甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

新型コロナウイルス、試練は地球規模、世界はどうする?

2020-02-29 12:06:22 | Weblog
    対岸の火事は?

 昨年末から、中国の武漢市で発生した、新型コロナウイルスによる肺炎は、その時点では、対岸の火事だと思っていたのだが、二カ月経って・・・まさかまさかの全国の小学校、中学校、高校に、3月2日から、春休みまで臨時休校を政府が要請。

 岡山県は、すべての県立の高校、特別支援学校69校を臨時休校にすると発表。井原市においては、すべての中学校5校と市立高校を休校、小学校においては、親の負担が多いと休校は見送られた。

岡山市、倉敷市といった都市部ではない言わば陸の孤島のような井原市まで休校する必要があるのか?というささやかな疑問、同じ条件なのに、中学校は休校、小学校は登校というのもなんか変だ。

ちなみに島根県では、県立高校においては臨時休校せず、県内に感染者が出た場合は直ちに休校にするという判断、小中学校については、各市町村の判断に委ねられた。岡山の場合、ダイアモンドプリンセス号に乗船していた方が16名いて現在、自宅に帰られていることも勘案しての判断なのかもしれない。

 それにしてもよくよく考えてみると、年間900万人にという中国からの観光客が、日本に来ている状況を考えれば、1000万人都市の武漢市からも当然多くの人が観光にビジネスにと来日されているだろうから、もちろん今の状況を予測していた人もいるだろうが、まさかこんな事態にまで、新型コロナウイルスの感染が広がろうとは多くの人が思いもしなかったのではないか。

 これからどうなっていくのか?WHOはパンデミックという言葉は避けたものの非常に危険と発表。世界の工場と言われている中国から発生した新型コロナウイルス、今や世界中がサプライチェーンで繋がっており、ニュースでは、世界経済は減速傾向に向かうだろうと言っているが、減速しない方がおかしい。大抵の場合、経済系のニュースはオブラードに包んだ言い方をする。

国内においては、全国的なスポーツ、文化イベントの自粛要請が出ており、今後2週間は、延期または規模縮小等の対応が必要、サッカーJリーグ、ラグビートップリーグは試合を3月中旬まで延期。大相撲3月場所は、開催、中止、無観客場所のいずれになるかを2日に発表するという。プロ野球のオープン戦は無観客、カープの開幕カード、22日のヤクルト戦のチケットをゲットしているのだが・・・大学の後期入試、高校の一般入試も3月に控えている。

7月24日から開催される東京オリンピック、パラリンピック。5月あたりまでに収束しないことには中止になるのか?延期になるのか?・・・その前に社会生活はどうなるのか?昨年末の対岸の火事は目の前にある。地球規模の大火になるのか?・・・今が転換期なのだろうが、実際には打つ手が見えてこないようだ。   

   平成2年2月28日          笹原 真二
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする