甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

見ていれぬ 独裁政治の 成れの果て まかり通らす 弱者いじめ

2022-02-27 10:36:59 | Weblog
    こんなことが、あっていいの?

 ロシアの圧倒的な兵力を持ってウクライナに攻め込んだプーチン。ミサイルを撃ち込んだ後、北、東、西の三方から、地上部隊を投入して首都キエフをすでに取り囲んでいるという。

 様々なニュース報道を見て、「こんなことが、あっていいの?こんなことを許す国際社会であっていいの?」と悲しくなってくる。

 NATO加盟を打ち出したウクライナに対して、それを阻止したいプーチンは、ロシア系住民に対してジェノサイドをしている等の難癖を付け、平和維持軍と称して、ウクライナに侵攻を始めた。これは弱い者いじめにしか見えない。

 当然ウクライナ国内において、EU派、ロシア派の考えの違いもあるだろうし、ロシアがクリミア半島を占拠したあとは、東部は混乱し内戦状況が続いていたようだが、そんな状況を差し引いても、平和維持軍とは呆れてものが言えない。

 そんなロシアに対して、欧米NATOは、ロシアの条件はNOだ。アメリカは昨年11月には。ウクライナには派兵しないと表明。EUも同じでNATOに加盟したいと表明しているウクライナであっても。未加盟のウクライナとロシアの戦争には巻き込まれたくないと逃げ腰。もっともらしい言い訳「強力な経済制裁を課す」には日本も同調。クリミア侵攻の時も「強力な経済制裁」を課したはずだが、実効性はあったのか?クリミアはロシアに占領されたままだ。

 今、本当にウクライナがして欲しい援助は、援軍であり、武器の供与のはずだ。水面下で武器の供与は始まっているというが、こんな暴挙を受けているウクライナに対して水面下での援助っておかしくないだろうか?プーチンの脅しに対し、腰が引けているNATOの対応も寂しくなってくる。

 ニュースでは、経済制裁の影響について、今後世界中で石油、ガス、食料が値上がりする。イタリアでは、ガス料金が3倍高騰したと不安をあおる。しかし、ロシアの蛮行によってウクライナでは街を破壊され、逃げ惑う人達のことを思えば、それにも耐えて行かなければならない。

 更には、ある番組で、ウクライナのゼレンスキー大統領は、国民を戦争に巻き込んだということに対して、施政者として失格なのではないかという発言もあった。なるほどと半分思わせる言葉だったが、自国の主権をロシアが侵害しようとしたことに抵抗した。当然のことをしただけだ、施政者失格かどうかは、ウクライナの国民が判断することだ。ゼレンスキー大統領が示した本質は間違っていないと。今、これが、社会、世界に対して大きく問われているのではないか。プーチンの弱い者いじめが、勝つか負けるか・・・

 ロシアが侵攻した夜、倅に問うてみた「日本も、ウクライナと同じ状況にあるんじゃない?」
                              
                                 令和4年2月28日   笹原 真二
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