今日、本当に不思議なことが起こりました。5月の連休明けから、井原市高屋町の八幡様の拝殿の瓦工事(奈良大和瓦飛鳥3号)をしています。昨日は大棟の熨斗瓦積み。あと2段残して仕事は終了。梅雨はまだ上がっていないとはいえ、週間予報は晴れマークばかり、毎日、雨が降ろうが降るまいがシート養生をしていたのに、昨日にかぎって、棟に熨斗積みの鳥居を組んでいるからシートを掛けにくいのと、一昨日からの暑さで疲れもあり、「予報から言えば雨は無い」とシート養生をせずに帰りました。ところが、夜中の3時、はげしい雨音で目がさめました。大雨が。拝殿の天井にはすでに屋久杉の格天井が仕上げてある。雨漏りのシミでもつけようものならとんでもないことになります。すぐ、車を走らせ八幡様に。起きてから15分は経っていたと思います。八幡様の500mくらい手前から、雨があまり降らなくなりました。着いてみると境内は雨が降っていない。シートを持って屋根に上がると瓦は全く濡れていません。幸いに境内の外灯と遠くで光る雷の稲光で夜中にしてはかなり明るく、シートを細切れに切っての養生は10分くらいで終えることができました。そのシート養生が終えた頃に雨が。あっという間に土砂降り。屋根から下りて車に乗り込む間にびしょ濡れ。こんなことってあるの?奇跡のような出来事でした。その後、午前6時には大雨洪水警報が発令、9時頃、雨は上がりましたが。昨日、横着をせず、シート養生をしておけば、夜中に飛び起きてあせることもなかったのですが・・・八幡様の神様は私が来るまで、雨を止めてくれていた。本当に信じられないような出来事でした。「ズボラをするな!横着なことするな!」という神様からのメッセージだったのではないかと思います。