甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

福の神 貧乏神も すべて〇 山里の夢 天族降臨

2019-12-28 21:48:27 | Weblog
  福の神?天族降臨

今年出逢った人で、変なおじさん、清水紹音(じょうおん)68歳は音楽プロデューサーで、おーらい(往来)レコードの社長、その清水さんが昨年、大阪から、井原市芳井町下鴫というド田舎へ引っ越してきた。それだけで十分変なのだが・・・

 10月19日、JAZZピアニストの谷川賢作さん(詩人の谷川俊太郎さんの長男)率いるアバウトタイム假屋崎郁子(アコーディオン)森下あや(クラリネット)竹内ふみの(バイオリン)宮本香保里(パーカッション)中村仁美(コントラバス)そしてボーカルの大塚ひろ子のコンサート(チケット2500円)は、キャパ500席に対して客数は200名ほどだったが、とても盛り上がったコンサートとなった。だから余計に残った300席があまりに勿体無く感じられた。
 
2か月後の12月19日には、谷川さんのクリスマスライブ(チケット2500円)が、下鴫の紹音さんの自宅で開かれた。40席予定の客数は35名ほど?これもまた素敵なひと時となった。ライブ後の交流会もご機嫌な時間を過ごすことが出来た。

1週間前、忘年会の席で久しぶりに会った美星町の山室さんに「幸せな気分になれるライブだから、是非来て!」と言うと気持ちよく「分かった、行く。」と言って来てくれた。交流会の席で、その山室さんに「井原市は井原、芳井、美星が合併して井原市になったんだから、美星でも音楽が奏でる町にならんといかんでしょ、だから美星でもコンサートをせんといかん!山室さん、やってよ!」「分かった!美星でもやるよ!」谷川さんも「美星、行きたい!」そんな調子で日程はともかく美星公演が決まった。

 すると5日後の24日、紹音さんからメールが「賢作さんと相談しました。8月1日2日の土日で賢作さん、大塚ひろ子、宮本緒理で、どうでしょうか?芳井と美星で」

翌日、山室さんに連絡「分かった!やる。でも手伝ってくれんといけんど!」「わかりました。もちろんお手伝いします!」てなことで、井原での2日連続ライブが決まった。

 谷川さんはMCで、「井原に、清水紹音が、降臨してきました。地元の皆さんには、ご迷惑をおかけすると思いますが、彼を見捨てないでください!」と2回のライブで何度となく言っていた。
 
先日、紹音さんに電話すると友達の家に居候しているという。「今、広島。私、お金持ってなくて、借金だけなのね。下鴫にいるとお金ないからひもじい思いしなきゃならないから、居候してご飯食べさせてもらっているの。」開いた口が塞がらないというか?友達の家に行く旅費はどうしたのって言いたくなる。

 紹音さんは、欲がないのか?チケットの販売にしても12月のミニライブの時は、うちへ3日前に持って来た。10日程前には持ってくるはずだったのに。

10月の時も、キャパが大きいのだから、最低でもひと月前と踏んでいたのに20日前・・・コンサート3日前に、チケットの販売予測をした時には150枚くらいだった。300枚が損益分岐点と言っていた、自分のことなのに無責任というか・・・「なんで俺が、他人ごとのことなのに、こんなに心配せんといかんの?」という気分だった。それは同じように手伝いに入っていた妹尾啓祐さんも同じ思いだった。

 そんな思いを、紹音さんと長い付き合いのある、陶芸家の茂谷さんに電話すると「彼は、何と言うかそういう流儀なの。どういえば分かるかな?例えると、とんでもなく美人の良い女性が、なんであんなどうしようもない男に引っ掛かっているんだということが極稀にあるでしょ。そんな感じかな」腑に落ちた、ものすごく分かりやすい説明だった。紹音さんは、あれで良いのだ。

「下鴫の私の家で、大阪でお店やっている面白いママさんがいるから、月に1回、ママさんやってもらって月一の居酒屋をやろうかと思っている。年が明けて1月5日の午後2時くらいから・・・是非来て!」等等、面白い企画を出すのだが、商才はないようなのだ。「清水紹音は金は持っていない」(紹音さんに近い人たちの話)

福の神が52%、取り付き、残りの48%、貧乏神に取り付かれているのかもしれない。紹音さんが、提供してくれる音楽は本当に良いのだ。コンサートも良かった。何枚かCDも聴いたが、涙が出そうになるような情感豊かなCDもいっぱいある。だから、福の神が52%なのだ。

紹音さんのことばかり書いていたが、「お前は、どうなの?」と問われれば、俺は、ちゃんと福の神が付いてくれているのだろうか?振り返ってみれば、けっこう貧乏神に好かれている時期が長かったように感じている。いや、今現在も貧乏神と格闘しているのかもしれない。
 
    令和元年12月28日             笹原 真二
追伸

今までに150枚ものCDを出しているそうだ。当然ながら?かなりの在庫あるようだ。知る人ぞ知るおーらい(往来)レコードだろうが、全く持って無名と言ってもいいだろう。しかし良いCDがいっぱいあります。とても素敵なコンサートも企画してくれます。みなさん、是非、福の神と貧乏神に取り付かれている愛すべき「清水紹音」プロデュースのCDのご購入をお願いします。取次は一銭にもなりませんが私がします。もちろんコンサートも是非、やってください。

平成31年と、令和元年、お陰様で面白い1年となりました。大感謝です!
コメント (1)
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