければならなくなって、友達が「剣道部の練習をみに行けば草取りをしなくてすむよ」の一言がきっかけ。

 草取りがしたくなかったから、剣道部の練習を見に行って、そのまま剣道ぶに入ってしまったとの事。剣道は二段の腕前。

 大学に入って新入生の部活勧誘で居合道部に連れていかれてそのまま、居合道部に入って、卒業後もずっと続けて、康ちゃん自身、道場も持ってお弟子さんと稽古に励んで今に至っているというお話をしてくれました。居合の達人になったきっかけは「草取りをさぼりたかった」なんか変だけど、ものすごく人間臭くて面白いですね。

 そんな地道な修練が彼の顔を作ったんだと思います。とにかくものすごく良い顔をしているんです。

 日曜日は、旅館倉敷の茶房でお茶を飲みながらしばらく話をして、井原に帰って寄島敬で食事をして、そしてうちに泊まって月曜日の朝、倉敷のホテルまで送って行きました。

 ちなみに何故、康ちゃんが岡山に来たかというと、群馬県のLPガス協会の視察旅行で倉敷に来たということで、災害時、簡単で一番早く使えるエネルギーはプロパンガスなんだと教えてくれました。確かのそうですよね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする