甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

ウクライナ 涙を誘う 映像に 出来ることはと 償いの寄付 

2022-03-28 19:23:00 | Weblog
    おじさん達は、お話はしているけど助けてくれない。

 10日ほど前、仕事から帰って、お袋にウクライナ状況に進展があったかを聞いてみると、「小さな女の子が、「おじさん達は、お話はしているけど助けてくれない。」と言っていた。どうにかならんのかのう?」と。

 NATOもアメリカのバイデン大統領も、第三次世界大戦、核戦争に発展しかねないと、軍事介入には及び腰。強力な経済制裁も、かつて無い規模でロシアに課しているが、結果には結びつかず、ウクライナで戦火は悪化する一方だ。
 
 ロシアが侵攻を始めてからのニュース。防空壕で幼い女の子が「死にたくない。生きたい。」と涙をいっぱいためながら話していた。家族とキエフから車で避難していた幼い男の子も、涙をこらえながら「パパはキエフに残って、英雄(ウクライナ軍の兵士)たちを、助ける仕事をしている。」そんな映像が頭から離れない。
 
 毎日、ウクライナ情報は、政治評論家、軍事評論家、ロシア問題の研究家等々の人たちが、様々なテレビ局の番組に出ては同じような評論をしている。ミサイル攻撃、ロシアのヘリコプターが低空飛行をしながら威嚇する様子、ウクライナの人たちが避難する映像を見ながら、「ウクライナ軍は善戦しているが、キエフが陥落するのはやはり時間の問題等々」とまるでワイドショウを見ているようだ。日本も同じで「おじさん達は、お話はしているけど助けてくれない。」
 
 3月1日、自分に出来ることは何か、東日本大震災の時、台湾の人たちが日本に大きな支援をしてくれたことが思い出された。早速、ウクライナ大使館を検索して寄付金の口座を調べ、わずかの金額ではあるが寄付をさせてもらった。
 
 昨日、NHKの日曜討論でのこと、評論家が「アメリカは関わりたくない。キエフが4日程度で陥落すると思っていた。アフガニスタンのことがあったからゼレンスキーも逃げてプーチンの傀儡政権が出来ると読んでいた。ところが、今やゼレンスキーは英雄になり、ウクライナ軍は善戦している。アメリカにとって誤算だったのでは。」なんとも言い難い嫌な評論だ。さらに「NATOは、武器の提供はするが派兵はしたくない。世界のウクライナ擁護の世論。そんなことを議論している間にも犠牲は増え続けている。このまま「ウクライナを見捨てていいのか?」という大きな葛藤を西側は抱えている。」

 停戦が実現した場合、「プーチンの英断!」などというニュースが流れはしないか?今秋のG20にはプーチンは出席の意向だという。戦争犯罪者にしか見えないプーチン対して世界は、どう対処するのか?

「プーチンは政権の座に留まるべきでない。」バイデン大統領の発言が不適切だと報道されているが、世界中の多くの人が、そう思っているのではないか・・・マスコミも同じだ「おじさん達は、お話はしているけど助けてくれない。」
        
                          令和4年3月28日          笹原 真二
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