Sweet Carolineがやってきた。
アメリカのジョンFケネディ元大統領の長女、キャロライン・ケネディ氏(55歳)が新駐日大使として15日着任した。
彼女は、米国の政治史にも特筆されるケネディ家の品格を感じさせてくれる。しかしその一方で、外交はもちろん政治経験は無いという。そんな彼女への任命は、日米双方で歓迎する一方、外交手腕は未知数として懐疑的な見方も少なからずあったと、新聞、TVニュース等でも報道された。
1978年初来日、20歳の大学生だった彼女は叔父のエドワード・ケネディ上院議員と広島を訪れた。原爆史料館では1人遅れ被爆者の遺品に見入ったという。
9月19日、彼女の人事承認をめぐる上院外交委員会の公聴会では、広島を訪れた時のことを「大きく心を揺さぶられた」と発言。今月13日の動画サイトでも「広島訪問を契機に、平和な世界の実現に貢献したいと願うようになった」と話している。
オバマ大統領は、2009年4月プラハでの「核廃絶」や「グリーンニューディール政策」(地球温暖化防止への取り組み方)の演説が評価され同年10月ノーベル平和賞が授与された。しかし現実の世界情勢は、核抑止力に頼らざるを得ない状況だ。受賞後も米国では、臨界前核実験は行われ、理想と現実の狭間で揺れ動いている。
そんな中、オバマ大統領はキャロラインを駐日大使に指名した。彼女は再び広島を訪れるだろう。今年、ジョン・ルース前駐日大使が、広島での平和記念式典にアメリカの駐日大使として初めて参列した。来年はキャロラインが参列する。近い将来、オバマ大統領に米国大統領としての広島訪問を進言してくれるのではないだろうか。そして、今度は広島から、オバマ大統領が「核廃絶」に向けた2回目のメッセージを世界に向けて発信する。
それがキャロライン・ケネディ―駐日大使に与えられた使命なのではないか。
Sweet Caroline
Good time never seemed so good
I’ve been inclined believe
They never would
かわいい キャロライン
こんなに すばらしいひとときを一緒に
過ごせるのを 僕は信じるようになってきたよ
みんな 信じていなかったけれど
二―ル・ダイヤモンドが、ホワイトハウスで遊ぶキャロラインの愛くるしい映像を見て作ったといわれる「Sweet Caroline」。その第二章が日本で始まった。
2013年11月28日 笹原 真二
アメリカのジョンFケネディ元大統領の長女、キャロライン・ケネディ氏(55歳)が新駐日大使として15日着任した。
彼女は、米国の政治史にも特筆されるケネディ家の品格を感じさせてくれる。しかしその一方で、外交はもちろん政治経験は無いという。そんな彼女への任命は、日米双方で歓迎する一方、外交手腕は未知数として懐疑的な見方も少なからずあったと、新聞、TVニュース等でも報道された。
1978年初来日、20歳の大学生だった彼女は叔父のエドワード・ケネディ上院議員と広島を訪れた。原爆史料館では1人遅れ被爆者の遺品に見入ったという。
9月19日、彼女の人事承認をめぐる上院外交委員会の公聴会では、広島を訪れた時のことを「大きく心を揺さぶられた」と発言。今月13日の動画サイトでも「広島訪問を契機に、平和な世界の実現に貢献したいと願うようになった」と話している。
オバマ大統領は、2009年4月プラハでの「核廃絶」や「グリーンニューディール政策」(地球温暖化防止への取り組み方)の演説が評価され同年10月ノーベル平和賞が授与された。しかし現実の世界情勢は、核抑止力に頼らざるを得ない状況だ。受賞後も米国では、臨界前核実験は行われ、理想と現実の狭間で揺れ動いている。
そんな中、オバマ大統領はキャロラインを駐日大使に指名した。彼女は再び広島を訪れるだろう。今年、ジョン・ルース前駐日大使が、広島での平和記念式典にアメリカの駐日大使として初めて参列した。来年はキャロラインが参列する。近い将来、オバマ大統領に米国大統領としての広島訪問を進言してくれるのではないだろうか。そして、今度は広島から、オバマ大統領が「核廃絶」に向けた2回目のメッセージを世界に向けて発信する。
それがキャロライン・ケネディ―駐日大使に与えられた使命なのではないか。
Sweet Caroline
Good time never seemed so good
I’ve been inclined believe
They never would
かわいい キャロライン
こんなに すばらしいひとときを一緒に
過ごせるのを 僕は信じるようになってきたよ
みんな 信じていなかったけれど
二―ル・ダイヤモンドが、ホワイトハウスで遊ぶキャロラインの愛くるしい映像を見て作ったといわれる「Sweet Caroline」。その第二章が日本で始まった。
2013年11月28日 笹原 真二